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宇宙杯短歌「勝手に圭果賞」17首+α

🚀「宇宙杯」ご参加ありがとうございました💫
春の大会は俳句だけでなく短歌、川柳も加わりました。
私自身短歌は初めての参加でしたが、短歌の回収のお手伝いをさせていただいたので僭越ながらお気に入りの短歌を勝手に!選ばせていただきました。
以下「勝手に圭果賞」17首です❣️
初心者ですので奥深くコメントできませんがよろしくお願いします🐣💫

つるさん

春の月もし問ふならば美しさ
かがよへばわが目ようたがふな

一番にご参加ありがとうございました💫ちらちらと光ってゆれ輝く春の月を見つめる私の目…
美しい光景が思い浮かび、優しさ溢れる心情が伝わります。
〈問ふ、かがよへば、うたがふ〉
歴史的仮名遣いがさらに風情を醸し出していると思いました。
つる先生に私の「勝手に賞」なんて烏滸がましい限りですが…

はやしっぷさん

いつだって挑戦するわスキップで
再スタートはいつもそこから

何事にも挑戦することは素晴らしいことだと思います。
それは年齢に関係なく思い立った時がその時だと思います。
若い頃暗記させられた英文に
「You can study something new at any age」
とありましたが、それは年を経るほどにしみじみ感じるようになりました。
はやしっぷさんは私の子ども世代だと思いますが「スキップ」で挑戦するというところが何とも微笑ましく尚且つ頼もしく感じました。

守屋聡史さん

優しさは宇宙まるごと包み込む
君の祈りがひたむきな時

守屋さんは自然や花々を切り取っていつも優しく温かな短歌を詠まれていますが、今回は三首とも「宇宙」をテーマにした作品でした。どれも壮大で素晴らしかったのですが一首選ばせていただきました。
宇宙広しといえども優しさに叶うものはありませんね。

Camyuさん

イヤフォンを2つに分けて君と聴く
スピッツの歌う『春の歌』が好き

高校生のふたりが思い浮かぶような春の風を感じました。
イヤフォンを分けて…というだけでキュンという気持ちが伝わりますね。
スピッツの歌もぴったりだと思いました。


ゆずさん

クリームに赤いイチゴのハート型
フルーツサンド朝頬張りて

ゆずさんはよくフルーツサンドを作られるのかな…
クリーム…イチゴ…フルーツサンド…
その後「朝頬張りて」この一言で口いっぱいに美味しさ広がってきて…ゴクン!
ご家族の笑顔まで思い浮かびます。

てまりさん

乾田の喉を潤す春の水
ごくりごくりと音のするごと

てまりさんのこの上の句を俳句で詠まれていましたね!
そして短歌にされて「ごくりごくり」が加わってさらに情景が鮮明に伝わってきました。
乾田がごくりごくりと喉を潤して行く様なんて素晴らしい表現だと思いました。
私も俳句に付け足しの短歌にしましたがこのやり方もひとつの方法ですね!

沙々良まど夏さん

宇宙船ロケットアンカー引き抜いて
翔べよ自由に終わりなき旅

まど夏さんが宇宙杯に向けてご自分へのエールと宇宙杯の益々の発展を祈念して作られた作品ですね!
ロケットアンカーは宇宙戦艦ヤマトシリーズに登場する架空の装備ですが、宇宙空間では周辺の大きな浮遊物に打ち込み、船体を固定するために使用され、打ち込んだ後に錨を巻き上げ、対象を引き寄せるウインチのような使用も可能であるなど、多様な用途を持つそうです。
まさにまど夏さんは宇宙杯でそんな役目を果たされていると思いました。
感謝を込めて。

これでも母さん

春の海「広くて怖い」吾子が泣き
懐かしき音宇宙そらへとけゆく

幼い頃は海を怖がって娘さん、今となっては懐かしい思い出なのですね。
まだ肌寒い春の風の吹く海で優しく佇む姿が目に浮かびます。
そして懐かしい思い出も楽しかったことも苦しかったことも広い宇宙に溶けて行くのでしょうね。
思い出も「宇宙」に繋げて行かれるこれでも母さん、サスガです!


