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HSP目線で職場にいたら精神崩壊しかけた話

※注 筆者はHSPではありません。どちらかと言うと逆です。

あけましておめでとうございます。
めでたくない方もいるかもしれませんが。

さて、久しぶりにnoteに投稿する内容は、タイトルにある「HSP目線で職場にいたら精神崩壊しかけた話」です。
キャッチーにするために多少大袈裟に言っている&筆者はHSPではないので、フィクションくらいの感覚でお楽しみください。

HSPという言葉はもうインターネットの世界では一般の用語になっているでしょうから、説明は省きます。この記事でのHSPは、「俗にいうHSP」的な雰囲気です。


HSPの世界に没入開始

筆者は2000人くらいの会社で営業職として勤めているのですが、最近バッタバッタと営業職が精神を病んでリタイア(退職、休職、異動願い)しているのを見て、「自分が何気なく過ごしているこの職場環境は、実は人によっては過酷な環境なのかもしれない」と思い、1週間HSPさんになりきって過ごしてみることにしました。

HSPが死ぬ場面その1 営業会議

早速洗礼を受けました。営業会議とは、毎月実施される同じ部署の営業マン全員が集まる報告会のような会議です。この場では、各自が自分の担当営業先について進捗状況を一人ずつ口頭+参考資料で発表します。

この会議では、何人ものHSPが死にます。なぜなら、

①20人くらいが見てる中でゴン詰めされる
もし営業報告に穴があれば、全体の前で指摘されます。味方だったはずの上司も、トップの前では突然裏切ります。
「なぜこうしなかった?」
「お前が悪いのでは?」
「なぜ確認してない?」
「なぜまだその状態?」
「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」


HSP没入ぼく「うわぁぁぁああああああああああ!!!!!」


②少しでも変なことを言うと空気が変わる
ほんの少しでもおかしなことを言ってしまうと(支離滅裂になったり、辻褄あわなかったり)、空気が固まってすぐに冷やかされます。選りすぐりの営業マンなので、冷やかしにも色々なレパートリーがあります。

・他の課員がにやにやしながら目配せをする
・無言で不思議な顔をして見つめられる
・「え?え?え?(笑)」と煽られる
「え?え?え?(笑)」「え?え?え?(笑)」「え?え?え?(笑)」「え?え?え?(笑)」「え?え?え?(笑)」「え?え?え?(笑)」

HSP没入ぼく「うわぁぁぁああああああああああ!!!!!」



HSPが死ぬ場面その2 客にシバかれる

営業職ならば当然お客様がいます。お客様がいるということは、当然シバかれるということです。

①説明内容に不備や矛盾があるとゴン詰めされる
お客様に商品を売る際、もちろん商品やサービスの説明をします。その場面で、もし不備や矛盾があった場合、「こいつは俺のことを騙そうとしている」「こいつは俺のことを適当に扱っている」というマインドになり、シバかれます。

「さっきはAって言ってたけど今Bって言ったよね?どういうこと?ちゃんと理解してるの?自分の売る商品も理解してないの?上司に確認してないの?どういう姿勢で社会人やってるの?なんのつもりで今日ここに来たの?君はもういいから上を呼んだら?君は何のためにいるの?」

HSP没入ぼく「うわぁぁぁああああああああああ!!!!!」



②機嫌が悪いとシバかれる

お客様も人間です。時には虫の居所が悪いなんてこともあります。そんな時は理不尽にシバかれます。

「お前の言う通りだけど表現がムカつくから帰れ!!!!!!」
「そのネクタイが気に入らねえから二度と来るんじゃねえ!!!」

HSP没入ぼく「ぅゎぁ…(萎縮してちいかわになってしまう)」

どんなに理不尽でも、数センチの距離でおじさんに怒鳴られたらみぞおちの辺りがヒュンッてなりますよね。これは営業慣れてもずっとそう。。。



HSPが死ぬ場面その3 オフィス内での競争

営業会議だけでなく、オフィスにいる間は常に戦いの場です。自分の仕事をしている時も、電話をしている時も、帰る時も、常に誰かの目を気にして過ごす必要があります。

①電話内容の徹底監視&ゴン詰め
オフィスで仕事をしている時は、常に上司が部下の仕事ぶりを確認します。客先での話は上司は把握しきれませんが、オフィスで客と電話をすれば上司は部下が普段どのような対応をしているか大体わかるからです。

