失神するほど誰かのファンになること
先月、リアム・ペインさんの
訃報が飛び込んできたが、
最初それを見た時、「…誰?」と思った。
記事を読んだら
ワンダイレクションのメンバーと書いてあり、
ああ、あのボーイバンドの人か! とわかった。
しかしワンダイレクションという
バンド名は知っていたが、
どういう人がメンバーだったかも、
どこの国のバンドなのかも知らないほどだった。
「時の人」となったリアムさんや、
属していたワンダイレクションの映像や画像が、
インスタグラムなどでどんどん流れてきて、
私は今更ながらだんだん詳しくなった。
今ではイギリスのバンドだとわかったし、
最初はメンバーの顔も名前もわからなかったのに、
全員の顔と名前が一致して、
特徴などもわかるようになってしまった。
絶頂期だった頃の映像が流れてくると、
ファンの女の子たちが死に物狂いで叫んだり、
コンサートで感極まって涙を流したり、
失神しそうになっている人もいたりして、
ものすごい人気ぶりがうかがえる。
そしてふと考えてみた。
私も若い頃はそうだったっけ?
誰かのファンになって、コンサートで涙ぐんだり、
本人を目の前にして叫んだりしたっけ???
いや、そんな記憶は全くないな、と思った。
私もそれなりに
ミュージシャンのファンをしていたが、
そこまでの熱意はなかったのか?
ライブの後にメンバーと話す機会があったが、
冷静に話をして、握手やハグをしてもらったし、
サインもしてもらった。
でも叫んだり、泣いたり、
失神したりはしなかった。
でも本当に好きだったんだけどね。
何が違うのだろう。
我を失うほど
盲目的に好きじゃなかったということ?
それか、本人を好きというのも
もちろんあったけれど、
どちらかというとその人の音楽が好きだったから、
熱意が本人に向かわなかったのかな…?
もし時間を巻き戻せて、
若い頃に誰かのファンになったとしても、
誰かの盲目的なファンになることは
多分ないだろう。
でも現実的に誰かを好きになり過ぎて、
そんな自分を持て余していたことはあった。
でもその人の前で叫んだり、泣いたり、
失神したりはしなかったけどね。
現実に夢中になる人がいたから、
夢の世界のようなアイドルやミュージシャンに
過度に夢中になることはなかったのかな?
でも現実的に誰かを好きすぎるのも厄介なのよね。
アイドルに夢中になっていた方がよかったのかも…?
ちなみにリアム・ペインさんは
画像の右から2番目。
今更ながら生前の活躍を一気見して、
ワンダイレクションのすごさを思い知りました。
リアムさんのご冥福を心よりお祈りします。
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