蒼流 円さん

凍らせし本音はやうやく水となり
零れたがりて頬すべりゆく

風・土・水をモチーフにどれもそれぞれにステキな三首でしたが「水」を選ばせていただきました。
蒼流 円さんの言葉選びが素晴らしくしみじみとした作品に心打たれました。
「零れたがりて頬すべりゆく」なんて表現をしてみたいと憧れました。


杜埜 玖さん

時知りて風に追われぬうちに逝く
ひとひらの描く軌跡あとやはらかに

ただ静かに空堀に落ちる花びら…ステキな画像とともに情景と心情が思い浮かびました。
花びらのひとひらの描く軌跡あとを辿れる杜埜玖さんの感性は素晴らしいと思いました。
ただただうっとりです。

丸家れいさん

海神わだつみの悠久なる揺籃歌ようらんか
天に響きて眠る朧月

揺籃歌は子守唄のことなのですね。
海神の子守唄が天まで届いて壮大な宇宙を感じながら朧月に優しい春をも感じました。
わだつみ…ようらんか…
この言葉選びが力強さと優しさを増大させているように感じました。

ねじりさん

花びらの薄さに思う恋ごころ
ひと風吹けばあとかたもなし

ひと風吹けばあとかたもなくなるような薄い花びらのような恋…好きな人がクルクル変わる、それでも可愛らしいと思うねじりさんのお友達のことを詠まれたようですね。そんな儚い恋心を見つめているねじりさんの温かさも伝わり微笑ましく思いました。

春野 惠さん

桜花さざめきあいて散りゆくを
逆髪たてて見るほかはなし

ひと目見てまるで百人一首のように感じました。
桜の花の散る様を「さざめきあいて…」と表現され「逆髪たてて見るほかはなし」の下の句 何て風流な終わり方。
百人一首のように声に出して歌として読みたくなりました。

しんきろうさん

春雷に散りし桜のひとひらは
まつげの先で光る愛です

春雷で散ってゆく桜の花びらを見ながら、まつげの先で光る愛を感じる…何という感性!春雷の煌めきと愛の煌めきがシンクロして想像力を掻き立てます。


うたさん

君の目が僕を通してやつを見る
いつかその目に僕を映して

気になっている人が自分を通して別の人を見ている…切ない思いといつか振り向いてほしいという願いをひしひしと感じました。何だか青春の懐かしい思い出と重ねてしまいました。

ひろ生さん

ワンルーム春光満ちて目覚めれば
壁に浮き立つ釘の影かな

初めての短歌とは思えません!
引っ越したばかりのお部屋、春の光で目覚めた部屋に釘の影を見つける…
そんな小さな気づきは芸術的な感性のひろ生さんならではと思いました。

犬柴さん

棄てられし砂上の詩人の肉叢ししむら
薔薇星雲のほとばしるごと

いつもながらにどの短歌も犬柴さんの力強さと命の重さを感じました。
悲惨ながらも美しく表現されて、残酷な言葉も敬愛に変えられる…犬柴さんの魅力です。

最後になりましたが特別十八番!

宇宙かっちー。さん

林檎にもAdoにもなれぬわれなれど
組織の中で染まずただよう

最初に読んだ時からずっと覚えてしまうほど印象に残っていました。
お仕事でもnoteの世界でも絶大な信頼をおかれご活躍されているかっちーさん。
全体を見渡すだけでなく細かな配慮も怠らずいつも頭が下がる思いです。
「組織の中で染まずただよう」
そんなポジションでいることは上に立つ方ならではなのでしょう。
林檎、Adoに匹敵する「宇宙かっちー」だと思いますけれどね。
感謝をこめて。


本当はこの倍くらい選んでいたのですが泣く泣く絞りました。
作品に誤字脱字などございましたらお手数ですがご連絡ください。
皆さんの作品に感動!感動!の毎日でした!ありがとうございました💐

しろくまきりんさん特製の可愛い参加賞
(私も欲しい!)👇

私からはフラワーバスケットをどうぞ💐

宇宙杯俳句の予選ラウンド投票は本日20時までです!
参加された方はもちろん、通りすがりの方も是非投票お願いします🤗



#宇宙杯

#宇宙短歌
 
#宇宙杯私設賞

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