人は余力を残して旅立つ
「人は余力を残して旅立つ」
と聞いたことがある。
まだ少し力がある状態で、
「この辺で、もう逝こう」
と、自分で引き際を決めるらしい。
人と機械は違うけれど、
最近“もう手の施しようがない状態”と
メーカーの人に言われた私のパソコンも、
ウンともスンとも言わない状態ではなく、
かなりゆっくりだったが動いてはいたため、
なんとかなるのではと希望を持ってしまった。
でも専門家によると、
もう何もできないとのこと。
パソコンもまた余力を残したまま、
最期を迎えたのだった。
「一応動けるけれどカタツムリ並みの速度だし、
やっぱりそろそろ逝くわね!
こんなに遅いと、ありすに迷惑かけちゃうし」
ということだったのかな。
…パソコンは人じゃないけれど😂
人生の最期でなくても、
人の去り際、例えば会社を辞めるとか、
恋人や配偶者と別れるとか、
そういう時も、人は少しの余裕を残して
去るような気がする。
100%力を使い切ったら、
旅立つ力も残っていないからか?
だから会社に残された人や、
別れを告げられた方は、
びっくりすることも多いのではないか?
余力をどれだけ残して去るか。
去り際にその人の美学が
表れているような気がする。
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