Algoage、ゼロからBizOpsに挑戦します! - 事業の拡大を牽引する、オペレーションのプロ集団に - #BizOpsアドカレ
この記事はBizOpsのアドベントカレンダー 22日目の記事です。
前回は、株式会社openpage 藤島 誓也さんの「BizOps、SalesOps、RevOps…ビジネス系のOpsとは?歴史と背景、キャリアをご紹介」という記事をお送りしました。
このNoteでお伝えすること
このNoteでは、株式会社AlgoageにおけるOps部門の現在地を振り返り、より大きな未来に向かってBizOpsに挑戦するに至った経緯をお伝えします。
成長中のスタートアップでBizOpsにイチから挑戦するワクワク感を少しでも多くの人にお伝えできたらと思います!
また、私自身、BizOpsの役割にものすごく想いがありますし、一方で悩みながら進めている部分もあります。ぜひBizOpsで高みに向かう同志と仲良くなれたら嬉しいです!
とはいえ「Ops/BizOpsってなんやねん」と思う方も多いと思います。
この記事はBizOpsの言葉の定義を知らなくても(実際曖昧で私も定義を言えないのですが)、スタートアップで↓この辺りに関心がある人に読んでいただけると良いのかなと思っています。
自己紹介
株式会社Algoageにて、Ops部門のマネージャー(兼務でCOO室にも所属)をしています、居原朝希と申します。
簡単にこれまでの経歴をご紹介します。
会社紹介 - Algoageとは -
簡単に弊社Algoageについてご紹介します。
後述しますが、BizOpsへの投資意義やミッション・役割を考える上で、会社の経営環境/事業環境から紐解くことは必須です。
ここでご紹介する要素がAlgoage流BizOpsを形作る核になります。
Algoageとしてのミッション・ビジョンはこちらです。
現在は、2021年8月に開始した『DMMチャットブーストCV』を主力事業として運営しています。
ミッション・ビジョンにも表れている通り、私達はテック企業として「未来の意思決定」の形を描きたい、という展望があります。
「未来の意思決定」という広い市場にはまだまだ様々なビジネスチャンスが眠っていて、Algoageでは並行的に新規事業の探索・開発も進めています。
AlgoageでのOps部門の現在地と振り返り
Ops部門の設立経緯
自己紹介でも簡単に触れた通り、私は元々この会社で『DMMチャットブーストCV』事業のデータ戦略部門をマネジメントしていました。
サービス立ち上げ期から「この会社のデータ関連の全てに携わる」役割で、基盤構築や組織構築の経験がない状態で1人でスタートしました。
その後自分で基盤実装をしつつメンバーを集めていき、なんとか1年3ヶ月ほどかけて、まともなデータ部が形作れてきたのかなと思います。
事業立ち上げ初期のデータチームでは、データという手段に囚われすぎずに、事業課題や現場課題を広くキャッチし、その中で自分たちで解ける課題を見つけ、提案・解決する動きが価値に繋がります。
そうした考えのもと、事業全体を見渡した時に、データ単体では解決できない課題の多さを実感しました。
Algoageのバリューの一つ「全体最適で。」の観点に立った時に、自分がデータ部門だけを見ていては事業の成長には繋がらない、という感覚が強まりました。
そこで、より広範な課題解決組織として立ち上がったのが、Ops部門です。
厳密には他部署の中に部分的に存在していたチームを横断型の課題解決部門として独立させて、私がマネージャーを引き受けました。
ただ、この時私はOpsの概念もほぼ知らず、BizOpsアドカレに出ているような一般論やプラクティスには全然触れられていなかった状況でした。
根底にあったのは、皆大変な思いをしているのを解消したいという気持ち。
素晴らしい仲間たちが集まっているんだから、その人達がいきいきと働き、最大のパフォーマンスを出せる環境を作っていきたい。
そこには全体目線での仕組み化が鍵になるはずだという感覚がありました。
そこで、Ops部門のミッションとビジョンをこのように定めました。
現在地:「全体最適」と「思いやり」を持った横断チーム
Algoageでは最速で市場No.1になるべく、全員がストレッチのかかった目標に向かっています。
その中で部門横断の課題が連続的に発生してきます。
どの部門どの問題を優先的に解くべきか、変動性が大きいフェーズでした。
ゆえにOps部門では事業全体を俯瞰的に見ながら、都度優先度の高い現場課題/事業課題に取り組んできました。
