【読書感想文】漫才過剰考察の話
令和ロマンの高比良くるまくんの本!
昨日発売で今日買って早速読みました!
いや〜おもしろかった!
以下勢いのままの感想です!
ほぼネタバレなし!
私別にコアなお笑いファンとかではなくて、劇場も二、三回しか行ったこと無いし、令和ロマン自体も生で見たことないようなライト層なんですが。
単純に読書感想文、残したくなりました。
(読んだ人はなんとなく気持ちわかってくれそう)
お笑いの界隈ではない、少し外れたところから見てると、お笑いファンってちょっと怖いんですよね。
でもこの本読んでる人で、私の読書感想文に辿り着く人はそういうメタ的なこと理解してそうで、何書いても怒られなさそうだなと信じています。。
自分は、お笑いそのものというより、ペラペラ話が無限にできるタイプの人が大好きなんですよね。
だから、令和ロマンのYouTubeで芸人の解説とかしてる動画を生活のBGMにしている。
こういうやつ。
この本はまさにM-1の解説動画をそのまま活字化したような、漫才に対する考察がつめこまれた本でした。
ずーーーっと芸人の固有名詞が出てきます。
M-1決勝は一応毎年テレビで観てるけど、別に何度も見たりしてないし、優勝してない組であんまり売れなかった人たちは正直名前を言われてもピンとこなかったり。
わかんないコンビ名をスマホで調べつつ、顔見て「あ〜この人たちか、たしかにそんな感じだったな」って思いながら読みました。
そういう点では、当たり前だけど、お笑い芸人好きの人の方が面白く読めると思います。
全編くるまくんの声で脳内再生余裕〜って感じで、いちいち小ボケが挟まっているところにニヤニヤしながら読みました。
途中休憩を挟みつつ、3時間くらいで読み切りました。
一人称が「令和ロマンくん」なのも、地味にジワリましたね。
ゴールデンコンビの予告?解説動画でもおんなじようなこと言ってましたけど、いつも他人事なのが面白い。
わたしは令和ロマンより3.4歳年下ですが、ほぼ同世代だと思っています。
小さい頃テレビを観ていたけど、今はテレビは見ないで、インターネットがむしろ中心の生活。
今10代のアルファ世代ほどの超若者ではないけど、デジタルネイティブで、ネットミーム大好きなこちらとしては、まさに!思ってることを言ってくれる!そんな気持ちで見ています。
くるまくんの言語化力って、気持ちいいんですよね。Twitterで映画の感想を漁っている時に、解像度高くレポを書いてる人がバズって上位に表示されて、それを読んで「私と同じこと言ってる!」っていいねする、そんな感覚になります。
だから『漫才過剰考察』の感想は、気持ち良い!でした。笑
あと、これ今!読んだ方がいいです。
気になってるから積読しておいて後で読もう〜みたいな類いのものとは明確に違います。
もちろん、M-12024出るって言ってて、まだ結果がわからない状態だからリアルタイム性があるという意味でもあるし。
地面師ネタがまだ面白い今!この瞬間に読まないと面白く無くなっちゃう部分がある、みたいなこともあります。
VIVANTネタも去年はおもしろかったけど今言われても忘れちゃってて何?みたいになっちゃうし。鮮度大事。
一番最後に、くるまと霜降り明星の粗品の対談があったんですけど、想像してた3倍ボリュームあって嬉しかった。3段組だし。
あんまり粗品のことよくわかってなかったけど、(粗品が喋ってるコンテンツ見ないから)なんかこの人天才なんだなって納得感ありました。
同時に、同じくらい天才のくるまくんが、終始粗品に対して怯えてたのが面白かったです。
(粗品が各方面で活躍しすぎていることへの恐怖?の話)
おわりに、の文章に「お疲れ様でした。僕も疲れました。」って書いてありましたけど、ちゃんと私も疲れました。
でも心地よい疲労感。面白かったです!
読書感想文、おしまい!
(いつもと違ってですます調に引っ張られました)