もう自分にウソをつきたくない
自分を見ない。
自分を押し殺す。
とにかく周りに合わせて生きる。
そうするしかなかった。
広い意味で、自分に対してウソをついていたと思う。
自分に対する偽りがあった。
小さい頃からこれを繰り返したのち、
いつだったか、
突然自分の中の自分が叫びたくなった。
もうウソをつきたくない!
そこから私の癒しの旅は始まった。
すでに対人援助の仕事をスタートさせていた。
本格的に自分と向き合い、意識して自分の面倒をみるようになったのが遅かったと思う。
本当の自分を知るため、
自分の意思でなんでもいいから色んなことをやってみるという必要がある。
大人になってから試行錯誤を重ねていくのは決して平坦な道のりではない。
そんなトシになって…と言われそうなタイミングで、ようやく自分なりにチャレンジして、ナニカ新しいことを始めたり、始めたナニカをやめる…。
たまに成果も得られるけれど、時にそれは世間の評価とは違ってくる。
もっと小さい時に大人に見守れながらいろんなことにチャレンジしたかった。
なんで今になって…。
そう思うこともある。
でも私は、自分にウソをつき続けるよりいいと思うのだ。
きっと、自分がこの世界を離れるときに取り返しのつかない後悔になるって思うから。
世間からはどんなに不器用にみえても、とにかくコレってその時思ったことをがむしゃらにやってみるってほうが、そんな自分を励ましたくなるエネルギーも湧いてくるように思う。
まずウソをつきたくないという思いを大事にすることからスタート。
こんなのやってられない。
そう言いながら悶々と日々過ごすだけで終わりにしたくない。
ウソをつかずに過ごす時間が積み重なっていくほど、これまで自分が押し殺していたであろう気持ちが不意をついて出る。
自分にだけはウソをつきたくない!
今日もまたそう叫びたくなるかもしれない。