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先生こそイノベーションを③

SDGsと教育現場

現在の教育現場にSDGsの教育が広がっている。ただ表面的な知識のみが進んでいくという印象が強く、果たしてこれで行動につながるのかという問題意識をもっている。学ばなければいけないカリキュラムが大きく変わることが必要かなと私自身、教育現場でSDGsという大きな問題を自分事として考え、将来的にイノベーションに繋がるような人材になるためには教育としては何が重要だろうか。

○SDGsとは

あらゆる貧困をなくす
持続する経済を作る
環境を守り育てる。
がメイン。

詳しくは
17ゴールに169のターゲット、232指標。17ゴールの下にあるものを意外と知らない。世界中の人々の意見を取り入れて決定。開発途上国だけでなく、先進国も対象。民間セクターの役割に大きな期待。持続可能な発展・成長。SDGsの日本をアクションプラン。ゴールを目指して様々な細かな活動が進められている。日本のSDGs達成度19位(2022年) 自分たちの周りだけを解決するだけでなく、サプライチェーン全体で考えなければいけない。世界の状況はSDGs達成率2年連続で後退。先進国の持続可能でない消費が世界の持続可能性に悪影響を与えている。

ここからSDGs達成のための行動の10年がスタートする。もう今は知ることだけではなく、アクションする時期に来ている。


SDGsを学び行動していく中で、教育現場はどうあるべきか
教育のその本質を考えるべき時なのではないか。

 教育現場は、大きな時代の流れで様々な教育がどんどん入ってくる。プログラミング教育、起業家教育、SDGs教育、STEAM教育。どれもこれからの時代を生きるためには必要なことである。

しかし、現場は、増え続ける教育カリキュラムに疲弊している。増え続けることで、全てが中途半端になっている。

 では、教育において何が一番大切かを考えた時に、私はやはり
「新しい価値を生み出すことを子どもたちに教えていくことではないかと考える。」

今回の講義でイノベーションを起こせる環境を学んだ中で、残念ながら学校現場はそのベーションが起こりにくい要因が多いと感じた。(イノベーションが起こりにくい現場→外圧的、表層的な理解、言いっぱなし、散発的、一部が活動)それはなぜかというと0から1を生み出す大切さが教育現場に浸透していないからではないだろうか。決められたことを決められた通りにこなしていくことが学校現場では評価される。

○イノベーションとは

新規事業のことだけではない。イノベーションとは1本業の革新2新規の事業の二本立てにより新しい価値を世の中に生み出すこと。アメリカでのイノベーションの定義は、発明×洞察により経済的、社会的価値に生み出すこと。価値のデザイン力がイノベーションの源泉。技術起点から価値起点に。イノベーションのプロセス。課題発見・コンセプト化・事業モデル化・事業プラン・ファイナンス・立ち上げ・発展。(マーケット起点発想。付加価値の定義。顧客創造と持続的な儲け方。詳細検討と実行案。財務資本による支援。市場に多数の支援者)試行錯誤することが大切。

○イノベーションが起こりやすい環境

○自発的 厳選されたやる気のあるメンバー 徹底的な理解 継続的なコミュニケーション みんながどんどん 経営本流との接続→イノベーションが起こる環境

△外圧的 やる気なし 表層的な理解 言いっぱなし 散発的 一部の部署が活動→イノベーションが起こらない環境

皆さんの学校はどうだろう?皆さんの組織はどうだろう?


○イノベーションとSDGsの関係

ジャパンSDGsイノベーションチャレンジ機械に関する意図、機会の特定、コンセプトの創造、コンセプトの検証、ソリューションの開発、ソリューションの導入、イノベーションによる価値→SDGs。機械の特定(課題)→日本のビジネスになるか?技術、解決策があるか?解決に着手できるか?→解決策の可能性→日本企業にとっての機会。バリューチェーンを描きながら検討する。ビジネスとして成り立つかビジネスモデルを作る。コンセプトの検証。

つまり、SDGsに向かい行動し、目標を達成していくためには創意工夫(イノベーション)による生産性向上、課題解決、新しい価値創造が必要なのである。


SDGs達成のための鍵
生の課題を把握する。○儲けることを目的に。それがサステナブルである。儲けないと会社の同意は得られない。儲けないと投資マネーは得られない。○一人でやらない。政府、企業、団体、NGO。コンセプト創造の幅が広がり、検証が効率的に進み、ビジネスの幅が広がる。

教育の現場であれば、これを実現できる子を育てなければならない。

それは、もちろん知識を教えることも大切であるが、考え方を教えないといけない。

でも、もう知識はAIが教えてくれるよね。


だからこそ、行動できる子、フットワークが軽い子、どんどん失敗できる子が必要である。


○教育で目指すべき人材

 グループディスカッションで、大きなイノベーションを起こすためには、二刀流人材が重要だと話をした。二刀流人材とは0から1を生み出せる人材+基盤の事業と連携をとることができる人材である。この二刀流人材が基盤の事業と新しい事業との橋渡しの役割をすることで、新しい価値を創造できる。

これからの未来を担う子どもたちも、そしてこれからの教育を担う先生も

二刀流人材を目指すべきである。

自分の基盤となる仕事+新しい価値を生み出す志事。

「仕事」と「志事」

 教育現場では、パラレルな働き方をする教員がこれからの時代に必要になってくるのではないかと考えた。学校で学習を進めるだけでなく、教育現場の人材と連携をとりながら、社会に出て様々な社会の問題を解決していく。その活動の中で学んだことをまた教育現場に生かしていく。この流れが、今の教育現場には必要ではないかと考えた。



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