私の名前はレヤ。現在34歳。人生の大半まではもういかなくなったけど人格が形成される少年期を日本で過ごした。本が小さいときから大好きでいつかは自伝を出してみたいと最初に思ったのが小学生の時だ。それ以来、毎日ほとんど欠かさず日記を綴ってきた。あれこれ、それから20年以上もたってしまった。ちなみに日本語で自伝を書くつもりは全くなかった。私が生まれたのはロシア。親の仕事の都合で日本に渡った7歳まで日本とはなんの縁もなく、小学校2年生のクラスにポンと入れられてから日本語を自ずと身につけ
1月5日今朝は学校に行った。帰りで家の側の草むらを走っていると、足が穴にはまってしまった。酷く挫いた。そこまで痛くなかったが完全に挫いていた。地面に足を付くのはもう無理で、家まで片足で跳ねる始末。 病院にはしばらくいた。氷で冷やされ、包帯でぐるぐる巻かれた。痛みはとれなかった。歩けないけど、特に気にしていない。こんなに辛い思いをしているのはタイ旅行がうまくいくからのはずだと少し期待している。 1月7日今朝、旅の支度をした。私は掃除をした。空港にはとても速やかに着いた。前回
12月17日今日、ロシアのクラシックロックバンドを鑑賞に東京に行った。ぜんぜんよくなかった。第一に、音が大きすぎて何も聴き取れなかった。親とペーターは同感だった。でも、多くの他の人は踊ったり、歌ったりしていた。それを見ているのは楽しかった。にしても、暇だったけど。AQUAかHANSONのライブに行ったら私もそうやって踊りたいな!テレビで広告を見たら絶対にチケットを買おうと決心した。 帰り道にショッピングセンターに寄ってご飯を食べた。リップクリームを買ってもらえた。リップクリ
12月5日昨晩、ハムスターのケージを掃除していると、肩に大きな腫瘍ができていることに気づいた。最近ケージから出していなかったので今まで分からなかったのだ。とても辛そうで可愛そうに見えた。私は大泣きし、止まることができなかった。私のせいなんだもん。ずっと遊んであげなかったから。。。誰かを殺したと思えるぐらい罪悪感を感じた。自分が憎かった。お母さんもちびちゃんを見た途端心配になり、朝一番に獣医に連れて行った。 1時間近く順番を待った。獣医さんはちびちゃんを診察し、腫瘍の中は液体
11月2日クラスに青木という馬鹿な男子がいるんだけど彼はよく人を殴ったりして格好つけている。みんなはそれを嫌っているけど彼に立ち向う人はいない。この間は、女の子が彼に蹴られ、顔面を壁にぶつけたのに彼は誰にも何も言われていない。みんなって本当に臆病なんだね。彼が私にちょっかいを出す時は私はいつもやり返すよ。彼はいつかは自分がどんなに馬鹿だかを理解する日がくるのだろうか。心理学は面白いな。人は馬鹿を怖がりながらもある程度尊敬もするみたいだ。 学校でカルメンのオペラを鑑賞しに行っ
10月7日隣町で花火大会が開催された。親はペーターを連れてよく見えそうな田んぼに行き、私はユキの家のベランダから見ようと思った。彼女はベランダにベンチを引きずり出し毛布も用意していた。私たちはそこに座り込んで音楽をかけ、談笑しながら花火を楽しんだ。肌寒い夜の中二人で毛布に包まっているのがとても気持ちよく、いい思いでになった。 10月13日英語教室でちょっとした出来事があった。アナ先生がクラスに20分も遅く着いた。車を最近買ってまだ不安でゆっくり運転してたかららしい。到着した
9月3日ユキと街の夏祭りに行った。とくに面白いことがなく、家にもどっておしゃべりをした。最近本当に変なテーマが増えている気がする。変なテーマというのは、男子とかキスの話とかね。ユキ、好きな人ができたかもしれないの。まだ半々の可能性だけど。好きになっても私に言わないって。私が男子が嫌いだから。昨日の夜、誰かとキスをしていることを想像してたんだってさ。へー。私はここまで想像力が豊かじゃないな。でもね、ずっとそんな話をしてきて、今は私も好きな人ができるのはそんなに悪いことじゃないと
8月20日親の怒り方は本当にずるい。今日、親がトイレに残り物を捨てようとしてて、私が普通にゴミ箱に入れたらと言うだけで叱られた。なぜか、それで私が怠けているとされた。この間は、家族でUNOをやってて、私がお母さんにウノと宣言しなかったことを指摘すると、10分は怒られた。卑怯で意地悪だって。それがゲームのルールだよ?意味分からないよね。怒られるのはいつも私だけだし。 8月22日私は最近ロシアにメル友ができた。14歳の女の子で結構気が合うのだが、親がやけに情報を聞き出そうとする
