介護管理職のためのエンパワーコミュニケーション
このポストコロナと呼ばれる時代、施設におけるモチベーションマネジメントは喫緊の課題であり、職員の安定定着を目指すためにも、特に管理職は意識高く持たなくてはいけません。(管理者自身のモチベーションだってありますし、)本当に大変な世の中だと思います。
こんにちは!クジラオカです。今回もお読み下さり、ありがとうございます。
鯨岡栄一郎 (福島県在住)
2021年1月 ALTURA Inc. オンライン事業部にジョイン
(株)メディケアソリューション代表取締役 理学療法士 コーチ
老健施設長を4年経験 書籍「認知症コーチング」など3冊執筆
こうなってから、現場でのコミュニケーション量の減少は如実です。だいたいにして、集うな、近づくな、という訳です。例えば、食事の時ですら、プレートで仕切られていて、「黙食」が推奨され、話すこともままならない。ジワジワと効いてきています。
なかなか気が晴れず、悶々と悩み、気付いた時には、疲れ切って辞めたくなっていた、なんてことが往々にしてあります。
ですから、いかにしてコミュニケーション不足を補完してくかが大事になります。
現場での何気ない瞬間にほんの一言かけられるかどうか。LINEでもチャットワークでも良いですが、ほんの一言の承認の声がかけられるか。それだけで全く違うのです。
私がコーチングをバリバリ学びながら、施設長としてやってた時代に、最も影響受けた本が、「3分間コーチ」でした。現場ではお互いみんなが忙しい。だからこそ、「この一瞬」を逃さないのです。
そして、職員をエンパワー(力づける)するコミュニケーションの最たるものとして、
1対1のコーチング的面談 ー「1on1 セッション」
をぜひ現場でトライしてみてほしいのです。
それこそ、10、15分程度で構いません。
「最近、どう?」「調子は良さそう?」「今、どんなことに困ってる?」
「元気そうで安心した」「○○してくれて助かってる」「あれ良いよね」
ほんの、こんなやり取りです。
この時に重要なのが、決して否定せずに、「何話しても大丈夫だよ」というスタンスづくりです。それこそ、「心理的安全性」です。
「僕、今、かなりフラストレーション溜まってます」
「私、実は結構イライラしてますよ」
「この部分、こんな風にしたらもっと良いのに、とずっと思ってるんですよ」
こんな言葉が聞けたら、しめたもんです笑
こんな言葉を言ってもらう、で、しっかりと受け止める時間が大事なんです。
よく、年に2回は上司と面談が設定されてます、なんてところが多いと思います。私なんかは、「えっ!ちゃんと話せる場が、年にたった2回だけ?!」と思ってしまいます。しかも、心理的安全性も怪しいですから、「ええ、大丈夫です」「何とかやってます」「下半期も頑張ります」などと通り一辺倒なことを話して、済ましてしまいそうです(~_~;)
これを、せめて「毎月」できないものか。
こんな時代だからこそ余計に、職員の感情に思いを馳せ、短いながら頻度と質を考慮したコミュニケーション戦略が大事なんですね!
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