24.堪忍袋の緒が切れたプーチン、DSへの反撃を開始か。
最近のマスメディアは、コロナよりロシアとウクライナの話題でもちきりになりましたね。コロナで騙し続けるのが難しくなってきたので、次のフェーズに移行したのかなとも思います。
戦争を煽って人々を恐怖に陥れて、軍隊が必要だという意識を煽り、改憲への流れをつくる仕掛けなのかもしれません。
自分がいわゆる支配層(DS、彼ら、金融資本家)の奴隷に過ぎなかったと気づいた側からしてみれば、この戦争にも「彼ら(DS)」の企みが仕組まれているという視点から考察せざるを得ません。
というわけで考えてみたのですが、まず、マスメディアの「ロシアがウクライナに侵攻した」というフレーズに違和感を感じます。本当にそうなのかということです。
そもそもプーチン大統領が善い人なのか悪い人なのかは今のところわかりませんが、自分が悪く言われるのをわかっていながら、ノコノコとウクライナに侵攻するほど頭の悪い人だとは思えないのです。
それで背景を調べてみました。
で、思ったことは、陸続きの国は大変だなぁということです。ヨーロッパの国境では、常にいざこざが起きていて、気が抜けない状態なのですね。
また、ナチスはヒトラーで終わったのかと思っていましたが、終わっていないのですね。今でも地球のどこかでジェノサイドが行われている。海に囲まれた日本に生まれてよかったと思いました。
プーチン大統領の軍事行動開始演説の日本語訳を聞いたり読んだりしてみて、ヨーロッパの紛争の状況がよくわかりました。
ロシアは過去30年間、NATO(北大西洋条約機構)の主要国との間で、ヨーロッパにおいて対等な安全保障の原則について、辛抱強く合意を形成しようとしてきたとのことです。
ところがNATOはそれに応じようとはせず、ロシアの国境近くまで軍備を拡大し続けているというのです。
なぜNATOが平和を望まないかというと、それはNATOがいわゆる「戦争屋(DS)」のシステムの一部だからとプーチン大統領はみています。
NATOは1999年には国連安全保障理事会の承認なしに78日間に渡ってユーゴスラビアのベオグラードを空爆しましたし、その後もNATOは正当な理由もないままにイラク、リビア、シリアなども攻撃しています。
たとえばイラクは、大量破壊兵器が存在するという嘘を口実に攻撃されましたね。そのために多くのイラク国民とアメリカ兵の命が奪われました。
イラクは1958年に王政を倒し、英米資本の支配下にあった「イラク石油会社」を国有化していった国ですから、英米資本からみれば潰したかったのでしょうね。戦後、フセイン大統領は処刑されてしまいました。
リビアのカダフィ大佐も「中東の狂犬」と欧米メディアにネガティブ・キャンペーンされて殺されてしまいましたが、よくよく調べてみると、彼は国民から慕われていた人だったのですよね。
彼も欧米に媚びる王政を倒し、宗教のくびきから国民を解放し、潤沢な石油資源の恩恵を国民に与えたのです。
彼らは外国資本の流入を防いで、できるだけ国内資本を育成しようとした人たちです。こういう人たちは欧米の金融資本や石油資本(DS)にとっては厄介な存在ですから、悪者として仕立てられて、処刑されるのが当然という風潮を、マスメディアによって作られてきたのですよね。
で、留意しておいていただきたいポイントは、NATOが上記の国々を攻撃したときは、まず水や電気の供給などインフラ全体を破壊し、民衆に被害を与えたということです。
今回、ロシアはそれをやっていません。単純に侵攻するつもりなら、インフラを破壊するはずなのに。
要するに、プーチン大統領の目的はウクライナ領土の征服ではないということなのです。
そのことも宣戦布告演説で語られています。彼が望んでいるのはウクライナの「非武装化」と「非ナチ化」とのことです。
「非武装化」とは、アメリカ(DS)が資本を出しているウクライナの軍事施設や生物兵器研究所などの撤廃です。なぜなら、それらはロシアを狙っていることが明白だからです。国境を接しているロシア側からしてみれば、脅威を感じるのは当然のことではないでしょうか。
「非ナチ化」とは、事の発端は2014年に遡ります。その年、ウクライナではクーデターがありました。
当時のウクライナでは、ヤヌコーヴィチ大統領がEU(西側の国家連合)との提携協定への署名を行わなかったことに反対する運動が起こっていました。