特にAlgoageのバリューの行動指針のうち「まず、思いやり。」と「全体最適で。」を意識して活動してきました。
具体的には、主に以下の3つのチームができていて、それぞれを少数精鋭ながら各チームのリーダーが推進してくれています。
振り返り:現場に向き合い続けて感じた、頭打ち感
DataやProductチームと言った複数の機能を有しながら、全社を広く見渡すことで、様々な課題にアプローチする動きがで出来てきました。
この動きで一定の効果は出ていたものの、現場で顕在化した重要課題に反応するレスポンシブな動きになりがちだったため、長期課題へのアプローチは相対的に薄くなってしまいます。
Ops部門内でも、根本解決に向かえていない暗中模索感が漂ってきた結果、メンバーからも疲弊感が顕在化してきてしまいました。
疲弊している現場の助けになるべく頑張ってくれているメンバーが疲弊している。
こうした状況では「皆が本来の業務に集中できる」状態には到底たどり着けているとは言えません。
マネージャーとしての力不足を感じました。
一方、各チームのリーダーが自律的にチームを運営し、全体最適や思いやりの目線を持ちながら、他部署と協調し活躍してくれるようになったことは大きな成果だと感じています。
それぞれがAlgoageのバリュー「全員、リーダー。」の体現者として振る舞ってくれています。
成長するリーダーたちを見て、私自身も、もっとチャレンジしないといけないと思いました。
そこで「必要なのは問題の根本にアプローチすることで、そのためには私自身の目線を経営視座まで引き上げた上で、一番大きなレバーを引くべき」と視点を転換するようになりました。
これからBizOpsに挑戦します!
BizOpsとの出会い
このように視点を転換し、次の動きを模索する最中で光を見出したのが、BizOpsという職種です。
BizOpsという職種名自体は以前から聞いたことはあったのですが「Ops系って似たような名前いっぱいあるよね・明確な定義ないんでしょ」と、数あるOps職のone of themの扱いで、ある種斜に構えて捉えていました。
しかし、上述のように経営視座での意思決定の必要性を痛感したこともあり、(どうやら)「経営と現場とつなぎ、効率的に事業運営できるようにする」(っぽい)BizOps職が輝いて見えてきました。
ここからBizOpsという職種の解像度を上げる動きをし始めました。
ただ、BizOpsという職種をおいている企業は数十社ありますが、各社でやっていることは(一定の共通項はありつつも)バラバラのようです。
なぜバラバラなのかは(職種自体の新しさもあると思いますが)、BizOpsの役割を広く「経営と現場とつなぎ、効率的に事業運営できるようにする」とした時に、その実態は各社の経営環境に依存するからだ、と考えられます。
なので、私自身がBizOpsとして価値を出すために「Algoageはどういう経営環境に身をおいていて、ゆえにBizOpsはどういう存在であるべきなのだろうか?」に向き合う必要がありました。
Algoageの今の経営環境と展望:唯一無二の事業創造会社として
会社紹介でも触れた通り、AlgoageはDMM傘下に属しています。
DMMは非上場で、60以上の事業を持ち、”スタートアップの寄せ集め”を自称することもあり、私達はスケールのための大胆な投資と裁量権を得られています。事業を伸ばすことだけに集中できる最高の環境です。
私自身、前職で上場会社の子会社を経験したからこそ、この違いを肌で強烈に感じています。
私達はポリシーとして「事業成長の為なら惜しみない投資を」を掲げ、この環境をフルに活かした戦い方をすべきと考えています。
他にも、私達の経営環境を大きく決定づける要素として、ミッションとビジョンがあります。
私達は元々AI系の受託開発会社だったこともあり、自分たちをテック企業だと考えています。
また今の『DMMチャットブーストCV』事業の先に、「未来の意思決定」の形を描きたいと考えています。
最高の事業成長環境で、テクノロジーを活用して「未来の意思決定」という広い市場に挑むからこそ「勝ち筋を広く探しながら、良さそうなものを見つけた時にスピーディにベットし、最速で事業拡大する」戦い方を私達はすることができます。
ここから「Algoageは事業創造会社になる」という展望が導き出されます。
必要な要素として浮かび上がる「オペレーション」
この戦い方を成すために必要になる要素として「オペレーション」が浮かび上がってきます。
※ここではオペレーションを「経営戦略を実現するための実行方法」と広く捉えています。
