米国工科大学の御三家
アメリカ合衆国における大学史に代表される、工科大学の御三家がある。
カリフォルニア工科大学 California Institute of Technology
ジョージア工科大学
Georgia Institute of Technology
マサチューセッツ工科大学Massachusetts Institute of Technology
それぞれが州を代表する名門校であるだけでなく、世界の一流大学からリスペクトされている超名門大学でもある。
そして、この御三家は…それぞれの歴史の中で独自性のある飛躍的活躍が…度々、話題に成って来ました。
さて、今回は…比較的 私立大学が多いアメリカ国内にあって、御三家の中で唯一の州立である「ジョージア工科大学」について話をしてみたいと思います。
アメリカ合衆国の元大統領であるジミーカーター氏(私の郷土にも訪れた事がある唯一の大統領)を輩出した、この大学は多くの著名なNASA宇宙飛行士やプロアスリート達を卒業生に持っており、州立大学の規模としてもトップクラスです。
ジョージア州のアトランタ市の西側に広がる広大なキャンパスには世界中から優秀な学生や研究者が集まって来ており、特に…「コンピューターサイエンス」や「航空宇宙工学」は現代の世相を反映して、人気が集中している様に思われます。
キャンパス内の設備に関しても年々充実化してきており、エンジニアリング分野での多岐にわたる高度な研究が、著名教授達によって行われており世界から注目を集めております。
近年の入学難易度において人気が更に高まり、入学倍率は連続上昇し続けて合格率はわずかである。
一年次入学生の高校在学時の学年順位で上位10%内に位置していた学生の数が全体の95%を占め、高校在学時に大学の授業を受けていた生徒の数が全体の99%を占める。
私は…この大学(キャンパス)が、1996年のアトランタ オリンピックで 競技場や選手村として使用された時に知り、アメリカ合衆国 (第39代) 大統領が2002年にノーベル平和賞を受賞された際に再認識し、2010年に、その前年の試合中に大怪我で引退した赤星憲広(野球選手)の後を継ぐ様に、阪神タイガースに入団したマートン(マシュー・ヘンリー・マートン)が、この大学からボストン・レッドソックスにドラフト一巡目で入団した事実を知り、そして更に彼(息子)が…コロナ禍になる前の年に、この大学を「数学」と「コンピューターサイエンス」のダブルメジャーで卒業した事により…なんとも表現し難い「縁」を感じずにはいられないのである。