主体的なチームを作るリーダーとは
「どんなチームを作りたいですか?」
リーダーとはどのような存在であると、みなさんは考えているでしょうか。
・口数は少なく背中を見せるタイプ
・誰もが納得するような指示を出せるタイプ
・協調的でメンバーの意見を尊重するタイプ
などなどリーダーといっても、どんなリーダーがいいのか決まった基準がない限り何がいいリーダーだと定義つけるのは難しいです。
今回は、「自分以外の人も主体的に動くようにしてしまう影響力」を持つことをリーダーシップと定義します。
■現代に求められるリーダーシップ
リーダーシップの定義は時代とともに変わり、従来では決断力・組織の実行力が成果を生むカリスマ的存在が歓迎されていました。
しかし現在は成果を出すために、新しい価値を生み出す力や変化に柔軟に適応する力が必要となり、誰もがリーダーシップを発揮できる組織を作る「チーム型リーダー」が求められるようになりました。
論理的思考を得意とする人、イメージ力に富んだ人、協調的でチームの緩和剤的存在、ユニークなキャラクターで雰囲気作りをしてくれる人など、チームメンバーはそれぞれの個性があります。
一人一人が得意を生かしながらチームに貢献できるようにすることで、その個人の能力をチームの強みに変えることができるのです。
■オーセンティックなリーダー
いわゆる「本物のリーダー」のことを表すようですが、ここでいう本物のリーダーとは「自分に限りなく正直であり、自分らしさを体現したリーダー」を指します。
様々なセミナーで知識やノウハウを得ることはとても大切ですが、それで全てがうまくいくわけではありません。あくまで、リーダーは自分のことを知り、ブレない軸を持つことでチームの安定感をもたらします。
それでは、ここから本編でぜひ持ち帰っていただきたい内容ですので、しっかりと読んでみてくださいね。
この7つの視点を「意見」「経験」「感情」「価値観」の4つの視点から振り返ることで自身が大切にしていることなどを視覚化してみましょう。
大切にしているものを常に認識することにより、何を目的に取り組んでいたのか?何を大切にしているのか?など、ブレやすい時期にも、自身と向き合う基準ができるため、安定したチームを作れるのです。
日頃の業務に追われ、周りが見えなくなってしまっている時、心も身体も疲弊してしまった時に自分の判断や行動が「何を大切にしているのか」に反していないかを振り返り、行動を改めることができます。
管理者の方は、悩みを抱えたスタッフにどのように目標を見つけるのか、なぜこの仕事をしているのか?を一緒に考えてみると、スタッフのことを理解し、スタッフさん自身も自分自身を振り返ることができるのではないでしょうか。
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現代に求められるリーダーは必ずしも優秀である、決断力があることを求められてはいないことがわかりますね。何を大切にして働いているのかなどを伝えることができると、そこにスタッフからの信頼が生まれ、互いに知ろうとすること、理解しようとする姿勢を作ることができるでしょう。
基本的なお話ではありますが、意外と、改めて考えると見えていないことも出てくるかもしれません。
ぜひ一度リーダーご自身のことをしっかり分析してみてくださいね。