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大吉は引ける
あけましておめでとうございます。
またしても大吉を引いてしまった、くじ運の強いアルパカ社長です。
もうこれで何年連続かわかりません。恐らくこの10年のうち1度あったかくらいです大吉でなかったことは。念のため言っておきますが大吉が出るまで引いているわけではありません。毎年一発勝負です。
実はこれにはタネがあります。
大吉しかないおみくじではないですよ。引き方のコツがあります。科学的根拠に則った引き方です。「ウソをつけ」と仰る方もいるかもしれませんが事実です。確かに私の大吉を引きやすい体質も手伝っているとは思いますが、大吉が出やすくなる引き方が存在します。(箱の中から自分で拾うタイプのおみくじの場合です)
あなたはおみくじを箱から引くときどこから引きますか?
恐らく奥底まで手を突っ込んで引く方が多いと思います。一番底だったり隅っこだったりと。実はおみくじで一番大吉がでやすい部分は一番先に手が触れやすい部分なのです。つまり手を入れてすぐの上っ面のど真ん中部分です。
何故だかわかりますか?
順を追って説明します。
まずおみくじには大吉、中吉、小吉、吉、末吉、凶、大凶の7種が同じ数ずつあるとします。そして箱の中を上層部と下層部の2層に分けて単純に考えます。その中のくじは偏りなく広がっているものとします。
先に書いた通り多くの人は奥底から引きます。
これが上層部の大吉率をあげる要因になっています。下層から引かれた分上層から下層へとくじが落ちます。その下層へと落ちるくじの中身は6/7の確率で大吉以外です。つまりほとんどの確率で大吉以外が下へ落ちます。そうすると上層部にどんどんと大吉が残っていきます。これは大吉とそれ以外のくじの割合が1:1になるまで繰り返されます。
つまり下層部では大吉が出る確率が1/7なのに対して上層部では大吉の出る確率は1/2となるのです。
もちろんこれは多くの人が下層部から引いていることが前提で単純化した考え方なのでこの通りの確率とはいきませんが、これに近い確率となっていることは理論上間違いないでしょう。
こうしたことはおみくじに限ったことではありません。よくよく考えてみれば同じことがいたる所で起きています。スーパーのレジ待ちも似たような考え方です。
人の心理には必ず偏りがあります。
その偏りに気付きさえすれば、それを利用することで自分に有利な方法が自ずと見つかります。