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時の移ろい 季節の行事  

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地域の伝統行事や厚洋さんと一緒にやった季節の行事。 そして、移ろっていく美しい自然、愛しい人の愛した我が家の花達の代わりに語りたい
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2020年10月の記事一覧

秋は月明かり 夢見せ明かり

秋は月明かり 夢見せ明かり

 夕焼け空の雲の左側。電線に引っかかるようにして眉月が見えるかしら?言われなければ気づかないほど細い月。新月の翌日だったから、生まれたての月。
 厚洋さんが亡くなって769日の夜は半月だった。半分しかないのに、煌々と静かに南に輝いた。(素数の日って凄い。)
 古典芸能解説者 葛西聖司さんは、「秋は月明かりを楽しむ季節だ。」と言う。
 そして、古典芸能でも月は欠かせない存在で、能にも歌舞伎にも清元に

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Halloween  日本の文化?

Halloween 日本の文化?

 小学校の掲示委員会は、学校の行事予定表を作成する学校が多い。ただ行事予定表を書いただけでも良いのだが、片隅に桜・菖蒲・朝顔・秋桜などを添えるだけで、少しだけ合わせな気分になる。四季の移ろいを紹介する事で日本の伝統文化に触れることにもなる。
 若い頃は放送委員会を担当して、校内放送を使って、子どもに学んでほしい事を伝えた。機材を繋いで「運動会の放送」もセットした。
 中堅どころになると、図書委員会

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お月見 カクテルは毒色!

お月見 カクテルは毒色!

昨日のnote「思い出は美化される」のつづき今夜は、お月見だ。
 我が家のお月見は、ススキとワレモコウを飾り、三宝にお団子を積み上げて、お月様が見えるところに飾った。厚洋さんはそれを眺めながら、月を見上げながらウイスキーを飲んだ。彼が亡くなって2年目。新たな観月の知識を得た。「観月の良さは、月そのものを見るのではなく、映った月を愛でるのが風流とか…。」
 知らせてあげたかったなあと思うし、一緒にや

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