【就活記録#1】少し前進

こんにちは。
私は、新卒5ヶ月で仕事を辞めました。今日はその後の話をひとつ。

仕事を辞めたあと、まず最初に転職サイトに登録した。介護系専門のがひとつと、オールジャンル色んな仕事の求人が見られるところがふたつ。でも、なんとなく介護はもういいかな、と思っている自分もいて。

学生時代の就活の時もそうだったんだけど、正直自分に何が向いてるのかって全然分からなかった。
今でもそれは変わってなくて、何でもできるような気もするし、何にもできないような気もする。
介護の仕事自体は適性あったと思う。人と関わるのも苦手じゃないし、短い間だったけど、私のことを信頼して身の上話をしてくれたおばあちゃんもいた。物覚えは良かったので、仕事で覚えられなかったり理解できないことも特になかった。けど、辞めた後はぼんやり、「他の道に行こう」と考えていた。

芸術活動はトータルで6年間続けて、最終的には開業して仕事になって、事務仕事も営業も販売もなんでもやったけど、でも相手は私の作品をずっと見てくれている人たちだったから、今思うと至らない点も多かったと思うけど、それでも応援してもらえてた。この経験のおかげで色んな職種を経験できたといえばそうだけど、なんだか全部中途半端になっているような気もした。

就活サイトを使ったら、毎日たくさんスカウトやオファーが来た。新しい知識を学ぶのは好きだったから、今まで考えてなかった業界からスカウトが来ても「こんな仕事もあるのか」「楽しそう」と考えてしまって、それを繰り返すうちになんか迷走し始める。

そして悩んで悩んで、知人にも相談して、最終的に、今は美術の世界に戻ることを考えている。「就職します」と関係者に話した時、「たぶん美術にもどってくるよ」とほとんどの人に言われた。その時は「戻ってやるものか!」と思ったけど、美術から離れた今思うことは、「やっぱり美術は魅力的だ」ということ。そういえば、大学時代の同級生も、美術とは縁のない業界に就職したもののお休み中だと言っていた。その子も「やっぱり美術じゃないとだめだ」と言っており、みんな考えることは一緒なんだな、などと思う。

結局私は、日常の大部分を占める仕事を"ただ生きるための手段"とは考えられないみたい。そして、そういうふうに考えている人と馬が合わないんだと気がつく。
どうせ働くなら、毎日自分の好きなものに向き合ってる人と一緒に働きたい。美術という、日常になくても生きていけるものを生業にしていくのは、ただ生きるために仕事をするよりもずっと難しいことのような気がしている。働き方にも色々あるから、他の考え方を否定するつもりはないけど、少なくとも私は、こういう軸を大切にしていたい。

行先は厳しいかもしれないけど、いまは何かしら美術に関連する仕事に就くことが目標。


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