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3DフードプリンタでByte Bitesが目指していく世界

Byte Bitesについてビジョンとかあまり説明をしてこなかったのですが、
これからどういう航海を目指していくのか、表明していこうと思います

Byte Bitesは何の会社なのか

なんとなく、3Dフードプリンタでなんかしてる会社ぐらいのイメージだと思いますが、詳しく話をしていきたいと思います。

Byte Bitesは「デジタル技術で食体験・食製造を拡張する」をミッションに、3Dフードプリンタを基軸としたデジタルファブリケーションツールをつかったアプローチを進めています。

3Dフードプリンタは大きく4つの特徴があるかと思います。

  • 1つづつ様々な種類を生産できる少量多品種生産

  • 1台から設置できる初期投資コストの低さ

  • 調理がデータ化されることで物理的制約のない調理の均一化

  • 金型などの制約にとらわれないより自由な成型

こうした造形特徴を用いて、製造工程の効率化や、食体験のリデザインを進めています。

製造工程の効率化

食品製造においては、金型が必要ないため、リリースまでのリードタイム短縮、また高頻度のブラッシュアッププロダクト(成長型プロダクト)が実現可能になります。

製造のリードタイム比較画像 (細かい工程は省略)

また、多品種生産にも適しているため、「北海道ではこのプロダクト、台湾ではこのプロダクト」という風に、プロダクトの嗜好を変えてテストマーケティングやローンチが可能です(もちろん地域内で、形状や素材などの細かいA/Bテストも可能です)。

食体験のリデザイン

物理的に離れて暮らす人々が、調理データをシェアしてお互い印刷することで、同じ釜の飯を食べれる共食体験や、ユーザーの情報によって料理が変化する双方向性のレストランなど様々な価値が生まれると思います。

※このあたりのビジョンは書ききれないので、改めて記事にします。 

ハードウェアの性能としては、まだ課題の部分がいくつかありますが、3Dフードプリンタを通じてこんな未来を目指した活動をしています。

なぜByte Bitesが取り組むのか

これまで3Dフードプリンタの良い部分をいろいろ書いてきましたが、実際に3Dフードプリンタの社会実装は全然進んでいません。
その理由として、3Dフードプリンタの製造価値の認知不足、ほかの食品加工機と異なる操作の特殊性によって、顕在・潜在ニーズとのマッチングが行われないことが考えられます。

まず認知不足ですが、3Dフードプリンタでなにができるのかがボヤっとしていること。(そもそも3Dフードプリンタ自体を知らないという方も珍しくありません)
よく「パーソナライズ」や「サステナブル」などのキーワードが挙げられるものの、実際のプロダクトが少なく肌ざわりのない概念(食べれる事例も少ない)になりがちです。

それに加えて、電子レンジ・冷蔵庫など、ものを温める・冷やすのような決まった機能が決まっていなく、自由な形状がインプットができる機械のため、よくある「なんでもできる = なんでもできない」の機械になってしまっているかと思います。

こうした課題から、Byte Bitesでは肌ざわりのある価値提案、企業ごとのニーズに合わせた価値創出を、設計要件からレシピ開発、造形テストを行い導入パッケージをワンストップで提供しております。

3Dフードプリンタ自体が黎明期でプレイヤーが少なく、この領域で技術・概念としてのナレッジを持っていることや、味や素材に知見のある調理の専門家がいることで実現できるサービスになっています。

今はどんなことをやってるのか

実際の導入事例としては、サイバーパンクレストラン・NEO新宿アツシにて、廃棄予定の規格外野菜や、調理工程でロスが発生する葉野菜の根をベースにしたクリームデザートの監修・3Dフードプリンタの導入を行いました。

3Dフードプリンタを用いることで、廃棄されてしまう食材をリデザインし、新たな料理に昇華。「循環」をモチーフに形状を設計した。

常設での販売になるため、是非足を運んでいただければと思います。

私たちと一緒に新しい食文化をつくっていきませんか?

Byte Bitesではデジタル技術を用いた豊かな食文化づくりを行っていくためのコラボレーションしてくださる企業を募集しております。
こんなことできるかな?協業するとしてどういうコラボが可能なのか?などお気軽にお問合せいただければと思います。

お問合せはHPからお願いいたします。
https://byte-bites.com/

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若杉亮介 / Byte Bites Inc.
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