「うまくなくても、口に出すこと」
おはようございます。
茶道と華道に興じました。
茶道では、お茶とともにお菓子をいただくのですが、
お菓子をいただくときに、時季にあった言葉をつむぎます。
「なんでもいいんです。うまくなくても、口に出してみましょう」
「いざというときにではなく、普段から」
男性の師は、やさしくコメントされていました。
▽気付きから発語まで
気付き・想いから、発語するまでの障壁を低くする。
その障壁が低くなったときに、自分の考えに相応しい言葉にいきつく。
原稿や英語などの語学、戦略的コミュニケーションも同じ。
なにかのきっかけ、種をまかなければ花はさかない。
▽子どもとの雑談
家庭のこどもとのコミュニケーションでは、できるだけ自分の思いを自分の言葉で吐露できるようにきっかけをつくっています。
自ら発することが難しいときは、周囲との共存、まわりの状態、自分の状態を言語にして確認すると雑談ができる余地が生まれます。
▽取材の工夫
「きょうは温かいですね」
「きょうはネクタイなんですね」
「きのうわたしは早く寝ました」
対人取材で気を付けていることは、聞きたいことを最初からえぐりにいかないこと。
聞きたいことを発する道を相手側につくり、そのルートを通じ出やすくしてもらうことです。
えぐられて話したあとは、えぐられた痕跡が相手の中にのこります。
また、えぐられようとしていることにより、あいての心が閉じることがあります。
駆け引きではまっすぐ聞くときも必要です。
永続性のあるコミュニケーションをしたい相手とは、相手との情報のルートを構築した方が賢明だと思っています。