後にヤヌコーヴィチ大統領はオリバー・ストーン監督のドキュメンタリー映画『ウクライナ・オン・ファイヤー』の中で語っていますが、EUからウクライナにとって不利な条件を提示されていたため署名を行わなかったそうで、ロシアに助けを求めていたとのことです。しかし、民主主義を望む人々からの反発があったそうです。
今から考えると、もはやロシアはソ連とは違う国になっており、それなりに自由な国なのですが、それを知らなかった人々も多かったのですね。いまの日本の人々も知らないと思います。むしろ、いまの日本より自由なのではないかと私は思うほどなんですが。それは後で説明します。
で、その政府に対する反対運動に乗じて、EUの思い通りにならないウクライナを不満に思うDS側の人間が、わざと騒ぎを大きくして政府を転覆させたというわけなんです。憲法を無視してヤヌコーヴィチ大統領は罷免され、EUによって大統領代理まで決められてしまいました。そして新政府の大臣ポストに任命されたのが、いわゆる「ネオナチ」として知られていた極右の党の幹部たちだったのです。
これが民主主義と言えるのでしょうか。それが世界に通ってしまうことが不思議です。
これを切っ掛けに、ウクライナには欧米の資本家たちがなだれ込み、「ネオナチ」を私兵として雇ってやりたい放題やることになったというわけです。いわゆるマフィアのようなものですから、普通の人々にとっては恐怖を感じる存在です。
特にウクライナの東部には、ロシア系の住民が多く、「ネオナチ」による虐めが横行して、人々の悩みの種だったそうです。プーチン大統領もそれには心を痛めており、何とかしたいという思いが強かったようです。
以上はわかりやすいようにいろいろ省略してポイントだけを簡単にまとめたものですので、詳細はご自分で調べてみてください。以下の動画も参考になります。
■ドキュメンタリー映画『ウクライナ・オン・ファイヤー』
で、プーチン大統領はウクライナの人々が安心して暮らすことができるように、ウクライナから「ネオナチ」を追い出したいと考えているようです。
そして、彼が最も望んでいることは、DSの悪行を明るみに出し、その活動の息の根を止めたいということなのだと私は思います。
彼の軍事行動開始演説から伝わって来ることは、DS(金融資本家、EU、NATO)が好き放題やっても、世界の誰もそれを糾弾することがないという憤りです。ユーゴスラビアやイラクやリビアで起こったDSによる犯罪を罰する者が誰もいないのです。
いちおう国際平和と安全保障をする機関として国際連合という組織はありますが、それもDSがつくった組織として今では知られることとなっています。そうです、この世界には警察がいないのです。
プーチン大統領は、この世界には「規範・倫理・モラル」というものがないのかと語ります。彼は人間が本来持ち合わせているだろう「規範・倫理・モラル」を頼りに西側の国家グループと対話を試みてきたとのことです。しかしそれは「冷笑的に無視されてきた」といいます。
彼はそれを「倫理の退化」「人間性の喪失」と表現しています。そして彼は強調します。「彼らは人は金で買収できると思っている。しかし、そうではない人々もいるのだ」と。
以上の発言から、私はプーチン大統領は哲学している人だと思いました。なぜなら彼は「規範・倫理・モラル」の重要性を理解していると思えるからです。たぶん、彼の「軸」はそこにあると思います。
そのことを垣間見ることができる動画もありました。
■原爆投下の映像に拍手するオバマと、犠牲者をいたみ十字を切るプーチン
誰が見ているわけでもないのに、咄嗟にこのようなことができるというのは、常日頃「倫理」について考えている証だと思います。
彼の軸のある行動は、大統領になってからの功績にも現れています。彼の前のエリツィン大統領は、旧ソ連邦の鉱山、石油、天然ガス、インフラ、国営企業などを欧米(DS)に売り渡してしまっていましたが、プーチン大統領はこれらを買い戻して再び国有化し、ロシア経済を立て直しました。
さらに、遺伝子組み換え作物の輸入を禁止し、国民には週末に家庭菜園をやるよう勧めて農薬を使わない作物を自給自足できる方向で生活を考えるよう促していたのです。私も今回いろいろ調べてそれを知って驚きました。
かくしてロシアはいま、エネルギーも食料も自給自足できる「自立」した国になっていたというわけです。たった20年でそれだけのことをやり遂げていたのです。素晴らしいリーダー力ではありませんか。
「遺伝子組み換え食品世界一」「食品添加物世界一」「農薬使用量世界一」「放射能世界一」の日本からみると羨ましい限りです。日本は完全にDSの言いなりで、大切なお金をDSに流し続けていますから…。日本はDSの傀儡政権です。
