8月 その2
8月20日
親の怒り方は本当にずるい。今日、親がトイレに残り物を捨てようとしてて、私が普通にゴミ箱に入れたらと言うだけで叱られた。なぜか、それで私が怠けているとされた。この間は、家族でUNOをやってて、私がお母さんにウノと宣言しなかったことを指摘すると、10分は怒られた。卑怯で意地悪だって。それがゲームのルールだよ?意味分からないよね。怒られるのはいつも私だけだし。
8月22日
私は最近ロシアにメル友ができた。14歳の女の子で結構気が合うのだが、親がやけに情報を聞き出そうとする。嫌気がさしてきた。私が友達が少ないから気になるのか。。。でも、放って置いてと言いたくなる。もちろん、言えるはずがない。火山のように噴火するな。それか爆弾のように爆発。。。
8月24日
今日ユキと一緒に小説を書き始めてみた。日本人の女の子がアメリカに住んでいる友達に会いに行くという話。私たちと名前と年齢は違うけど、もちろん私たちに重ねた部分はあるよね。ペーターは14歳で友達がいっぱいいて、ユキがそのうちの一人といい仲になるという設定。私にはもう彼がいるの。つまりは、ラブストーリになっていくはずなのね。まだそこまではいっていないけど。ここまででは、マーチン(私の弟)がブリトニースピアーズが好きで友達とその曲に合わせて踊っていた所を私たちに見つかった場面を書いた。
お母さんが買ってくれた本の一冊に『女の子のための、男の子との接し方の本』というのがあった。お母さん、ちゃんと買う前に中身に目と通さないとだめだよ!すごい絵があったんだから。内容もね。。。衝撃的な質問応答があったりした。ユキに話すためだけに読んじゃったけど。たとえば、アメリカの10代の子の80%はHを定期的にやっているらしいって。その3分の2は親の承認の下で。お母さんは私を大人だというけど、私はこれで自分がまだまだ子供であると実感した。アンネは平気で自分の身体の成長のことなどを平気で書いていたけど私はそれもできない。そのつもりでいたけどやっぱりその気にならないし実際にできない。なんでだろう。なんでも日記には打ち明けられるつもりだけど。
8月27日
今朝もまたずるかった。7時に早起きして、テレビを先取りしようとしたら、今度もまたペーターに譲るように言われた。昨日彼が私に譲ってくれたから。と言っても、昨日は彼が先に観ていたから彼が観ていてもいいとされ、彼の番組が終わったから私がやっと観れていただけ。結局彼の代わりにお母さんが独占することになったけど。お母さんこそ自己中じゃない?私に譲ってもいいのにね?それを抗議したら絶対に私をまた罵るから何も言えないけど。私の番組をすごく観たかったのに。
インターネットで買いたいCDを調べた。お母さんはいつも私たちが物を買いすぎていると言うけど、買い物をするのはいつもお母さんなんだよ。私が何かを買ってもらえるのは滅多にないから。アクセサリーだけはいっぱいあるけど。服は殆どないよ。買い物行きたいな。。。
夕方、気分がすごく落ち込んだ。全部が重なって。家族も嫌だし、大人になりたくないし、友達がいないし。。。お母さんが怒るし。お母さんも私みたいに気分が塞いでたのかな。でも私の方がもやもやが酷かったと思うけどね。お母さんは今回はなぜか、私が家族で有一日本語ができるのに通訳をうまくやってくれないと怒っていた。
でも、落ち込んでいる中でも幸せを感じる。自分の性格が大好きだ。ピアスもできたし。宿題しなきゃ。。。
夜はユキと彼女の庭にテントをはってそこでお泊まりした。ユキは暗い中外に出ることを怖がった。私よりも怖がりだったなんて。また楽しかった。Hな話は少しだけした。みんながスケベなことを批判した。ユキは、私が男子に触れたがらない気持ちを理解したと言っていた。
<覚えている限り、その夜もまた私が彼女を強姦しようと襲いかかる遊びをした。強姦といっても、それが何かは曖昧な理解しかなかったのだがとりあえず上にのっかってくすぐりあったりするだけ。なぜかすごく楽しかった。数年後、その無邪気な遊びが何とも言えない気持ちで思い出せることになるとは想像もできなかった。。。>
8月28日
朝の6時前に起床した。チャットルームに行き、Hとはどんな行為なのかを探ろうと試みた。自分たちも変態になりすました。すると、今はお互いカラダを舐め合うのが流行りらしいということがわかった。頭おかしいんじゃないの?
午後にはユキの部屋を掃除し、またパリへのパスポートを観た。メアリケートとアシュリーって本当に好き!可愛いし、おしゃれだし、アクセサリーが綺麗だし、双子だし、女優だし!声もかわいい。ユキからビデオを借りてきた。
夜、お母さんと添い寝した。お母さんはあいずちを本当に打てないな。いつもあいずちばかり打つのはよくないかもしれないけどお母さんは何を言っても自分の意見を言うだけなの。それも大体は私の正反対。メアリケートとアシュリーが好きだと言ったら頭がおかしいと言われた。私の方が絶対に可愛いしそう考えるのは変だって。私が将来したいことを述べたときは、それは無理だねとあっさり言った。