「お前普段そんな感じなの?笑」
「え、それで電話終わり?」
「なんであれ聞かないの?」
「なんでお前から電話しないの?」
「なんで次のアポできないの?」
「なんで?」「なんで?」「なんで?」「なんで?」「なんで?」「なんで?」「なんで?」「なんで?」「なんで?」


HSP没入ぼく「うわぁぁぁああああああああああ!!!!!」




②同じ立場同士のマウント争い
攻撃してくるのは上司だけではありません。同僚も自分が下位カーストに入らないよう、必死にマウントの取り合いをします。

「(本来はお前の仕事だけど)アレやっといたから(余裕マウント)」
「昨日も言ったけど、あの案件進んでるの?(周りに聞こえる声で)」
「お前最近調子どう?笑(明らかに成績悪い人に向けて)」
「え、もう帰るの?笑」
「暇なの?笑」
「え、もう帰るの?笑」「暇なの?笑」「え、もう帰るの?笑」「暇なの?笑」「え、もう帰るの?笑」「暇なの?笑」


HSP没入ぼく「うわぁぁぁああああああああああ!!!!!」




HSPの世界から帰還

とまあこんな感じでした。HSP僕と記載していますが、実はほぼ他人のネタで、筆者自身は煽っている同僚の立場でいることが多いです。めちゃくちゃ嫌な奴ですね。


HSPになりきって思ったこと、疑問

①傷つきポイント、傷つけポイント 意外と多い
色々書いてて思いましたが、心がヒリヒリするようなことって意外と日常にあるんですね。筆者は今日書いたようなことを日常で目の前にしても、全く何も感じない部類なんですが、これを全部まともに受け止めてたら死んじゃいますね。
筆者のような気づかない系の部類の人間こそ、他人を攻撃してしまったり無意識に傷つけたりマウントをとってしまうんだろうなと強く感じました。

それと、当事者の気持ちを考えてみるとかなり冷や汗が出ますね。めちゃくちゃつらいやん。
普段他人の気持ちなんてほとんど考えないのを少し反省しました。


②でも、なんで損ポジションに居座るの?
HSPという分類に該当する人は、言葉を選ばずに言うと社会的に被害者ポジションというか、損しているポジションの人たちに見えます。

ここまで色々HSP傷つき場面を書きましたが、こういうシーンでいつも攻撃されているのはやはりそういう人たちです。(歯向かってこなそう、弱そう、ビビりそう)

そこで単純に疑問なんですが、HSPで日常のあらゆる事象に傷つけられて生きづらいという人は、そのポジションから脱却したい、脱却しようと思わないんでしょうかね。

当然、人が10人いれば全員が強者になれるわけはなく、上位2人が強者、下位2人が弱者になるのはどうしようもないと思います。誰しも、強者ばかりの環境にぶち込まれてしまったら損ポジになり、HSP的症状が出る可能性も否めません。

ただ、HSPさんの記事などを読んでいると損ポジから脱却しようという意志がそこまで感じられないものが多い印象。
「繊細さんが少しでも生きやすい世の中になりますように・・・」
とか
「世界がやさしさであふれていたらみんな幸せなのに・・・」
とか
そんな感じ。

他人を傷つけてまで、自分だけが生きやすくなりたいとは思わないみたいな話ですかね。偉いね。

今回HSPに没入して思ったけど、日常に潜む全ての痛みをそのまま受けてたらそのうち精神崩壊して死んじゃうやんっていうくらい社会には傷つくシーンが多いので、HSPの書いた記事を見るとあなた本当にそのスタンスで大丈夫ですか、、?ってなりました。

やはり他人をぶっ飛ばして自分最優先で生きるしかない。

けどそれでもHSPを受け入れようとしている人たちは、ずっと戦いに負け続けてきた人なのか、そう勘違いしている人なのか、聖人なのか、一体何者なんだろうか。。。。自己紹介よろしくお願いします。


オチを考えずに記事を書いてしまいましたのでオチはありません。



まとめ

・日常には傷つき傷つけポイントが実はたくさんある
・傷つく人も傷つかない人もみんなすごい

以上 です 


追記:この記事を読んだHSPさんがいたら、何を感じたか、何を日頃感じているのかなどコメントもらえたら嬉しいです!!


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