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最近はバラのことばかり考えている

このところバラのことばかり考えています。

昨年、庭に植えた2本のバラはゾウムシに襲われながらもすくすくと育ってくれました。
年始にその2本の冬剪定をしていたら、そろそろ増やしたいなぁという欲望がふつふつと湧いてきたのです。

因みに夫には「我慢したらどうやー?」とやんわり諭され、「バラ園で春バラを観てから決めても良いかもねーなんつって」と返した私であります。
さて、どうなったか。

斜面庭のバラ、2品種

庭を作り始めた当初は、なんだか難しそう…となかなか手を出さずにいたバラですが、昨年の2月大苗のビブレバカンス!とチェリーボニカを購入。
早速斜面庭の上段に植え付けて早1年。
それぞれの花や株の姿はもちろん、性質も少しずつ分かってきました。

ビブレバカンス!


フランスのメイアン社から2011年に発表された四季咲き性の中輪・中香のフロリバンダ。バラの家の分類ではタイプ2。
「バカンス万歳!」という強く同意するしかないネーミングセンスと、蕾の時から遠くから見ても鮮烈なのにどこかニュアンスのあるオレンジが気に入って購入しました。
樹高は60〜90とかなり小さいのですが庭の上段に植え付けてみたのは、うちの庭の斜面の傾斜角がかなり急なので、小型のバラが上段にあってもちゃんと見えるだろうという予測のもとでした。でも…考えが甘かった!見えにくかった!
ビブレバカンス!の隣と後ろに植わっているラベンダーセージとメキシカンセージが100cm以上の大株に育ってしまい、60cmにも満たないビブレバカンスは気圧されぎみ。
それに微妙に手が届きにくい場所に植えてしまったため、途中から面倒くさくなって害虫駆除や肥料やりも雑になってきました…

というわけで移植を決意。下段の方、門柱近くに引っ越そうと思います。

秋、雨の夕方のビブレバカンス!
名前に感嘆詞が入ってるのが良い
これは春の花。この日も雨だった


チェリー・ボニカ


こちらもメイアン社から2014年に発表されたフロリバンダ(幼木の間はシュラブとも言われているみたい)。
超微香…というか無香の中小輪、四季咲き。樹高は90〜120cm。バラの家ではタイプ1。

ぽんぽんと房咲きになるチェリーレッドの花には独特のネオンみがあるので、赤バラなのにどっしりゴージャスになりすぎず、ポップで楽しい印象を与えてくれます。

ボニカシリーズは修景バラにも使われるくらいメンテナンスフリーなバラなので、確かに本当に強くて、ビブレバカンスがうどん粉病に罹った時期もケロッとしていたし、黒星病も出ませんでした。ゾウムシにはめちゃくちゃ襲われていたのですが、それさえ捕殺してしまえば無農薬で行けそうな感じです。

ただ、こちらも微妙に手入れしにくい場所に植えてしまい…踏み石をいくつか置けばなんとかなる場所なので、こちらは踏み石で対処しようかと思っています。

5月のチェリーボニカ
どんどん房咲きしてくれてそれは美しかった…!


ビブレバカンス!を引っ越しする予定

斜面庭に管理用の小道を作るついでに、ビブレバカンスを下段に移植しようと思います。

大工事になりそうなので夫婦ともに重い腰がなかなか上がらないのですが、2月中にはやってしまわないとバラも宿根草も休眠期終わっちゃうし…と自分たちを奮い立たせています。
2月頭の寒波が去ったら着手するので、その様子はまた今度。

新しいバラを買いました

庭に小道を作るのにかこつけて、バラの家で3本のバラをこっそりと購入しました。

…購入したことはまだ夫に報告していません。このnoteを公開したら読んでもらって報告しようと思います…

魅力的な品種が多すぎて、迷いに迷って選んだ3本がこちらです。

リヒト

ロサオリエンティスより2024年発表の四季咲き性のシュラブローズ。樹高90〜120cm、中香の中輪、タイプ0。

ドイツ語の『光』という名に負けない、唯一無二の魅力がある花だそうで、開花が楽しみです。
葉の質感がパリッとして不思議と無機質な印象だそうで、それも面白く思っています。

個人的には以前ハマって一気見したアニメ『ブラッククローバー』に登場するエルフのリヒトのイメージが『無機質で光り輝く人』という感じだったので、そこも心くすぐられた部分ではあります。

リヒト、バラの家公式より

ベンウェザースタッフ

こちらもロサオリエンティスより2020年発表の四季咲き性のハイブリッドティー。樹高120〜150cm、中香、中大輪のタイプ0。

最近、大人になってから読み返して、改めて良さを実感した名著『秘密の花園』。
そこに登場する庭師の名前がつけられたバラです。
すっくと立つ、頑固者のベン・ウェザースタッフの姿がそのまま花になったようだと、どなたかがブログで書いておられたのが心に残っていて、気になって気になって…

買ってしまいました。

ベンウェザースタッフ、バラの家公式より
花弁の切り込みが可愛い

ローズ・ドゥ・モリナール

フランス・デルバール社より2008年発表の四季咲き性シュラブローズ。強香の中大輪で、樹高は150〜200。タイプ1。

老舗香水メーカーの名を冠するほど、優れた香りをもつ花だそうです。

この花だけは大きめの鉢でオベリスクに仕立てて管理してみようかと思っています。
そして開花期には窓の近くに置いて、部屋の中に花の香りが届くように出来たら素敵だなぁと夢想しています。楽しみ。

ローズ・ドゥ・モリナール、バラの家公式より
サーモンがかったブライトピンクの花


タイプ0の実力やいかに

タイプ1のチェリーボニカでも十分強く感じたけれど、リヒトとベンウェザースタッフはそれ以上の耐病性だということで、期待しています。

苗が届くのは2月半ばになりそうなので、それまで色々と準備しながら待とうと思います。

それではまた。


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