<ISOアルファ通信> vol.110 2024年最後のアルファ通信の巻
おはようございます。
アルファエスアイの角本です。
1月は行く、2月は逃げる、3月は去る、などと
2024年を迎えた当初は、月日の流れの速さを憂いていましたが
いやいや、現在は2025年へのカウントダウン♪
今年最後のアルファ通信となります。
ということで、今年頂いたお仕事の内容をもとに
2024年のISO的な傾向を少し書いておきます。
・ISOの見直し(有効活用)企業
・ISO14001のコンサルティング・セミナー依頼
・ISO担当者変更(世代交代)の企業
以上3つが、他の年と比べて多い年でした。
特に、昨今の時代要請に伴って
「環境」が品質のひとつとして加えられていく流れは、
地球沸騰化を肌で感じた我々の益々の重要課題となりました。
その中で、重要点なことは
『ISO14001は単体で動かすのではなく
ISO9001と統合してこそ効果の出る仕組み』
となるということです。
まず「不適合」は、エネルギーロスの原因です。
ここにまずフォーカスを当てていく時に
工程の見直し(削除・結合・自動化等)を行うきっかけとなります。
お客様へのご迷惑を減らす目的と同時に事故や
自分たちのエネルギー(電気代、運送代等)削減にも視点を持つことができるのです。
何より、ISO9001と14001が
・別々のマニュアル
・別々の担当
・別々の審査
であることが一番のエネルギーロスになっていることを
直視する必要があります。
それでは、本日も『アルファ通信』をチラ見しながら、
張り切って一日をお過ごしください。
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【INDEX】
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【1】 規格の裏返しの「品質マニュアル」は必要ない。
【2】 ~アルファの玉手箱~『読書ノート』について
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【1】規格の裏返しの「品質マニュアル」は必要ない。
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現在の2015年版において、「品質マニュアル」は文書化要求がありません。
(←ここ重要です。)
規格変更時に文書化要求から消えました。
つまり、品質マニュアルがないことで「不適合」となることはないのです。
なぜこのような要求事項の変更がされたのでしょうか。
その大きな理由の一つに、従来の「品質マニュアル」のあり方があります。
今まで「品質マニュアル」というと、
ほとんどの場合、規格の要求事項の構成や文言をそのままコピーしたよう
なものになってしまっていました。
そのため、主に以下の二つの意味で、「品質マニュアル」が組織にとって
あまり役に立たないものになってしまっていました。
・組織の実際の活動(プロセス)が適切に表現されていない。
・組織で通常使用されていない言葉で書かれている。
その改善をするために、まずは言葉の見直しをしてみましょう。
ISOに合わせる必要はありません。
トップマネジメント、内部監査、不適合、マネジメントレビューという
言葉(用語)を変えるだけで、わかりやすくなる可能性は高くなります。
マニュアルはフローチャートやプロセスマップといった形の方が
使いやすいこともあるかもしれません。
更に、情報技術が進んだ昨今では、ネットワーク上にリンクを張って
必要な文書や画像などを参照できるようにしたシステムとして作成
することでISOの理解度や存在価値が上がるでしょう。
当社では、品質マニュアルをword→Excel化することを提案しています。
ご興味のある方はご連絡いただけますとご説明に伺います。
これもエネルギーロス削減につながります。
現在のご担当者の判断や改善が、次世代の継承意識を変えるきっかけになります。
「面倒なもの」のまま、次世代に継承させるのか、今帰るのか。
改訂前の『今でしょ』
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【2】 ~アルファの玉手箱~『読書ノート』について
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今日お勧めするのは「読書ノート」の作成
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今回は「読書ノート」を作る、についての記事紹介
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年末年始休みは、いつも旅行に出かけることにしていましたが
今年は『読書』をすると決めて、本を買い漁っています。
本屋に出かけて、店頭に並んでいる本を眺めたり立ち読みしたりしていると
あっという間に時間が過ぎていきます。
Amazonに慣れてしまった私たちですが、本屋という空間に戻ってみると、
本を選ぶ楽しさや、
そこにいる人たちとのゆっくりとした時間共有が、
急ぎすぎて便利を追う私たちに
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知らなかった世界(本)を知る
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きっかけを、くれていることに気が付きます。
さて今回は、本ではなく記事のご紹介です。
今まで、どんな本を読み、どんな影響を受けたのか。
記録を取りたい(言葉と文字を記録したい)と
ノートを作ろうかと思っていたところに見つけた記事。
よし、自分のために「読書ノート」をつくるぞ。
皆様も一緒に「読書ノート」を作りませんか。
そして交換ができたら楽しいですね。
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■編集後記
2024年最後のアルファ通信となりました。
本年もご購読いただきましてありがとうございます。
来年からは、
〇月2回配信から1回配信(毎月1日配信)に変更といたします。
〇また別途、現在訪問しているお客様へ向けた配信『アルファお客様通信
(動画含む)』(毎月15日)を配信いたします。
当社のコンサルティング先のお客様に、
より濃い情報をお届けしたいと計画中です。
本年はとてもお世話になりまして心より感謝いたします。
少し早いご挨拶ですが『よいお年をお迎えください』
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●アルファ通信
発行日 : 毎月1日・15日頃発行
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編集者:角本実香