Algoageでオペレーションを磨き上げることは、以下の能力の向上を意味するだろう、と考えています。
①ビジネスアジリティ
変化に際して素早く事業や組織を変化させ、環境に適応していくための組織能力。
「意思決定の未来」という広い市場のビジネスチャンスを掴むために、市場の動向や顧客の声を戦略・実行に素早く反映させる組織を作っていく必要があります。
ここを競争優位になるまで磨くことで、DMM直下ならではの戦い方を最高効率で実現できます。
②グロースの再現性やスピード
事業創造会社として複数の事業のグロースを目指すからこそ、その再現性やスピードにはこだわりたいです。
グロースの共通イシューである「オペレーション」を最速で確実に形作ることが重要になります。
③スケーラビリティ
スケールのために大胆な投資をするからこそ、組織の人数拡大のスピードが大きくなります。
この環境では非効率なオペレーションがもたらす負のインパクトも大きく、1人あたりの生産性も下がってしまいます。
「全員、リーダー。」のValueのもとに未来に向かって切り拓く意欲を持った優秀な人達が集まっているのに、非効率なオペレーションがブレーキになっていることは非常にもったいないです。
Algoageに集まる皆がいきいきと働き、最大のパフォーマンスを出せる環境を作っていきたい。Ops部門設立時の元の想いは変わっていません。
また、最近のトレンドにも目を向けると、やはり生成AIは無視できません。
色んな便利で革新的なツールが出てくる時代になっていて、これらを取り入れることによるインパクトが良い意味で不確実だと思っています。過小評価せずに色んなツールを試すミーハーさも大事になってきそうです。
いかにスピーディに、ツールや人を組み合わせてオペレーションモデルを構築・改善するか、も重要な能力になるでしょう。
…何より、新しい技術に触れるのって楽しいですよね笑。そこの可能性が広がっていて、面白さも増してきています。
まとめると、Algoageはテック企業として、かつ唯一無二の事業創造会社としての自負を持つからこそ、オペレーショナル・エクセレンスにこだわっていくべきです。
AlgoageのBizOpsが目指すべきは、オペレーションのノウハウ・専門性を武器に事業の拡大を牽引するプロ集団。
「ノウハウ・専門性」の要素はいくつかあるので、そのピースはこれから集めていかないといけないです。
(また、このピースの集め方・使い方に再現性があることをBizOpsという職種の台頭が示してくれている気がします。色んなポジションを転々としてきた私の長期のキャリアビジョンも見えてきたのでは。BizOpsという職種をこれからも研究していきたいですね。)
ほぼゼロからのスタート。まず何をしていくのか
さて、AlgoageのBizOpsとして何を目指すべきか、長期の展望は自分の中で整理できてきました。
次は、ミッションをシャープにし、実現プランにまで落とし込んでいく必要があります。
…が、このnote執筆時点での経過はここまでです。ミッションはまだ考え中。(これからChatGPTと壁打ちしようかな笑)
また、こうした長期の展望を描くだけでなく、今の重要課題と接続する必要もあります。
足元では、今の事業でのオペレーション課題は複数顕在化していますし、やはりその根本解決の手を打ちたいです。
この足元の課題にも大変さと面白さがあるのですが、語りだすと記事が長くなってしまうので、読者の方と仲良くなった時にぜひお話したいです。笑
まとめ:今のAlgoageだからこそ、BizOpsが面白い!
今から、AlgoageはBizOpsのスタートラインに立ちます。
新しい職種・組織の幕開けに立ち会えるワクワク感を感じています。
また、BizOpsは私の根底にある想いを実現するための答えにも見えていて、この意味でもすごくワクワクしています。
ただ、やることは一杯。実力はまだまだ。まさに挑戦です。
ここまで書いてみて改めて「BizOpsの話、もっと色んな人としてみたい!」と思いました!
こういった形で募集もしていますので、AlgoageでのBizOpsに少しでも興味を持った方は、ぜひお声がけください!!
個人的に仲良くなるでも大歓迎です!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事を読んで、Algoageって面白そうだな、と感じた方は、是非こちらの記事もご覧ください。
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