匂いで春だってわかるね
白い靄の中
桜色がちらちら映る
ぼんやりした温度
春の匂いってあるよね
あれが今でも大嫌い
粗野な子供たちの中にどうして居ないといけないの
彼らは別の生き物
何を叫んでいるのか分からない
彼らが飛び回り
金切り声で話し掛けてくるのが
全く理解ができなかった
ただただ煩いな
私とは違う
助けて欲しい
ここから連れ出してくれるなら
どんな人でも王子さま
実際には誰も来ないので
自力で帰るしかないのだ
有刺鉄線を越える
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