8月3日今日はまた英語のサマースクールに行った。いつもと違って楽しかった。休み時間に友達とUNOをやった。今度の演劇発表会の練習のため、先生が衣装を持ってきてくれた。男子たちは帽子をかぶり、ナーディアは長いスカートを履き、みんなが合唱をしている間だ、カスタネットを叩きながら一人で踊っていた。その光景はバカバカしくてしかたがなかった。みんな、笑いをこらえながら無視していた。急に、彼女はそのまま違う部屋に踊って行った。誰かが、「ナーディアは?」と聞くと、私が「踊りの練習をしに行っ
7月17日今晩、私はとても丁寧にペーターに手を洗うように言った。彼はそれをやらなかった。私は軽く彼をつねった。ペーターはわざと大げさに私が怒られるように泣きじゃくった。絶対にそこまで痛かったわけがないから!もちろん、私はその場で、可愛そうな坊やをいじめていると叱られた。私はカッとなりながらも黙って夕ご飯に取りかかった。見ると、ペーターは手をパンツの中に入れながら私のプリントを触っているではないの!私は、「また全部私のせいなんでしょ」と叫びながら自分の部屋に逃げて行った。今度こ
7月1日ねえ思えば幼少期って短いよね。私の考える限り、子供って14歳ぐらいまでだけどそれってずるくない?大人でいる期間はあんなに長いのに。大人の期間も年代別に分けられるけどさ。木を登ったり外で騒いだりできるのは子供だけでしょ。私でももうそういうことをしたら注意されるよ。あえて言えば、人生の6分の1ぐらいしか子供でいられないでしょ。なんで?なんで自然ってそんなにずるいの?大人になんかなりたくない。三分の一くらいの速さでならいいかもしれないけど。だって、大人ってなにをするかも分か
6月14日今日英語教室につくと、クラスまでまだ時間があって、私はアヒルを探しに行こうと思った。先生が飼っているアヒルが二週間前に近くの田んぼに逃げていったのだ。私は彩美を呼んで田んぼに出かけた。話を聞きつけて他の子も3人くらい付いてきた。アヒルは見つからなくて、代わりにカエルと遊んできて帰った。カエルは今まで触れなかったけど小さくてかわいかったので楽しかった。男子はまだ戻っていなくて、気づいたらアヒルを田んぼの奥で見つけていた。私たちは長靴と網をかかえてそっちに急いだ。アヒル
6月1日今日はアンネに習って自分の最近の気持ちを分析しようと思う。 最近よく、お母さんいなくて寂しいでしょと聞かれる。私は笑って、話題を変えるようにしてきた。なぜなら、あまり考えないからだ。お母さんが好きじゃないからとかではないと思う。もちろん好きだけど、ただ思い出さないんだよね。寂しさはきっとあるけどそれに焦点を当てることがない。時間がないからなのかも。それに、お母さんが家にいるときは私に怒っているか、自分の眼の痛みを訴えてるかどっちかって感じだし。ところで、毎日掃除やベ
5月4日今日は弥生さんとその友達と山に行った。とても綺麗だった。途中で森林が生い茂る中を通った。いつか前、ここら辺に山賊が住んでいたんだとおばさんたちが話していた。その後、おばさんたちの知り合いでとてもお金持ちの家にたどり着いた。その家は築400年くらいのものらしく、とても大きく、茅葺きの屋根で、巨大な敷地に設置されていて周りの山もいくつか所有しているということだった。ちょうど学校の授業で、茅葺きの屋根は何年かごとに屋根を敷直す必要がありそれがすごくお金がかかるので全国的にも
4月5日今日、誤ってペーターがトイレでうんこをしてるときにドアを開けてしまった。入っているなんて知らないよ!彼、便器に座ってどこか足の間にに指を突っ込んでいたんだよ。あー気持ち悪い!その後、手を洗わなかったんだよ!それでわざと私の物を触ってくるんだから。怒らないわけがないでしょ。私は彼に触られた物を拭きながら回った。ペーターはそれを親に告げ口。お母さんは私に怒鳴り、ペーターはわざと私がもっと怒られるように大泣きする。なんで私はそんなに嫌われるの?ずるいよ。それでも皿洗いはした
3月3日理科のテストが戻ってきた。私のは82点だった。まみは、80点の少し上だと言っていたので81点くらいかなと思って、見せ合うことにした。そうしたら84点だったの!後で2点下げられていたけど。私のは、本当はもう2点あるはずだし。答えが二つある欄があって、二つとも書いたらどっちか一つだけしか書いてはいけないと言ってバツにされた。これで5教科合計が450点になった。悪くもないけどもっとよくやりたかった。まみとの差が3点だけで悔しかった。一回だけでも勝ちたいな!給食まで口も聞かな