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多くの人の目覚めが始まっている。

この年末年始、体調を崩して寝込んでいたという人が周りにすごく多い。

忙しい時期だし疲れがたまっていたのだろうという見方もできるけれど、わたしの見解は「時代が大きく変わろうとしていることへの身体の反応では?」と思っている。

風の時代に突入し、ピラミッド式の社会構造が崩壊し、個が活躍する時代がやってくる。

今は何も変わっていないように見えて、水面下では人々の意識は目覚めの方向へ進んでいるのだと思う。

以前に比べ、「悟り」という言葉を身近で目や耳にするようになり、それが修行を積まなくても簡単に誰にでも起こる時代になっていくのだろう。

ひとりひとりが本来の自己に目覚めるときを迎えたのだ。

身体はそれを分かっていて、そこへ向けての準備として体調を崩したり高熱を出す人たちが増えているように思う。

身体の持つ叡智というのは本当にすごくて、意識の変化が顕在化する前にわたしたちの体内にいる細胞は準備を始める。

わたしがそれを身を持って実感したのが数年前。

そのころのわたしは家族の問題で苦しみの真っただ中にいて、なんとかしたいとあるリトリートに参加した。

そこは心の変容を促すためのプログラムが組まれた場で、グループセッションやボディワークを受けたりした。

その旅の期間中はまだ自分の変化はよく分からなかったのだけれど、そこで出会った先生のあり方に魅かれ旅が終わるころには、その先生が教えている講座を受けることを決めていた。

旅から帰り、数週間後に始まる講座開催を待つ期間、わたしは突然高熱を出した。

当時のわたしの平熱は35.7~8度。
熱もインフルエンザのときぐらいしか出ない体質だったので、5~6日間39度台の熱が続いて相当苦しかった。

熱が高すぎて眠れず、元々持っている喘息も出てしまい胸がゴロゴロいってベッドから起きあがれない日が続いた。

そんな壮絶な時間を過ごし、なんとかぎり講座に出席できるまで回復。
元氣になったときわたしの平熱は36.5度に変わっていた。

先生にそのことを告げるとリトリートで心の解放が始まり、そこから講座を受けるまでに身体が先に準備を始めていたのだと教えてもらった。

なんなら「リトリートに参加する」と決めた時点でもう身体は動き出していたのだとか。

そのころからだったと思う。
わたしが身体の聡明さを意識するようになったのは。


わたしたちの体内にいる細胞は、ひとつひとつに意識があり、それぞれが協力してこの身体を正常に機能するように働いてくれている。

そのことを思うとき感謝の念が湧くと同時に、わたしたちの意識では計り知れない叡智がそこにあるのだと厳かな氣持ちになる。

ヨガの先生が「身体は神殿と同じ」と教えてくれたことがあるのだけれど、本当にそれぐらい身体とは神聖なものなのだと思う。

だから心の変化が意識化する前に先に反応が起こるのだろう。

人類のめざめは始まっている。
周囲の人たちからそんなことを感じた出来事だった。

今日も読んでくださりありがとうございます。
また書きます。










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