男性社会での女性管理職という立場#4
今日もお天気悪いですね☂いかがお過ごしでしょうか。
やっと追いついてきた。本シリーズラストです。
前回記事はこちら
管理職のスタート
前回記事でしれっとマネージャーになりましたが、
4月から客先常駐エンジニアも晴れて卒業して本社に戻ってまいりました。
2019年度から2020年度になって新たに加わった社内ルールとか
中途採用の入社、新卒の入社があったり、コロナの対応だったりと最初の1週間は自分の仕事が全くできずのまま在宅勤務になった。
管理職早々にコロナウイルスという過去例にない事案が入ってきて本当に心折れそう。
せっかく考えて作った予算もその通りいくわけない。
社内ルール変更に追いつけないメンバーから質問もたくさん。
うわぁぁぁぁぁ! って感じ。
本音(愚痴)
各現場にある課題や問題への対策についての相談もかなりの量入ってきて、
その中には全部他人のせいにした愚痴とかちょっと考えればわかるものばかり。
新入社員とか3年目くらいの若手から聞かれるものはいいんだよ。だいたいがさ、まぁいい年齢を迎えた男性社員ばっかりなわけだ。
指示したことだったり、ルールが定められたことに対しての目的の理解ができてないことにより、細かい質問がものすごく多い。
「〇〇の場合は私に言えばいいのか、それより上の人か」とか
「残業を減らせって言われてもどうすればいいのか」とかとか。
ぽ:「(え、知らんがな。)」
物事の目的を理解していれば出てくることはない質問ばかりで少々驚き。
聞かないでそのまま進まれるよりはマシだし間違ってはないんだけど
ちょっとは考えた上で聞いてますかね? という気持ち。
ちなみにルールの展開や指示出しの際は目的をちゃんと明記しているけど
伝わってないんだってことで反省もした。
しかしね、聞かれたときにね、送付済みの内容そのまま伝えると理解してくれるの。
読んでないよね~ ってなるよね~~~。げんなり。
それから相談という名の文句もたくさん聞く機会があって…
愚痴を聞くのは別にいいんだけど
何が問題か、どうしたいのか、それはできることなのか、またそれが根本解決に繋がるのかという視点で聞きながら話の内容を整理しているのだけど
話す側はそんなこと考えてないだろうからね。成立しませんよね
あーこんなんが1年続くのかーと思ったらメンタルきついなと思って。
でも他人を変えるより自分が変わった方が早いのも知ってるからね。
問題解決力
吐き出させることは悪いことじゃないから一通り話をさせてから
(要点以外あんま聞いてない)
「で、どうしたいですか?」
「何が解決したらそのフラストレーションはいなくなりますか?」
と確認。
その回答によって、会社としてやってもいいか、進めて問題ないか判断、
問題ないことなら本人にやる意思があればやってもらう。ことにしてみた。
とりあえず今は様子見しているところだけれど、話している内容を整理してあげることと、嫌だという感情だけでは仕事にはならないことを伝えると納得してくれる人が多いと感じている。
男性脳って理論的思考が得意な方らしいけど
それっぽく言って結局「やりたくない」「僕はこんなことをやる人間じゃないんだー」って駄々をこねているように見えた。個人的にね。
対して女性脳は感情的で吐き出せば一旦落ち着くパターンが多いし女性同士のがやっぱり扱いやすいのも事実。
とにかく吐き出させる。そして話の要点だけを拾って、一緒にやっていきましょうと励ます。
具体的な策は別途上長と相談しながら進めていきつつ本人が解決できた成功体験をさせることが大事かなと感じている。
この成功体験が次に出てきた問題の解決に役立てることができるし(いい大人ですから)、自信にもなる。
今からでも遅くないから 駄々っ子から青年になってもらいたい。
男性社会での女性管理職という立場
管理職にならないかと声をかけてもらったときに思っていたなりたくない理由はほとんどない状態で働けている。
・女だし
・結婚もするかもしれないし
・子供産むかもしれないし
・責任取りたくないし
・年上の部下ってやりずらいし
・管理職の中に女性一人もいないし
周りの男性社員からの視線も、昔よりは気にならない。
私自身、物事はっきり言う人間というレッテルを貼られていて(自ら貼った面もある)そのレッテルのおかげ?で「言えない」というフラストレーションはほぼ皆無。
私の会社は年功序列は無し、できる人がやっていくスタイルであるため
そういった面も背中を押してくれる要素ではある。
実際、年上のメンバー(部下に当たる人)がどう思っているかは知らない。
しかし、文句があるなら言ってきてほしいし、もっと良くするためのアイデアは大歓迎。
悔しいと感じるのであれば、上がってこい。と声を大にして言いたい。
男女平等ってやっぱり難しいとは思う。
でも平等でなくても女性が得意な仕事と男性が得意な仕事は違うしお互いに得意分野をやってみればいいじゃん。
足りない部分は一緒に頑張っていきましょうよ。と。
最後に女で管理職やってみて良かったこととして
中途採用の応募に女性が増えたことを書いておきたい。
採用専門のページに私が掲載されたのだが(全然盛れてない写真でクレームしたい)、その影響もあってか
若手の未経験での応募で「手に職を」と「活躍したい」と希望する女性の応募が一昨年度から昨年度では倍以上になった。
実際に私自身が面接も行っているのだが、「女性が活躍できる場があるか」というたぐいの質問も多い。
自身が理想のキャリアパスではないにせよ実例としてできる限りの回答ができるようになったことは一つの成果であって、ここまでやってきてよかったと感じる。
結婚や出産もするだろうけど、その後でも働ける環境が無ければ女性社員が入社してくれても続かない。
この点は今でも会社内の課題として残っているが実績を出すために奮闘している真っ最中だ。
少なくとも結婚や出産を捨ててここまで来たのではないことは断言しておく。(結果的には両方してないもんで言い訳のようですねぇ涙)
愚痴も挟んだけれど、最終的には
女性の出世 悪くなさそう。ってところです。
仕事の話はまだまだ書いていきますが一旦締めます。
ではまた。
ぽんず