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2泊3日で伊勢神宮参拝(2日め)外宮と別宮参拝と美術館

今回は2日目、外宮→伊勢市内の別宮&美術館→瀧原宮です

2泊3日お伊勢参りスケジュール
1日め 名古屋駅→二見浦→伊雑宮→伊勢市駅
2日め 外宮→伊勢市内の別宮&美術館など→瀧原宮
3日め 内宮→おはらい町→猿田彦神社→朝熊山金剛證寺

外宮と倭姫宮周辺
外宮から瀧原宮


1日め(前回)

2日めは外宮参拝から

外宮の正宮である豊受大神宮には豊受大御神(とようけのおおみかみ)が祀られます。天照大御神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)です。
天照大御神が雄略天皇の夢で告げ、丹後から伊勢の地に呼ばれました。

正宮の板垣南御門(撮影はその手前までOK)
一般参拝はさらに内側の外玉垣南御門の前まで進めます
特別参拝は手続きのうえ正装にてさらに内側の中重鳥居前まですすめます
古殿地は次の遷宮に向けた新御敷地(しんみしきち)となります


第一別宮・多賀宮(たかのみや)

豊受大御神の「荒御魂(あらみたま)」をお祀りします

第一別宮である多賀宮には鳥居がありません。正宮と一体だと考えられているからです。

別宮・土宮(つちのみや)

古くから鎮守する大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)は地主神様です
そのためか別宮で唯一東向きです

別宮・風宮(かぜのみや)

風雨を司る級長津彦命(しなつひこのみこと)、級長戸辺命(しなつとべのみこと)をお祀りしています 古い時代には風雨が農作物や漁に影響しないように祈ることが多かったのでしょう

外宮神域

火除橋を渡ると神域に入ります
左側通行になっています
手水舎でお清めをします
平清盛が参向した時に冠に触れた枝を伐らせたと伝わる「清盛楠」
説明板などはありません
せんぐう館(有料施設)
実物大の御正殿の模型や外宮の殿舎を配した模型などがあります
お参りの前に見学するとより理解が深くなります
第一鳥居に向かいます
榊が立つ場所は、四至神(みやのめぐりのかみ)、外宮の神域の守り神です
後方の九丈殿、五丈殿はお祭りが雨天の時に使用されます
三ツ石
儀式を行う河原祓所
一枚岩の橋は「亀石」とよばれている
何となく亀っぽい
忌火屋殿は、記録によれば1,600年間毎日の神饌の調理を行う神様の台所
忌火とは「清浄な火」という意味です

* * * *

別宮・月夜見宮(つきよみのみや)

外宮の別宮で、外宮北御門から月夜見宮までの真っ直ぐな道「神路通り」を進みます。
月夜見尊(つきよみのみこと)と月夜見尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)をひとつの社殿にお祀りしています。

天照大御神の弟神であり、月読宮(内宮の別宮)と同じです

別宮・月読宮(つきよみのみや)

内宮の別宮で、四別宮あってあわせて月読宮と呼ばれます。
・月読宮(つきよみのみや)
・月読荒御魂宮(つきうおみあらたまのみや)
・伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)
・伊佐奈弥宮(いざなみのみや)

内宮域から離れているためか静寂な雰囲気です
お参りする順番が書いてあります
葭原神社(あしはらじんじゃ)は内宮が御鎮座する前から
この土地を守ってきた神様です

* * * *

朝食

外宮は朝5時から開門します。
朝食は早朝参拝の後か前か、いずれにしても朝7:30開店の人気店へ行き、朝かゆを頂きました。
外宮に坐す豊受大御神にちなんだメニューです。

朝7:30に開店します
御饌の朝かゆ(あわび)
こちらの店頭には《柄杓童子》薮内左斗司作がありました

* * * *

別宮(倭姫宮)

倭姫宮周辺は「倭姫文化の森」といい、美術館などがあります。
広い無料駐車場があり、バス停もありますが飲食店はほとんどありません。

天照大御神の「御杖代」として巡った倭姫命を祀っています
大正時代に鎮座された最も新しい別宮です

神宮美術館

第62回神宮式年遷宮(1993年)時に開館しました
大江宏設計

神宮徴古館・神宮農業館

神宮徴古館は1909年(明治42)に完成した日本最古の私立の総合博物館
片山東熊設計ですが戦災に遭い壁面を残して戦後2階建に改修されました
神宮農業館は1891年(明治24)開館
平等院鳳凰堂をイメージしたもので、片山東熊の珍しい木造建築です

* * * *

ランチタイム

「倭姫文化の森」周辺は食事する場所が少ないので、五十鈴川駅前のカフェを利用しました。

ORANGER CAFE wood 
ガーデンサラダ(単品)

* * * *

伊勢市内から高速道路を使い片道約40分のドライブ

別宮・瀧原宮(たきはらのみや)と瀧原並宮(たきはらのならびのみや)

皇大神宮が現在地に落ち着く前の元伊勢で「遥宮(とおのみや)」として崇敬を受ける2つの別宮です。
両社とも天照大御神御魂をお祀りします。
伊勢の神宮と熊野大社を結ぶ熊野古道伊勢路が脇を通っています。

熊野古道伊勢路沿いにあります
瀧原宮の参道
瀧原並宮(左)と瀧原宮(右)
境内には若宮神社と長由助神社(ながゆけ神社)も祀られています
若宮神社は天水分神(あめのみくまりのかみ)という伝説があるが、
ともに御祭神がつまびらかでないという

夕食

伊勢市内に戻り宇治山田駅前の老舗割烹店で晩酌的メニューを頂きました。

まずは乾杯
2日続けて伊勢海老など

宇治山田駅から伊勢駅前界隈

ほろ酔いで歩いてお宿へ戻りました。

宇治山田駅は1931年(昭和6)開業した当時の駅舎
宇治山田駅前にある明倫商店街、現在はほぼシャッター街
大投手澤村榮治の生まれたまち
生家跡の碑がありました
こちらの伊勢市駅前アーケード街は約50メートル
いい雰囲気でした

2日めも夜更かしはせず早く休みます
明日はいよいよ内宮へ

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