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男性社会での女性管理職という立場#3

こんばんは。
土日はお休みしちゃいましたが続編です。
前回記事はこちら

準備期間の続きと、準備期間を経て、ついにスタートです。
お付き合いくださいませ。

年が明けてからは怒涛の3ヶ月

2019年下期になって来期から昇進して新たに加わる管理職の人たちとの本部全体に関わる会議に参加(少しずつ参加してたけどもう逃げれないとこまできたの←)。

発表することはなかったけど出てくる話を理解することに時間がかかった。
なんせ本部での隣の部が何しているかなんぞ把握してませんので('_')

というのも、私はいわゆる客先常駐エンジニアをやっていて(この時も絶賛進行中)だったため、本社は基本的にアウェイ。
「あなた誰ですか?」って顔されるのも慣れたもの。
本社で活躍している人たちが何しているかは見てない知らないあまり興味がない状態で、社員の顔と名前すら一致している人が少なかったのだ。

しかし、本部単位の報告事項や共有内容は今までから一段上った内容であるため興味が無いなど言ってられない。
なんとかやる気を出して、半年くらいで名前も顔も業務についても理解できた。
仕事の出来る人と出来ない人(聞いたらほしい回答が返ってくる人、来ない人)の分別もほぼ終了。

その他にも来期に向けての仕事でいろんなことが降ってきて一瞬で過ぎ去った3ヶ月の中で苦労したことベスト3を残しておこうと思う。

苦労したことベスト3

第3位 グループメンバー構成
人数が多いため、小分けのグループを作る必要がある。
本来グループ1つに対して一人のマネージャーが必要だけど、前の記事にも書いたが部長1名、マネージャー1名体制でなんとかしないといけない。
尚且つ、各グループでの人物面、業務内容、顧客など様々な要素でのバランスを保ったメンバー構成を検討しなくてはならなくて。
今までも意見を求められて、その意見を取り入れた配置にしてはいたが、しっくり来たことはなかった。
今回もしっくりくることは無いけど全体を見ることは変わらない。
ということで来期は「顧客」と「業務のジャンル」にフォーカスし、かつ各グループにリーダーを配置することを優先して決めた。

正解がないからメンバー全員がどう思っているかも未だにわからないけど
「部長1名、マネージャー1名体制でなんとかする」ために
やりやすい体制を優先させてもらって申し訳ない気持ちが今でもある。
でも、とりあえずは、そこに関しての苦情は今んとこなし!ありがたい!

第2位 予算決め
3ヵ年のシミュレーションを含めた予算決めを本格的にやってみた。
売上・利益を数字で見て、利益率も計算して~・・・って、頭痛がすごかったっす。

語彙力がなくて申し訳ないのだが、なんともゴールの見えない作業だったんだなこの時は。
好きな人は好きみたいだけど苦手意識しかなくて、、
でも先輩に考え方を教えてもらったり、このくらいの数字行くと夢あるね~とかワクワクする話してもらいながら考えてたらあっという間に終わって。
ほんの少しだけ苦手意識なくなった。
無知ってもったいない、知ってれば楽しくできるってことを再確認。

第1位 中長期計画
予算決めと並行して、だいたいの向かうべきゴールが出たころに
中長期(3ヵ年)の事業計画を考えろとの指示。

この中長期計画って、若手のころは説明受けててもすっごい眠くて意味がわかんなくて「なんなんだろ~」って思ってた。
マネージャーにならなければそのままだったかも正直。
これに興味ある人なんているんか?って思ってしまうくらいの強敵。。ぐぬぬ。
ここ数年で1番頭ひねってひねってひねりまくって山場でしたな。

しかし、私は気が付いた。
今までわかりずらくて取り組みずらかったものをシンプルにできるチャンスじゃん!
メンバーみんなが向かうゴールを示す、向かう道筋も表現できるし、
この計画を理解してもらえる内容にすればいいだけじゃん。
と。
(そもそも今までどんな計画だったんだよ というつっこみは私も入れました)

まあでも「シンプルに」を軸に考えていっても、ややこしくなってって…
過去のよくわからない計画が出来上がっていった過程も痛いほど理解した。

ゴールに向かうための道筋案を出す
 →可不可を見極める
  →不可になった項目のできない理由を考える → 課題化

絶対やり遂げたい項目をいくつか決める
 →やり方を考える
  →やるべきか否かを考える
   →やるべきことだけ残す

といったようにいろいろな方法で項目を出しては消して出しては消してを繰り返し、ようやっとわかりやすい内容にまとまって上長の承認を得られたのは4月に入ってからだった。

この3つをやってたら(他もいろいろあるけど)、3ヶ月、マジで一瞬だったわよ。

管理職になって初めにやったこと

ぶっちゃけ、3年後どうなってるかなんてわかんない。
それは誰もが同じこと。
1年やって計画通りじゃなかったら見直して の繰り返しなんだが
中長期計画の作成をやってみて痛感したのは会社が向かいたいゴールを明確にすることと、そのゴールを社員全員に理解させることの難しさだった。

「数字はいくらいくらです!」って宣言するのは簡単だけど
なんせ行き方がわからない・考えない・知らんぷりの社員もおるし、自分には関係ないって人もいる。
そのくせ給料を上げろだのグチグチ言う人や無駄に残業する人もいる。
そういう人も含めて歩きでも車でも電車でも飛行機でもいいから同じ場所に行けるように持っていくって物凄く難しくないですかね。
事業計画はできたけどこれで終わりではなく、この内容をいかに伝えられるかが重要。

ってことで、マネージャーになって最初に行ったことは、体制とグループ分け、中長期計画を説明することだった。
全員に熱を持って説明したろ!って思って意気込んでたけどコロナウイルスにやられて対面会議禁止…。仕方ないね、こればっかりは。

仕方ないからリモート会議で上司と一緒に分担してメンバーへ説明。
対面ではないから理解度が図れなかったが出来る限りわかりやすく伝えるよう心がけて…

この結果が出るのはまだまだ先だが、適宜伝え続けて植え付けをやってみようと思っている。

私にできること

準備期間で今まで知らなかったこと、見てなかった部分、様々な視点からめいいっぱい吸収した1年だった。
そして、出来る限りみんなが働きやすい無駄なストレスの無い環境を整備し続けることと、1番手の補助輪になれるように動くことが自身の仕事だと認識することができた。

まだまだ未熟だけれど、みんなの力を拝借しながら少しずつでも自分がなりたい管理職に近づいていきたいと感じた年度末でございましたとさ。

次回、4月~5月の今とタイトルについてでラストです。

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ぽんず

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