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大好きな本 vol.1

子供の頃から皆さんもよく大人から言われたかと思いますが、
「本を読みなさい」というこの意味が本を読み始めて少しわかりました。

僕はまだ読み始めて20冊も読めていませんが、本当に少しずつ少しずつ読んでいます。笑 自分の中で心地のいいスピードで読んでいる感じです。
その中で影響を受けた本をこれからご紹介していきます。

この本を読んで、僕が印象に残っている言葉や出来事をここでは簡単にご紹介させていただきます。

では、始めます。


📗テクニックはあるが、「サッカー」が下手な日本人

まずこのネーミングセンスを見習いたい。。
本をタイトルで選ぶ自分にとっては、見てすぐにグッと掴まれた本でした。
この本は、ballaholicでもお世話になっているAJというサッカー好きな人に教えてもらったものです。指導者を志したタイミングで読んでみなと言ってもらったのです。

著者の村松さんは、大学2年生の時にJリーグがスタートしたのをきっかけにプロの指導者に興味を持ち始めました。当時は、プロ選手から指導者という流れが主流で、プロ選手にはなれなかった村松さんはコーチ留学を決意。
スペインに渡り、FCバルセロナの現地スクールにて唯一の外国人コーチとして12歳以下の子供たちを指導した方です。

スペインと聞くと、サッカーだと「美しい」、バスケだと「強い・上手い・ピックアンドロール」などが思い浮かぶでしょうか。
実際に僕は、2019年にスペインとイタリアのプロ挑戦をした際に数チームの練習参加と1部の試合を観戦してきました。無駄が全くなく、機械のようにボールが周ります。ボールも失くすことはありません。ですので、スペインがどうゆう感じかというのは多少は想像がつきます。

スペインと日本で違うものは多く存在し、育成のシステムや考え方も数多く違うのでここでの紹介は省きます。
実際に興味を持った方は是非1度読んでみていただきたい。
小中高生のお子さんを持つ保護者の方には特にオススメしたい。

印象的なタイトルや言葉を以下にまとめておきます。

■試合にでられないのにサッカーが面白いはずがない。
スペインでは、カテゴリーごとに毎週末にリーグ戦を行い、全員が試合に出場する機会がある。
■テクニックやスピードよりも”戦えるか”どうか。
スペインサッカーは年齢問わず勝つことを目的としています。
小さい頃でも平気で相手選手を削るということだと思います。
■特別な練習は一切していなかった。
スペインだからといって特別なメニューはなかったようです。現在、日本では意味がないと言われている練習がスペインでは行われていると。

■自分の言うとおりに選手がプレーすると怒鳴る監督
監督が試合中に「縦にパスを出せ!」と言ったら、選手は縦へパスをした。これに対して監督は激怒します。
大学の時、僕は加藤三彦監督に4年間教わりましたが同じことを教わりました。教わったというより察しました。
監督の大きな声はフェイクの1つとして選手は考えられるようにならなければならないと僕も思います。
プレーしているのは、選手である。これに尽きる。
■試合の流れを知っている選手
”試合の流れ”というものは、必ずしも自分たちが自ら作り出せるものではなく、さまざまな要素が複雑に絡み合い作り出されるもの。だと書かれています。この流れをバルセロナの12歳以下の子供たちは感じれるということです。
■サッカーはサッカーをすることで上手くなる。
GAME(試合)が一番大切であるということです。スポーツの本質的な部分ですね。
シンプルなものをシンプルに理解する。難しいものは、難しいまま理解する。


これを読んで、2021年1月からスタートするスクールでは以下のことをこだわろうと決めています。

❶土日どちらかは紅白戦あるいは練習試合を組む。出れない選手も何らかの方法で試合時間は確保する。

❷理屈と感覚のバランスを保つ指導を心がける。

❸伝え方にこだわる。

❹戦術から落とし込む。(スタイルの確立)

僕がスペインに行った時、サッカーの育成的な部分も現地の日本人の方から聞きました。簡単にいうとスペインのメソッドは、スペインで成功したもに過ぎないということでした。

この部分は、僕も子供を指導する上で肝に命じておかなければならない部分だと思っています。日本人には、日本人にあった指導があるだろうし、日本人の最大の良さがあるはず。もっと砕けばその子にあった指導だろう。
そこに僕自身も目を凝らしていければと思う。

バスケットボールは楽しい!という本質を大切にし、
スタイルのある面白いチーム・選手を育てていきたい。
そして最高の舞台で表現することが僕の今の夢だ。


Photo by TANA_WIZARD

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