見出し画像

Bリーグオープン戦、アルバルクvsドラゴンフライズ@ 武蔵野の森、観戦レポ

いよいよこの季節がやって参りました。日本国内男子プロバスケBリーグ。B1/B2は10月に新シーズンのリーグ戦が始まりますが、今回はそのプレシーズンゲーム(以下オープン戦)、アルバルク東京vs広島ドラゴンフライズの試合を見に、京王線・飛田給駅に程近い武蔵野の森総合スポーツプラザに行ってきました。正式名称を書くと記事タイトルがすげえ長くなるんで端折り気味に書いております。

こちらは味の素スタジアム

アルバルク東京は再来年かな、お台場にアリーナを民営で新設してそこに移転する予定ですが、それまでは割とジプシーチームのように都内各会場にて試合をすることになります。ここ飛田給も公式戦あったかな。ご興味持たれた方は以下でご確認ください。

 

試合開始30分前ぐらいに会場入りしたんですが、客入りはそれなりに良かったと思います。見立てが正確かどうかわかりませんが、俺の目視では最終的に6,000人以上はいたように見えた。

試合開始時にはこれよりもうちょっと埋まってた

試合内容に関して。この時期はシーズン前なので勝ち負けよりも内容、どういうプレーにフォーカスするかがポイントだと思うが、この試合に関して言うなら、「ドラフラ大丈夫?」だと思う。アルバルクの出来に関しては正直この試合では判断出来ない。

 

スマホではこんなもんだが、肉眼ではもうちょっとデカく感じる

プレーを見た限り、アルバルクの出来が取り立てて良かったという感じはしていません。それよりもドラフラのヤバさが際立ってた。仮にこれが本気じゃなく調整メインだったとしても、どういうプレーをしたいのか、チームコンセプトが見えてこなかった。昨シーズンの優勝チームであり、今年は環太平洋のEASLにも参加が決まってるドラフラ。このままだとシーズン途中でチームがぶっ壊れるぞ。

ガラッとロスターを入れ替えてるチームも多い中、アルバルクもドラフラも、ほとんどロスターを入れ替えずに今シーズンに臨んでるんですね。と言う事は、連携に関して醸成と上積みが求められるはずなんですよ。なのに、昨シーズンまでのドラフラはどこに行ったのかという感じ。

元々オフェンスのバリエーションは少ないチームだという認識だが、昨シーズンはミリング前HCの元で、チームディフェンスの構築に成功し、守り勝つチームになったと思わせたドラフラ。ただ、今日は何よりそのディフェンスが酷かった。

 

例えばアルバルクのサイス。トップからウィングの付近でハンドラーと一回ピックします。他のビッグマンとスイッチします。そこからスルスルっとローポスト付近に入れちゃうんですよ。広島のビッグマンが誰も付いていかないの。まるでサイスの存在が消えたかのように。そして案の定ほぼフリーのサイスにパスが通って、面白いようにシュートが決まる。そんなシーンを何度も見たし、修正の跡も見えなかった。

こんな感じで、試合結果自体はアルバルクの圧勝だったが、アルバルクがチームとして調子が良くてリードしたという事じゃないんですよ。だから内容の判断が付かない。こういう事言うとすごく失礼なのは承知で言うけど、これじゃアルバルクにとっても調整にならんのよ。ドラフラさん、もうちょっと仕上げてきてくださいよ、頼むから。

 

各選手のプレーについて。まずアルバルクだが、昨シーズンとの変更点として橋本、吉井が抜けて大倉、菊地が加入。PGに関しては、ベテラン橋本が抜けた穴は移籍2年目の福澤が埋めることになるんではなかろうか。どこのチームもB1レベルでプレー出来る日本人PGの確保には苦労してるようで。アルバルクもPGは弱点かな。

大倉に関しては、今が調整中じゃなく本調子なら、B1自体厳しいレベルと言わざるを得ないかな。躍動感ゼロだし、そもそも危なっかしくて見てられない。コート内で一人だけプレースピードが遅過ぎる。両膝のACL断裂を経験し、完治はしてるんだろうけど、それでアレだとだいぶ厳しいと思う。

 

広島に関しては、日本人ガード陣がそもそもフィジカルでアルバルクのディフェンスに太刀打ち出来てない状況だった。あんだけ序盤に外しまくるとフリーでも自分でシュート打つの躊躇うようになっちゃうよな。だから外国籍の1on1任せになる。エバンスが割と可哀想だった。

あと、個人的に気になったのはメイヨの出来。あんなに出来ん選手だったか? 途中市川と交代で使われてたけど、それは市川の出来が良かったからじゃなく、市川を出さなきゃいけないぐらいメイヨがキツかったからというのが大きかったと思う。

以上、オープン戦のレポでした。今から全力じゃ選手もファンも息切れしてしまうんで、今は焦らず怪我しないように(ファンは体調崩さないように)気を付けてシーズン開幕に臨みましょう。


何げに今期もジプシーチーム

 

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?