![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/10507062/rectangle_large_type_2_ea1535ae04748b0c277fe0fba338063f.jpeg?width=1200)
【乾麺part2】タコとほうれん草のトマトパスタ
両親が4日間ほど家から消えた。
その間、一人で暮らすにはあまりにも広く、寒くて物のたくさんある家に僕は住み続けた。孤独だ。
寂しさを紛らわそうと、冷蔵庫を開ける。
冷蔵庫にはいつだって食材たちがいて、僕に語り掛ける。
ハローみんな、元気かい・・・・・・
そんなわけで集まったメンバーはこちら。
タコはあらかじめ買っておいたものだ。今回は出来合いの乾麺を使って調理していきます。いわゆるスパゲティと呼ばれる、メジャーなパスタですね。
ゆでたほうれん草さん。
3月6日?一週間以上前じゃね?大丈夫か・・・?
「大丈夫よ。でもそろそろ使ってほしいわね」
あ、はい、わかりました。
今回参考にするレシピは下記の通りである。
レシピ
ゆでダコ 100g
ベーコン 3枚
ニンニク 1片
鷹の爪 1本
オリーブオイル 大さじ1
ホールトマト缶 1缶
コンソメ顆粒 大さじ1
塩こしょう 少々
白ワイン 50ml
パスタ 180g
バジル 少々
(サイト内より引用)
ピリ辛要素は求めていないので、鷹の爪の代わりに余り物のほうれん草を入れて、冷蔵庫の新陳代謝を活発にするという算段です。
そして、ニンニクもないぞ・・・
???「私にお任せなさいっ!」
おお、なんだこいつ。
「私はにんにくオイル漬け。オリーブオイルで漬けたにんにくさ」
なんと、痒い所に手が届く食材・・・!
当然こいつは重要メンバーとして仲間になってもらいます。
さらに、白ワインも見つからなかったので、代わりのお酒を探します。
なんとなく、お酒入れないとそれっぽくないじゃん?
という筆者の安直な考え。
国中から我こそはという腕自慢の酒たちが集められます。
こうして、ラム、ブランデー、紹興酒の三人のツワモノが集まる。
ラム「ハァイ!わたしラムちゃんよ!サトウキビを原料として作られる蒸留酒!お菓子や紅茶に入れさせたらこの家一番よ!」
ブランデー「ワインを蒸留して熟成したのがこのわたくし、ブランデーさまであ~る。肉料理や焼き菓子の香りづけにはこのわたくしが適任なのであ~る。」
紹興酒「中国のお酒だぜぇ~ぃ。主に中華料理で用いられるぜぇ~ぃ。」
ど、、どれもやばそうなやつだなあ・・・汗
正直白ワインでない時点で死ぬほど不安であるが、
ここは元ワインという経歴に賭けて、ブランデーさまをチョイス!
「任せておきなさ〜い。」
ちなみに今回のトマト缶はこちら。スーパーで100円前後で売っていた安さもさることながら、
このパッケージかわいくない??黄色いのとってもグッドです。
フツーにジャケ買いしちゃったぜ。
かわいい食材見つけると心がちょっとウキウキして料理が楽しくなる気がしますね。
タコはそのままじゃデカすぎるので、適切なサイズにカットして、準備完了!
にんにくオイル漬けをフライパンで熱します。
よく温まったらタコを入れてしばらく炒めます。
すんごいいい香りなんだが!!!!!
その横では麺を茹でていきます。料理って同時にいくつかやらないといけないから大変。たぶん向いてないね。
十分に火が通ったタコに、パスタのゆで汁をおたまひとすくい分入れます。
なんでって?レシピ本に書いてあったからです。
理由はよくわかんないですね。
そしてトマト缶。ね!やっぱかわいいよね!
と誰かに同意を求めます。返事は誰からもありません。
僕は一人なのです。
いい色
途中はちみつをちょっと入れて味を整えます。
あ。あと塩コショウもね。
さて、そろそろ完成・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
ゆでたほうれん草!!!!!!!
入れ忘れた!!!!!!!!!
あわててガシガシっとつかんだほうれん草3~4束。
動揺した手つきでちぎると真っ赤なソースの中に放り込みます。
ゆでたほうれん草「ちょっと!乱暴しないでよね!!」
ごめんごめん、、、ゆるしてな!!!
「無粋な男は嫌われるわよ」
まぜまぜ・・・
「ぶ、ぶすぃ・・・ぶく・・ブクブク・・・」
そのまま弱火でコトコト。食材の声が完全に聞こえなくなるまで。
そうこうしているうちに、麺もゆであがり・・・・・・・・・
完成!!!!!!!
ぷりぷりしたタコの食感とうまみ、そしてトマトベースは外れないね。
個人的には味にもう少しインパクトと全体的なとろみが欲しかったけどな~
ベーコン入れてもよかったかもね!
修行はつづく・・・・・・
おしまい