写真日記 命の始まりと終わり ヒーローは去った
祖父が亡くなった。
92歳、自宅で同居していた家族に見守られながら、大往生だったと思う。
祖父はなんでも自分できっちり段取りする人で最期の最期まで頭脳明晰な人だったから、自分の葬儀の準備だけでなく遺される祖母の葬儀の準備までして逝ってしまった。
けれど、それでも同居していた叔母家族は本当に大変だったろうと思う。
離れて暮らしていた私たち夫婦も、まだ祖父が話を出来るうちに二人揃って会いに行けて良かった。従姉妹もつい数週間前に産まれた赤ちゃんの顔を見せられて良かったと言っていた