ウクライナもDSの傀儡政権です。2014年にウクライナに入り込んだDSの手先のマフィアは、ウクライナの資産をDSへ横流しして儲け続けていました。天然ガス利権にはアメリカのバイデン大統領親子が関係していたことが、いま話題になっていますよね。
そして2019年、マフィアが資金を出して、テレビタレントとして人気のあったゼレンスキー氏を大統領にしたというわけです。当然彼はDSのために働く売国奴。
プーチン大統領は、ロシア国内にもまだお金のために買収される売国奴がいることを知っており、売国奴を追い出す作業は着々と進めているようです。そして彼は次のようにも述べています。
「人間、誰もがお金のために買収されるわけではない。大企業体(DS)がそう考えているのなら、それは間違いだ」と。
さらに「多くの国は大企業体(DS)に取り込まれているため国民のために動いてはいない。国を売り払っている。大企業体(DS)はロシアにも迫ってきているが、ロシアは屈しない。私たちはロシアの主権を守る」と。
アメリカもNATOもEUも国家の枠を超えた大企業体(DS)に属する金融軍産複合体です。つまり兵器を売って儲ける利益団体です。だから、NATOも表向きは平和のための団体といわれていますが、実際は戦争を勃発させる方向で外交を行っています。
日本でゼレンスキー大統領のビデオ演説が行われた際、政治家たちがスタオベをしていましたが、その進行台本がネット上で出回っていたのを見ました。で、台本にきっちりと「ここでスタオベ」と書かれていました。
そして予想どおりウクライナへ多額の支援金を送ってしまいましたね。あのお金が何に使われるかというと、兵器を買うためです。送ったお金は軍産複合体に入り、彼らは大儲けです。
本当に戦争を終わらせたかったら、ウクライナへお金を送ってはいけないのです。よく考えていただきたいのです。ウクライナに武器がなくなれば、戦争は終わるのです。これ以上傷つく人が出て欲しくないです。
また、日本は世界に先駆けてロシアへの経済制裁を宣言して、アメリカに「日本は対ロシアのトップの位置にある」とまで言われました。わざわざロシアに宣戦布告して、何が嬉しいのでしょうかね。この構図を的確に表現した風刺画がネット上に出回っていて、注目されていました。
ちなみに、世界の半数以上の国はロシアへの経済制裁に参加していません。
次の画像を見てください。
つまり、ロシアは経済制裁に参加していない国と付き合っていけばいいだけの話で、SWIFT(国際銀行間通信協会)によって銀行が排除されて送金ができなくなっても、「すみませ〜ん、送金できなくされてしまったので、支払いできませ〜ん。送金したいんですけどね〜」で済んでしまうわけです。
で、さらにプーチン大統領は、この機会に金本位制にして経済制裁に参加している国の天然ガスの支払いをルーブルや金にしたことで世界経済の中心を経済制裁に参加していない国々(友好国)に移すことに成功したのではないかと思います。
ということは、これは金融経済の終わりの始まり、西側経済の崩壊に繋がるのかもしれません。まるで4次元チェス、鮮やかなお手並みです。
ウクライナをはじめ、世界で繰り広げられて来たDSの横暴や、今回の事態に至った伏線や経緯を考えれば、この戦争の本質が見えてきます。ですから世界の半数以上の国は対ロシアの経済制裁に参加していないのです。
特に長年戦争を仕掛けられて国をメチャクチャにされる脅威に晒されてきた中東の国々はプーチン大統領を英雄と思っているかもしれません。
また、ロシア軍がウクライナの人々を虐殺しているというような報道がマスメディアでされていますが、フェイクだと思います。
なぜなら、マスメディアはDSの広報機関に過ぎないということが明らかだからです。ロシアを悪者にして戦争を煽っているのです。騙されないでください。
そもそもロシア軍が人々を虐殺しなければならない理由がありません。そんなことをすれば非難されることは重々承知しているはずです。ロシア軍がやっているのは、生物兵器研究所や核兵器製造工場の捜査と封鎖だと思います。その捜査の結果は、いずれ公開されることになるでしょうが、本当に戦争を早く終わらせたいのであれば、ゼレンスキー大統領が「ネオナチを解散させます」「ロシア系住民虐めは二度としません」「生物兵器の開発を止めます」「ロシア向けのミサイルを撤廃して、ウクライナを緩衝地帯に戻します」と言えばいいだけの話だと思いませんか?
