反応的にならないための5秒ルール
日々、私たちは、様々な刺激に触れています。
目にするもの、耳にするもの。
触れるもの。
スマホをはじめ、インターネットへのアクセスが容易になるほどに、情報という刺激が濁流のように押し寄せているのが現状です。
その中で、他者の発言、言動という刺激は、有益なものになることこそあれ、現実はなかなか厄介なものです。
『他者』が複数になればなおさらです。
反応的な生き方は辛いです。
他者の言動の一つ一つに反応して、心にさざなみが大なり小なり起きます。
そのさざなみに、一喜一憂する。これが『反応』です。
反応している自分に気づくことすらも、後からストレスに感じさえします。
そんな、よくない『反応』の例が、
あの人はあんなこと言ってる。本当かな。知らない自分は大丈夫かな。
あの人があんなこと言ってる。もしかして、暗に、批判されてるのかな。
あの人があんなこと言ってる。でも、本当のところ、何がいいたいのかな。分からない自分は、嫌われてしまうかな。
どれも、ストレスになりそうです。
さて、そんなストレスの原因になる、『よくない反応』を止める方法があります。
自分自身の実践も含めて紹介します。
人の話を聞いてから5秒待つ
人の話を聞いて、相槌なり、返事なりをするのが会話です。ですが、その相槌や返事の仕方は人それぞれです。
即反応することで、会話のテンポがよくなる一方、内容が軽くなります。
人の話終わりを確実に待ち、
ほー
ふーん
なるほど
そうなのかあ
など言いつつ、5秒待つようにしましょう。
すると不思議、相手の会話の内容に対しての、反応の波がほとんどおこりません。
相手の話を頭の中で文字起こしする
相手の話を頭の中で反芻し、文字起こしします。もちろん、少し時間がかかりますし、さっき述べた、5秒以上、沈黙することもざらです。
こうすることで、相手の話の本当の意味を理解することができます。
というより、言葉にある以外の、余計な詮索や想像、妄想を膨らませずに済みます。
会話の中で起こる、よくない反応のほとんどが、受け手の不要な妄想から生まれます。
相手の話の真意は、相手の言葉のみと考えることで、余計な妄想、反応が避けられます。
必要のない返答はしない
会話は、全てが返事や返答を必要としているわけではありません。ただ垂れ流すように話すことも多いです。そこに、何が返事しなきゃ、気の利いたこと返さなきゃと思うこと自体が妄想でありストレスです。
ただ、相手の話終わりに、無表情に黙ってるのも、どこか居心地がよくありません。
そんなときは、ただただ、
笑顔
これが一番です。
穏やかな、優しい笑顔をつくる練習にもなるという、一石二鳥です。
以上、会話の中から余計な反応を減らして、ストレスを軽減する方法を述べました。
明日、いや今日、今から実践できます。