アルフレッド巡礼記 4日目その1: Wallingford (と「ボートの三人男」)
まんがアルフレッド大王聖地巡礼記、4日目。
アルフレッド王の生誕の地ウォンティジ (Wantage) を後にして、王都ウィンチェスター (Winchester) に向かいます。
途中、ウィンチェスターと並ぶアングロ・サクソン時代の城塞都市のひとつ、ウォリンフォード (Wallingford) にチラっと寄ります。
【2022/2/3 追記:「ボートの三人男」内の言及】
【2022/6/25修正:4-9ページ差し替え】
※毎度ながら非常に曖昧な記憶を掘り出しつつ描いておりますので、記憶違い・勘違いなど多々あります。ご了承ください。
◆本編
※左→右にお読みください。
「アサシンクリード ヴァルハラ」はPS4/5、XBox、PC (Windows) 用のソフトウェアを購入・プレイできます。
▶ウォリンフォードのウェブサイト(英語)
▶ イギリスの鉄道総合時刻表サイト「National Rail Enquiries」
▶ 「Greggs」とコーンウォールの戦いの模様の例。
※ Greggsで売っていた「パスティ」が伝統的なコーニッシュ・パスティと異なるため、EUから警告を受けて (中略) 一時はコーンウォールから撤退→再度出店するも閉店→更に「再上陸」(2021)に対して一部の地元民が「全面戦争だ」と反発 (歓迎する向きもあり)、という流れらしい。
▶ St Mary-le-More教会と St Leonard's 教会のウェブサイト
▶ 旧レディング駅舎のパブ「The Three Guineas」の「歴史」ページ
▶ 図書館にあった本「Blood of the Vikings」はBBCのドキュメンタリーの連動本でした。参考: Wikipedia (英語)(大きな声では言えませんが、ネットで探すと一部観られるかも...。)
今回はここまで。
このほかにマーケットプレイス近くのスーパー (Waitrose) に入った記憶がありますが、無理を言ってキャリーケースを預かっていただいていたのもあり、予定外の滞在地だったのでウィンチェスターに早く行きたかったのもあり、あまり滞在せずに離脱したのでした。
もっとちゃんと調べていけばよかったですが、この時はあくまで「アルフレッド王の戦い」「アルフレッド王の勝利」をベースにした巡礼だったので、色々と興味や知識の幅が狭かったですね...。
◆余談:「アッシュダウンの戦い」の場所
あと、アルフレッドが王弟時代に活躍 (?) した「アッシュダウンの戦い」の場所「アッシュダウン」は、ウォンティジの博物館の展示では「アフィントンの白馬」のあるあたりの丘陵地 (ウォンティジの西) を想定していたようですが、他にも、このウォリンフォードをテムズ川に沿って南に行ったMoulsford あたりの西の丘陵地、という説もあるようです。
▼位置関係参考(ざっくり)
▼ウォンティジの Vale & Downland Museumの展示 (2011年)。
◆その他の写真
▼聖レオナルド教会 (St Leonard's Church)、遠景と墓石。
▼教会のネコチャン
▼上記の聖ピーター教会 (St Peter's Church) の写真、全景
▼ウォリンフォード橋 (Wallingford Bridge) のたもとにはウォリンフォード城の船着き場があったらしい。現在は左上にパブ「Boat House」とビアガーデンがある。
▼ ウォリンフォード城址公園 (Castle Gardens) あれこれ。
入場無料ですが夜間閉園。
ここは犬の散歩、球技、音楽等は禁止で「Bull Croft か Kinecroft へ行け」と書いてありました (漫画内の看板参照)。
▼「聖ニコラウス教会/カレッジ (St Nicholas's Church/College)」跡、拡大用。
▼ 城の中心部 (写ってませんが、小高い) の西にあった通路。何かの跡かと思って撮ったと思いますが、ただの新しい通路っぽい。
▼「ブル・クロフト公園」あれこれ。 (Bull Croft =雄牛の牧場)。
奥の方はサクソン時代の街壁があったはず。
▼ 「カインクロフト(Kinecroft)公園」(Kine Croft=牛の牧場) あれこれ。
まんがの写真の全景など。
▼横にパブがあった
▼ゴミ箱。
◆余談:「ボートの三人男」とウォリンフォードその他
ジェローム K. ジェロームの古典ユーモア小説「ボートの三人男」(Three Men in a Boat, 1889) について、お恥ずかしながら浅学にしてようやく最近ツイッターのフォロワーさん経由で知ったのですが、
テムズ川沿いの観光・歴史案内的要素が多いので、必然的にウォリンフォードやレディングも描かれています。
また、アルフレッド王ブームの頃に書かれた本のご多聞に漏れず、大王についての言及もあったので、簡単にメモを追記しておきます。
▼アルフレッド王時代の城塞化に言及した部分。
◆原書はProject Gutenbergなど。
▶Three Men in a Boat, by Jerome K. Jerome
◆和訳は各社から出ていますが、
国立国会図書館デジタルコレクションにある古い版も興味深いので、メモ兼参考リンク。
▶「のらくら三人男」 (明治44/1911年、内外出版協会)
ジローム・ケー・ジローム( "ゼローム・ケ・ゼローム先生")著、浦瀬白雨・訳 (一部ページ欠落あり)
▶上記の新装版:「ボートの三人男」 (昭和16/1941年、岩波文庫)
”ジロゥム・K・ジロゥム先生” 著、浦瀬白雨・訳
▼映像化も複数ありますが、1975年BBC版 (トム・カリー主演) から、ウォリンフォードの場面。
小説と違い一瞬通過するだけですが、やっぱりウォリンフォード橋と聖ピーター教会がランドマークなんだなぁ、と感慨深いです。
▼レディングについての一節。エセルレッド兄王と王弟アルフレッドのレディング~アッシュダウン戦についての言及部分。可笑しい。
以上です。次は王都ウィンチェスターへ。
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