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あなたへの手紙

今日、公園で親子の鯉を見かけたよ。
お世辞にも綺麗とは言えない茶色の鯉だった。
他の人は「すごい〜」と言ってすぐ行ってしまったけど、私はとても心を惹き付けられたの。

私は、鯉たちが助けてって叫んでいるように見えて苦しかった。

本当に私は無力な存在で、小さな願いのひとつも叶えられないんだなって。
果てしない空から見たら私は豆粒よりも小さくて、なにも出来ないんだなって。

あなたが悲しんでいると、死にたいと思うと、私まで悲しくなるのは、貴方が傷ついているからじゃなくて私がその傷さえ癒せない無力な人間だと気付かされるから。

クズだよね

でも、あの星から見たら私だって星屑の1部だからしょうがないよね

私は、あなたに希望を与えることも、涙を拭いてあげることもできない。

いまあなたが、何処で何をしているかも分からない。

だけど、どうかこれだけは覚えてて
私は君の味方だから


追記
あなたと会わないうちに春が来たね
私は、胸がざわざわするから苦手な季節だけどあなたはどう?
あと、手書きメッセージにしてみたの気づいた?
時はたいをあらわすって言うけど、体じゃなくて心だと私は信じてる


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