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<ISOアルファ通信> vol.105 審査員は万能ではない

おはようございます。
暑さは永遠かとも思えてしまう夏が、緩やかに朝晩の涼しさへと
変化し、秋支度をはじめましたね。
アルファエスアイの角本です。
 
さて、内部監査員の役割は
取得年数や会社の成長段階において役割が分かれています。
 
それぞれの段階で会社から求められている内容を確認した上で
ISOの内部監査に取り組んでいくことをお勧めします。
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当社ISOが、どのステージにあるのか
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主な役割は以下の4つに分けて、会社(経営層)に具体的な内部監査への
期待を確認することが大切です。
 
1.導入期(ISO):規格が適合しているかの確認
2.定着期(ISO):自社の仕組みとの「適合性」確認
3.成長期(仕組み):マネジメントシステムの有効性の確認
4.発展期(仕組み):マネジメントシステムを使いこなせているかの確認
 
ISO導入期などではまだまだ少ないマネジメントシステムも
発展期になると複数に増えているため、
ISO内部監査員はさらに高いレベルの専門的な知識やノウハウが必要です。
 
マネジメントシステムによって得られた情報を経営判断に
有効活用する段階であり、監査側の実施能力が問われるようになります。
 
同じ方法で、スキルアップもしないままに内部監査を行うことが
ISOを陳腐化、形骸化させる一番の原因です。
 
解決方法として
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中級セミナーへのステップアップに力を入れていくこと
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絶対的にお勧めいたします。
 
それでは、本日も『アルファ通信』をチラ見しながら、
張り切って一日をお過ごしください♪
 
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【INDEX】
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【1】    審査員は万能ではない !
【2】 ~アルファの玉手箱~ 『悩まない人の考え方』
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【1】    審査員は万能ではない !
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ISOを維持継続している皆様の会社は、1年に一回審査を受けています。
ISOの審査は3年に一回の「更新審査」で、資格に維持継続をしますが
更新審査までの2年間も毎年「定期審査」を受審しています。
 
つまり1年に1回審査会社が審査をするわけです。
 
経営者や幹部の方としてみれば、
『審査を受けているのだから問題ない』
という認識になるのは、審査料を払い、資格のある方に確認をして
もらっているのだから「安心だ」と思うのは当然です。
 
しかし、世間を騒がす『データー改ざん』による
不祥事事件を発生させる殆どの企業はISO9001を取得しています。
と、いうことは毎年審査を受けているわけです。
大手であれば、大手の審査会社のエースが審査をしていることでしょう。
日産、神戸製鋼、マツダ、トヨタ、JR貨物
どの会社における審査会社は、大手の審査会社が担当しています。
 
このように、8.6製品リリースの審査は難しいばかりか、
これを見抜く力はISOにはないのです。
 
そんな中で、
 
・何年も同じ審査会社を使っている。
・何年も同じ審査員に審査をしてもらっている。
 
これは、早速やめた方がよいと言えます。
 
また審査会社には、教育を常に行う審査会社と
放置状態(外注審査員)で審査を行う審査会社があります。
審査会社ではなく、人の質が審査の質になっている現実があります。
 
この最近のご相談事で
1.審査員が審査当日審査時間を短縮する。
2.昼食の指示、送迎の依頼がある。
3.雑談だけで審査を終える。
4.規格の変更(追補)情報を知らなかった。
5.事前資料作成依頼がある。
6.『指摘なし』
という内容が多く寄せられています。
 
2については、依頼をされたとしても必ず「請求」し「領収証」を
発行しましょう。これらは「賄賂」にあたると審査会社は考えています。
個人的にそれらを依頼された場合は、当日請求することを確認し
送迎については、事故が発生したときのリスク等は事前確認の必要が
ありますから、審査会社に相談をするようにしてください。
 
どちらにしても、「内部監査」も同じ人が同じ内容で行い
審査は審査で同じ審査会社、同じ人が行う。
 
それでは、ISOが前進するわけもありません。
ということで、審査会社の変更は、定期的に行うことをご提案します。
審査会社の相談等もお気軽にご連絡ください。

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【2】 ~アルファの玉手箱~ 『悩まない人の考え方』
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今回ご紹介するのは
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『悩まない人の考え方』
1日1つインストールする一生悩まない最強スキル30
著:木下勝寿(北の達人コーポレーション代表取締役)
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『一生分の悩みが9割消える』
 
という帯にひかれて購入。
 
読む前は、悩まない人なんていないでしょ。
と思いながら読み始めました。
読み終わってからわかった事は、一瞬も悩まないわけではなく、
今自分は悩みそうだなって思った時に思考を整理して、
判断→行動に変化することができるから
悩み事として溜まっていかない。という事だった。
 
またその方法がとても整理されてわかりやすく言語化されているため、
腑に落ちやすいです。
文章もとても読みやすくサクッと読めるため気軽に読めます。
 
悩む事に時間を使っている人がいたら、まずは差し出してあげたい本です。
 
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■編集後記
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アルファは現在
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『昨日知らなかったことを、今日知って、明日を変える』を目的に
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コンサルティング事業を『学校事業』 へ変革させるべく、
ISO以外の研修を立案しています。
 
互いに学び、互いに成長する広島企業同士の
『学ぶことの喜びを提供する場所づくり』
プラットフォーム化を確立していきます。
 
皆様の組織内で社内講師をしている方がいらっしゃれば、
当社が集客を行いますので『講師』として登壇されませんか。
教えるスキルが上がれば、会社への貢献度も上がります。

また定年等でスキルを持て余すことがないよう
次世代への広い貢献の場所を提供できればと考えています。
 
※講師料は所属企業にお支払いする場合、または副業とする場合等
所属企業との相談により決定いただきます。
ご興味のある方は、お気軽にご連絡くださいませ。
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働く人の学び、出会う場所_アルファカレッジ
問合せ・ご連絡アドレス info@asti-g.com
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●アルファ通信
発行日 : 毎月1日・15日頃発行
ご意見・ご感想はこちらまで weloveiso@asti-g.com
 
【発行元】
株式会社アルファエスアイ
〒730-0013
広島市中区八丁堀4-15 アーバンビュー八丁堀4階
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HP : http://www.asti-g.com
編集者:角本実香