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非行してたかもしれない2

私がタイトルの通り感じる理由、
非行少年たちとの共通点の一つは、
身体的なハンデだ。
私は特段身体障害は持っていない。
これは大変幸福なことだ。
しかし、私は、
他の人のように動けず、ぎこちない
のだ。
そのように感じる点が幾つかある。

まず、「歩き方」だ。
私は歩き方がぎこちない。全体的に筋肉が張っている感じで、変に意識してしまい、上手く歩くことができない。少し人と違った感じになる。

次に「表情」だ。
自撮りの時はいい感じに表情を作れるのだが、他撮りになると表情が強ばる。強ばったまま口角をあげるのでほっぺたが持ち上がったり歯茎が出たりして気持ち悪くなる。
逆に小学生の頃の私は、唇をきつく結んでしまうのが癖だった。

そして「姿勢」だ。
私は巻肩で反り腰でストレートネックだ。
首や、肩の筋肉がガチガチなのである。
これは少しでも直そうと腹筋に力を入れたり、肩を張ったりしている。
しかし気を抜くと上記の姿勢になってしまう。

全てに共通しているのは、私の体は常に緊張してしまっている、ということだ。凝り固まっているのだ。
これは私の思考のぎこちなさとも連関している。
思考が凝り固まっているから、どこかぎこちなく、普通になれないのだ。

ダンスなんてやるべきではない

私はストリートダンスサークルに入ったり、今もダンススクールに通ったりしている。
上述の通り全てがぎこちない私がダンスなどやるべきでは無いはずだが、ダンスをやることで身体の使い方や脱力感を覚え、いずれ私も普通の人のように動けるのではないかと期待している。
スクールでも明らかに私は覚えが遅いし、明らかに人と違う体の使い方をしている自覚がある。
しかし継続は力なりとも言うし、何より楽しいし、ずっとやっていればいつか、と信じて続けている。
また、他の人と同じように動く、という訓練にもなると考えている。
しかしダンスをやっているとやはり自分のダメなところに沢山気づく。
気が乗るとついつい自分の好きなように激しく動いてしまうのだ。
また、だいたい出来てればいいでしょ、と細部が疎かになる。
ダンスこそ細部のニュアンスが重要で根幹なのである。頭では理解しているが、私は過程を飛ばして結果だけ求めてしまう。だからとりあえず振りを覚えてれば好きなように体を動かしたい!となってしまうのだ。
これも何年もダンスを続けていれば治っていくのだろうか…。

リカみたいに歩こうとしていた

私は小学生の頃に見た『東京ラブストーリー』のリカの跳ねるような歩き方に憧れて、暫くそれを真似していた時期がある。
誰かに私も「ADHDの歩き方って特徴的だよね」と言われたかったのだ。一種の厨二病である。
しかし元々体が強ばっている人間がさらに強ばるような「意識付け」をした結果どうなっていたのかは…私からは自分の動きが見えないのでなんとも言えないが、考えるのもおそろしい。

以上の通り、
私が非行をしていたかもしれないと感じた、非行少年との共通点のひとつは、体の使い方が異常に不器用なところだ。
これは私の思考方法とも繋がっている。
体の使い方を見直すところからも、思考方法を柔らかくしていきたい。

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