有休消化期間に車中泊で北海道旅行した話⑧
ダラダラと続きです。
宗谷岬に向けて国道239号線から日本海オロロンラインへ合流し、左手に日本海を臨みながら北上します。
初野生のエゾシカ観測
気温も25℃前後と7月末としては内地ではありえない快適さでドライブが捗っていたところ、前を走るバスが停車。
こんなところで渋滞なんてあるのか?と思っていると、なんと鹿が道を塞いているではないか!
残念ながら写真はないが、北海道で野生の鹿を初めて見たので感動した。
バスはクラクションを鳴らして鹿を追い払うと、側道の草むらへ鹿は消えていった。
海沿いで近くに山林もない場所での鹿との遭遇は意外だった。
さらにクルマを進めると左手に宗谷本線が並行してきた。クルマは順調に進み、昼頃には宗谷岬に着きそうなので、そろそろ休憩をしたいと思っていたところでサロベツ湿原センターの案内板を目にしたので、寄り道してみることに。
サロベツ湿原センターへ訪問
サロベツ湿原はラムサール条約登録地で、日本唯一の高層湿原とのことです。
詳細はHPで。http://sarobetsu.or.jp/swc/
現地は戦後の失業対策で泥炭と呼ばれる燃料を採掘していた現場を自然状態に復元したそうだ。
泥炭産業館も併設されているので、ここも社会勉強で訪れると良いです。
ありがたいことに、入場無料なので館内展示の見学と湿原の遊歩道を散策することに。
ウッドデッキのような遊歩道が湿原の中に設置されており、15分あれば1周できそうになっている。
長時間ドライブでは腰痛対策で運動も大事なので、ここでお散歩することにはそういう意味もある。
季節により植物も色々と変化があるようで、年に何回来ても楽しめそうだ。
遊歩道の後半には撮影スポットがあり、利尻山をバックに記念写真を撮ることができる。
利尻山は標高1700mくらいの山だそうだが、その形から利尻富士と呼ばれているそうだ。
地平線が見えるような草原を歩く遊歩道は非日常感があり、天気も最高だったので良い気分転換となった。
館内に戻ると色んな展示品がある。
これまた写真がなくて残念だが、エゾウサギやエゾリスの剥製があり北海道の動物を剥製ではあるが見ることができた。
げっ歯目が好きなので、かわいいエゾリスやエゾウサギを見れて良かったが、できれば生きてる状態で見たかった。
隣接する泥炭産業館も訪問。
泥炭の生産工程と設備や泥炭そのものが見て触れる。
泥炭は湿原に沈んだを植物の根っこなどを乾燥させたもので、2000年ころまで採掘していたそうだ。
自然由来の燃料なので、再生可能エネルギーとして再注目されることがもしかしたらあるかもしれない。
サロベツ湿原センターを後にし、宗谷岬へ向かう途中の建物(役場?)に核のゴミを受け入れる意思がないとの表明する文言が。
旭川以北の日本海側を走ってきたが、素晴らしい景色があるが産業は農業以外になさそうだった。
人口、補助金など色んな問題があるだろうが、不意にこの街の抱える不政治問題に直面し考えさせられた。
そして国道40号を北上するのであった。
今日はここまで。
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