いずれにしても、SNSがこれほどまでに発展してきたいま、探せば真実を見つけることができる状況になっています。
いま起きている戦争は情報戦でもあると思います。判断を間違えれば、私たちも巻き込まれ痛い目にあいます。自分の頭で考えて生き方を判断してください。
そのためには「自分軸」が必要です。「自分軸」とは何かというと、プーチン大統領のいう「規範・倫理・モラル」です。「良識(コモンセンス)」ともいいます。
これからどんな理不尽なことが起こっても、その「良識(コモンセンス)」を持ち合わせた人は必ずいます。それは国の枠を超えています。これからは、そういう人たちと繋がって生きていけるかどうかが生き残る道だと私は考えています。
いまプーチン大統領を悪魔のように言っている人々もいますが、まるで第二次世界大戦中「鬼畜米兵」と言っていた人々を思い起こします。戦後、それが180度変わったことを忘れないでください。
事態はプーチン大統領が悪いとか、そういったレベルの話ではありません。これから価値の大転換が起こるのは間違いないと思います。そのときに後悔しないためには、自分の考えに自信がもてるようにしておく必要があると思うのです。
この機会に、プーチン大統領の言い分も充分聞いて、自分の頭で考えて判断することをお勧めします。
マスメディアでは絶対に公表されることのないプーチン大統領の生の声をエンドゥさんという方が翻訳してくださっています。
■プーチンの軍事行動開始演説(要約)と解説
■ 【プーチン大統領3月16日談話】ウクライナとの戦争、市民を抑圧する存在について まとめ
プーチン大統領が正義を行っているかどうかは、上記の彼の主張、下記の歴代のアメリカ大統領のことも鑑みて、客観的かつ公平にみた皆さんの判断にお任せします。
裁判所でよく目にする「法の女神」の像を思い出してください。女神は目隠しをしています。それは、彼女が前に立つ者の顔を見ないことを示し、法は貧富や権力の有無に関わらず、万人に等しく適用されるという「法の下の平等」と「客観性」の法理念を表しています。
そして彼女は片方の手に「天秤」、もう片方の手には「剣」を持っています。「天秤」は正邪を測る「正義」を、剣は「力」を象徴していて、「剣なき秤は無力、秤なき剣は暴力」に過ぎず、正義と力が法の両輪であることを表しています。
そうです、「法」にはそれを正す「剣」も必要だったのです。何でも話し合いで解決するという考え方は、この世界では通用しなかったのです。プーチン大統領は何十年にも渡って話し合いにトライし続けてきましたが、すべて反故にされてきたとのことです。
で、彼はこのままではロシアの主権を守ることができなくなると判断し、苦渋の決断で「力」を使うことに踏み切ったといいます。
それはとても勇気がいることだったと思います。信仰が深い彼にとってはできることなら避けたいことであったと思います。しかし彼は踏み切った。
これは私的な意見ですが、彼の心の中は苦しみに満ちていると思います。彼も引き返すことのできないルビコン川を渡ったのだと思います。私はそこに武士道を見ています。
彼もフセイン大統領やカダフィ大佐のように殺されてしまうことになるかもしれません。ロシアの国力がDS(欧米)より強いことを願います。こういうとき、庶民は無力だと思います。私たちは彼のために祈ることしかできません。何に対して祈るかはわかりませんが、「祈る」という行為には、人間の根源的なものがあるかもしれないと、今回の経験を通して思い至りました。
とはいえ、プーチン大統領の行為は、結果的に現行の金融経済を終焉させ、NWO(新世界秩序)への流れを加速させたことも事実で、それが世界の人々にとって良かったのかどうか、それはこれからの事態をみてみなければわからないことだとも思います。
いずれにしても、これから起こる大変動、価値観の混乱の時代、心の平和を保って生きるためには、自分の頭で考える訓練をしておくことは重要なことだと思うのです。進む道を間違えないためにも。