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ALOHADESIGN JOBS

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ALOHA DESIGN Tsutomu Kinoshita DESIGN WORKS
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#日記

生み出す欲求

10代後半から20代前半にかけて、絵を描いたり色んなオブジェを創るにあたって、僕はイコン画に強い関心がありました。 僕は毎年初詣に出向き、苦しい時には神頼みをし、毎月恵比寿神社に商売繁盛の祈願をし、クリスマスを家族と祝うチャンポン神者です。笑 特別な宗教を信仰しているわけではありません。 もちろんカソリックでもキリスト教徒でもないのです。 でも、イコン、いわゆる宗教画の独特の雰囲気にとても惹かれていたんですね。 荘厳で静謐で、何より神秘的な神聖さにアートとして強く興味を抱

思い描く先には。

なんだか、今年は激動の年になる予感があって、 実際に動き出すことや終わることで確定していることもたくさんあって。 今まで安定していた事柄も急に終わることもあったり。 もちろん新しいことが既に動き出してる事柄もいくつかありますから。 確実に今年は変わるものが動き出すものが多くなりそうだなと感じていたんです。 数人の友人や知人にそんな話をすると、多くの人が同じように、今年は環境そのものや考え方などが大きく変わると感じてる人が多いみたいでした。 でも、それはあくまでも僕と僕の周り

格闘

エディトリアル・デザイナー。 まあ直訳すると「編集モノのデザイナー」。 言ってみれば、書籍や雑誌など編集された媒体をデザインする人ということで、一般的には印刷物全般に対応するデザイナーのことを言います。 じゃあ、Webデザイナーと何が違うのか、というと、デザインする場所が紙面上(誌面上)ではなく画面上だといういうことだけで、ことデザインレイアウトという意味では大差ありません。 ただ、WebデザインはWeb上の動きや仕掛けや、Webに載せるための様々な制約や決め事に沿ったデザ

今年こそはきっと。

いよいよ年の瀬ですね。 本格的に寒さも厳しくなってきましたし、街はクリスマスでキラキラの有頂天です。 今年はみなさんにとってどんな一年だったでしょうか? **** 思えば一年前。 来年(今年)こそは○○○したい! とか 来年こそは○○○でありますように。。。 とか いろんな想いを抱きながら、2022年のお正月を迎えてたと思うのです。 果たして、今年の皆さんの想いは叶ったのでしょうか。w 何かしら進展なりの変化を感じた人も 何にも果たせなかった人も 何かしら後退してしま

「わくわくする未来」の効用

自分が何かをしようかと思う時 あるいは、具体的なプランや目標を置いて描く未来への展望とか 今いる自分の世界よりもより良い世界を想像して そこに向かう準備や活動をしているときはとても幸せだし 生きるというエネルギーに満ちた生活の日々であるということを実感できるものです。 だからこそ何かを起こしたり 何かを始めて何かを見つけたり そこに向かうことを決意した人の風情は 人を惹きつける何かを身に纏っているのだと思うのです。 思い描いた未来にいる人も当然未来が続くわけです。 そこが

電子書籍のカバーデザイン

TSUTOMU KINOSHITA DESIGNS ALOHADESIGN のWorks に「e-Book Cover Design」を追加しました。 今まで作品数もそんなになかったのでWorksには掲載してなかったのですが、ここへきて幾つかの案件を担当したので、時代のニーズ的にも電子書籍コーナーがあってもいいのかなと思いましてね。笑 新たなるページを追加させていただきました。 *** とはいえ、今までも電子書籍のカバーはいくつかやってるんです。 基本的にはいつも紙の書

3周年記念号リリース!

嘘でしょ?って思います。笑 コロナ第1波時、志村さんが亡くなって世の中が騒然として 昼間の東京駅から人っ子一人いなくなったあの混乱の時期。 周りを見渡しても仕事が停滞したり自分の先行きに不安が募る一方の人たちがどんどん増えてて。 そんな中、その一人でもある僕でしたが、そんな人たちに向けて僕にも何かできないかなぁ、と思い立ってとりあえず始めてみようとスタートしたのがこの「Stay Salty」でした。 最初にお声がけしたのが、『MOVE Art Management』『ga

捕らぬ狸は多いほどいい。

画く。えが‐く ゑがく 【描く・画く】 ・物の形や人の姿を、絵や図に書き表すこと ・物事の状態を、文章や音楽などで表現すること ・物の姿をイメージすること、思い浮かべること ・物の動いた形跡が、ある形を表すこと *** 相変わらず停滞気味の経済状態。 仕事も世の中もうまく回り始めているように見えても なかなか景気がいいという状態には戻っていませんよね。 いや、コロナ前から実はそうだったか。笑 コロナのせいにしてしまうけど、 もともとその気はあった感じはよくよく考えれば

惟う。に込めたこと。

惟う。《おもう》 ** 「おもう」という言葉には様々な漢字が充てられています。 ということは、同じ「おもう」でも、微妙に意味合いや背景は違うのだということですよね。 今回取り上げた、この「惟う」という漢字の「おもう」には、 「信念または見解として覚えておく、または伝える」 「期待する、信じるまたは 看做する」 「何かを確信する」 などの意味があります。 なので今回の英訳は「believe」とし、今の時期、この時代を生きる僕らには大切な言葉なのではないかと選ばせていただ

赦す。

赦す。 「ゆるす」と読みます。 同じような意味でも「許す」とは使い分けられる言葉です。 本家の「許す」とは、相手の願いや申し出を受け入れたり認めることです。 一方この「赦す」は、「罪や過ちを責めない」という時に使われます。 「義務を免除する」という意味もあります。 「許」という漢字には「認める」という意味がありますから、許可を出したり認める場合に使用されるのが「許す」ということですね。 「赦す」は、「罪を犯した相手を罰しない」という意味で使用され、この「罪を責めない・咎め

絆す。

絆すほだ・す【×絆す】 の解説 [動サ四] 1 つなぎとめる。〈新撰字鏡〉 2 自由を束縛する。→ほだされる 「きずな」とあるように、結びつきや繋がりに関連する漢字ですね。 「情に絆される」「けなげな気持ちに絆される」など、心に起因する行動の自由が縛られるときに用いられるようです。 **** 「束縛」という漢字から受けるイメージは一見良くないもののように思います。 でも、絆されたり、虜になったり、釘付けになることは、決して悪いイメージではありません。 心を奪われたり、

旅をデザインする

旅とは世界の一端をトレースしながら記憶に書き留めてゆく作業旅をビジュアル化したり世界をデザインに収める仕事は楽しい仕事です。 大胆で自由にデザインさせてもらえればもらえるほど、僕がそこに行ってないにも関わらず、実際に行った人のなにかの一部を共有出来てる気にさせてくれるのです。 旅とは、自分の足と目と脳で、この世界の一端をトレースしながら記憶に書き留めてゆく作業です。 同じルート、同じ季節、同じメンバーで訪れても、それは必ず違う旅になるくらい、その書き留められる内容は個人の何