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頑張ってしまう根底にあるもの。

つい頑張ってしまう。
そんな人多いんじゃないでしょうか?
私もそうでした。

頑張ってしまう根底にあるのは、「頑張ることに価値がある」という固定概念を幼い頃から植えつけられるからだと感じています。

学校でも家でも
勉強を頑張ったから褒められた。
お手伝いを頑張ったから褒められた。

そんな条件つきで自分の価値が左右される世界にいるといつしか心の中に「頑張れない自分には価値がない」という思い込みが埋め込まれてしまいます。

だからみんな知らず知らずのうちについ頑張ってしまう。
頑張ることで自分の存在価値を証明しようとしている。

家でも学校でも会社でも、たとえ一人でいるときでさえ何か動いていないと落ち着かない。そんなことありませんか?

何もせずボーッとすることに罪悪感を覚えたり、仕事や家事を頑張った後だとゆっくり休めるけれど、何もしていない自分を無条件で休ませることに抵抗を感じてしまう。

これは「無価値感」という言葉でも言い表せます。

頑張っていない自分は無価値だ。
生産性があることをしていない自分は無価値だ。

本来人は何をしていようが、していまいがその人の存在価値に変わりはありません。

けれど「頑張ること=価値のあること」という観念を根深く持った私たちにとって

頑張らなくても私には価値がある。
何も生み出していなくても私には価値がある。

という事実を自分に分からせるのは、最初少し時間がかかるように思います。なんせ長年持ってきた信念なもんで。

この観念は、私たちの親、祖母、曾祖母と昔から脈々と受け継がれてきた重い思い込みのように感じています。

だって「働かざる者食うべからず」という言葉があるぐらいですから。

私の中にも「無価値感」は深く刻み込まれていました。

それに氣づいたのは自分と向き合うようになってから。

家族やパートナーと対峙する中で握りしめてきたそれを手放してきたつもりでしたがもっと奥深いところに根を張っていたものに今年に入ってから氣づきました。

長年営んできた飲食店を辞め、がむしゃらに働いてきた生活から一変、仕事をしなくなり時間に余裕ができました。最初のころは心身ともに病んでいたため「今はそれを治すことに専念する」という大義名分によって自分を休ませることができていました。

自分を知るための学びや経験を重ねるうちに心も身体も癒されていきそのときは「これまで頑張ってきたから今は自分のためにお金も時間も使っていい」と、条件つきで自分を休ませることに許可をしていました。

そして学びに集中していた時間が終わりを迎えるころ「何かしなくては」という焦燥感が出てきました。

私の根底でくすぶっていた「生産性のない私には価値がない」という無価値感がムクムクと顔を出し始めたのです。

それを解消しようと(自覚はありませんでした)、開業するためのスクールに入ってみたり、モニターセッションをしてみたり自分なりのチャレンジをしましたがピンときませんでした。

今から思うとそこには純粋に「私は私を生きるためにこれをする」という思いではなく、「無価値感を埋めるため」という不足感からの行動だったから上手くいかなかったことに氣づきました。

あー私、無条件に自分の価値を認められてない…。
今まで自分と向き合ってきたつもりやのに何してたんやろ…。

久々に落ち込みました。

が、いやいや。ここが私の持ってる無価値感の底なんちゃう?
ここまで来るのに色々手放してきたから最後の大きな塊が見えたんちゃう?

と思えるようになりました(思ったより回復が早かったw)。


無価値感を感じるということは、逆に言うと「私には価値がある」ことを本質的には分かっているということ。

だから心がザワつくのです。

ここまでの道のりを経て感じるのは、自分で自分の価値を認められていない間は何をしていてもどこかに不足感が漂い、自分が安定しません。

その「欠けている」と思っている部分は、「何かを学んで知識をつけたから」とか「お金を稼げるようになったから」などで埋まるものではありません。

何かができるようになったら「私には価値がある」と思えるようになるのではなく(そんなもん探してもどこにもない)、理由も条件も何もなく「私には価値がある」と自分で決める。

ここで大事なのが「価値がある」と「思う」のではなく、「決める」ということ。

それは「思う」なんておぼろげなものではなく、もう決まり切った事実だということを自分に分からせ、思い出させるのです。

ホントの自分はそのことを知っています。
だから決めることで思い出していく。

決める→思い出す→馴染ませる。

この一連の流れが本来の「価値ある自分」に戻っていく道筋のように感じています。

今日も読みにきて下さりありがとうございます。
また書きます。















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