職場の介護施設に尽くしたいという考え方について【失敗談、バーンアウト】
こんにちは、アルゴです。
noteも一年半くらいやりましたけど、書くほうだけじゃなくて、他の方の記事を読むのも楽しみにしているのです。
私は他にブログありますけれども、いつの間にか逆転して完全にこっちのnoteがメインになってます。
とくに『介護』『福祉』系のnote記事を読んでいると、私以上に『介護』『福祉』に対しての気持ちが強い人がたくさんいて、とても感化されます。
様々な苦労、経験をされた人もいて、「私なんかまだまだだな」…と気持ちが引き締まる思いです。
私は一度、『介護』への情熱を失いました
私は今年の春、勤めていた特養ホームを退職したのですが、『介護』の仕事に対するやりがい、思いは過去よりも高まっています。施設退職後の休養・充電期間を得たことで、一層思いが強くなったという感じでしょうか。
ただ・・・・
突っ走りすぎること、仕事への情熱が多すぎることの怖さを思い知りました。
私は十数年間、在宅介護の仕事だったり、ケアマネ業務、相談員業務などを経験しました。いずれも、求められている以上に120%の結果を残そうと、どんな業務にも手を抜かず、常に全力投球をしてきました。
「もっと上にのしあがってやる!」
「お年寄りの人気ナンバーワン接客の介護士になってやる!」
こんなことを思いながら、泥臭いことをずっと続けていました。
結果・・・
燃え尽きました。(笑
バーンアウトです。
月50時間以上の残業(うちサービス残業がほとんど)と、月8〜9回の夜勤、人手不足からのボランティア休日出勤・・・
こういうものが当たり前になってしまい、カラダが先に駄目になってしまいました。その後に何もかもやる気が無くなってしまったのです。
「( ゚д゚)何でいち介護施設のために、自分のプライベートを犠牲にしなきゃいけないんだろう…」
「( ゚д゚)何でこんなに頑張っているのに、ホーム長や上司から嫌がらせを受けるんだろう…」
十数年間の思いは一気に消え、自分自身も消えてしまいたいくらいの気持ちでした。
その後、長期休養をとることになり、一人旅をしていろいろ仕事から離れる機会があったのが幸いでした。
あれだけの激務で睡眠時間もロクにとれなかったというのに、一周まわって、介護の仕事じたいは好きなんだという結論に至りました。
1月くらいに出していた退職届も施設とモメた上やっと受理され、その後フリーとして活動していくことにしました。
私はこれからも介護の仕事頑張るけれど…自分の心身優先でやります
冒頭にも書きましたが、皆さんのnote記事を見てると、本当に介護・福祉・医療にまじめに、明るい未来を描きながら働いているんだなと感じます。
でも、そんな皆さんへ
「仕事よりも何よりも、ご自身の心身を大切にしてください」
と言いたいです。
「おいおい、お前がそんなこと言える立場かよ」
って思われるかもしれませんが、
一度バーンアウトを経験したから言えるのかもしれません。
皆さんのnote記事を見ていてショックを受けるのは・・・
「介護の仕事を今日辞めました😁
明日から違う世界で生きていきます!」
・・・というような文面で、けっこうよく見ます。
誰がどんな仕事をしようとも、その方の自由なのですから、私がどうこう言えることではありません。
ですが同じ介護人として、この暗い介護業界の現状を変えようと創意工夫していた同志が介護の世界からいなくなってしまうことは、私にとってかなりショックな出来事なのです。
けっこう心が折れます。
仕事に対する情熱があるのは素晴らしいことですが、どこかで自分自身を犠牲にするような働き方は、ふとした瞬間にはねっ返しがきます。
私は幸運なことに、モチベーションを回復できましたが、そのままうつ病になってしまったり、職務復帰できなくなるケースだってあります。
私自身ができることは、自分の過去の反省を活かしながらも、楽しくその人らしく働くことができるよう、役に立つ記事を書き続けることです。
同じ介護人として、仕事への意欲を失ってしまうような人をたった一人でも減らしたいです。
かくいう私も新しいスタートを切ったばかり。
道はまだ長そうです。
サポートですか・・・。人にお願いするまえに、自分が常に努力しなくては。