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【連載小説】ファンタジー恋愛小説:影の騎士真珠の姫 第十三話前編 マリアとゾフィ

前話

フィーネペルルとヴァルターはやっと想いを通じ合わせた。
 そして差し迫った問題。マリアが姉、ゾフィかという点で、うやむやのままはよくないと意見が一致した。
 話を聞くだけでも聞いて問題の解決に向かうのが必要だ、と二人は考えた。
 城に戻って愛犬たちにお留守番をさせるとカタリーナの部屋に向かった。居城はそんなに大きくはないが、古来より増改築されて複雑な城の作りになっていた。入り組んだ城を巡ってカタリーナの部屋へ行く。カタリーナは趣味の編み物をしていた。
「カタリーナ! マリアは?」
 フィーネペルルが明るく声をかけるとカタリーナは目を煌めかせる。
「何か良いことがあったようね」
「まぁ……」
「そういうことですが……」
「遅かったわね。ほんと」
「何が?」
 二人でハモって尋ねる。
「面白いからもう少し黙ってるわ。マリア! 少し手を止めてきてくれない?」
 扉の外を通り過ぎようとした女性に声をかける。
 
 姉上!
 
 ヴァルターが目を見張る。間違いなかった。探し求めていた姉、ゾフィだった。しかし、ヴァルターが見ても何の変化も見せない。
「フィーネペルル様とその護衛のヴァルター様よ。あなたが気づいたときの話を少ししてもらっても良いかしら? 何回もさせて申し訳ないけれど」
「はい。それは構いませんが……。フィーネペルル様とヴァルター様。お初にお目にかかります。マリアという者です。記憶がないため、仮の名前として侍女仲間からつけてもらった名前です」
 宮廷式のお辞儀を丁寧医してマリアは言う。目の前に姉がいる。その事実にヴァルターはすぐにでも名乗り出たくなった。フィーネペルルがヴァルターの腕に手をかける。それだけで、すっとヴァルターの高ぶった気持ちが収まった。ヴァルターは礼の目線をフィーネペルルに向ける。フィーネペルルは微笑むとマリアに向き合う。
「マリア。それじゃ、そこに座って目覚めたときの事を話してくれる?」
「ここに、ですか? カタリーナ様のお部屋で?」
「いいわよ。マリアは特別な侍女よ。私が見つけた女性ですもの。それに侍女仲間に聞かれたくないでしょう? 同じ話を」
「はい。それでは、失礼ながらも……」
 マリアは落ち着かないようにに椅子に座ると手を膝の上でくんでしばらくの沈黙の後、話始めたのだった。


あとがき

ここだけまた前後編です。あとは話数を切りよくするのに一話ずつになっています。この続きは明日。段々ストックがなくなってきてます。まぁ、訳ありとかで稼げますが。今日は眠すぎて何も出来ません。

最近のハードスケジュールでばったり。座骨神経痛も最高潮。痛すぎる。少し布団で暖まります。

漢字検定の勉強がー。野球がー。執筆がー。です。
今日の夜、模範解答がでます。あとは字が判定されてるかどうか。合否は来月。困りましたな。長い。次の試験は10月。今から基礎を一ヶ月やって問題集を解くを繰り返すと受かるはず。字さえ綺麗なら。

と。また関係ないことを。頭にこの記事にちなんだ事が浮かばないんです。
寝不足もあって。今日も四時起きです。ふっと目が覚めて困ります。あと寝れないし。寝たら後が非常にやばい。起きれなくなる。朝活にしたくとも野球中継が遅くまでしている。早寝は無理でした、。朝活できません。したいのですが。漢字検定の問題をする時間が朝の方がいいと思うのですが。でも、結局仕事があるから長々できないし。

とにかく寝ます! あと一時間で魚のご飯です。それが終わったらまた何か更新します。

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