自己と世界の調和と循環

自律

自分自身を把握する、精神の核心という形をとる洞察力。凡てを自己として捉え、概念化し、潜在的なものを顕在化させる営み。

対し、神の国の信仰と対峙する洞察力は啓蒙思想であり、疎外の完全体。

実用性と自身の信仰により現実の権威は無効化され、自由を得る。そこで必要となるのが社会性。


社会性

社会における自己意識にとっての価値。法の下の平等、精神を欠く法の普遍性は性格上そのままに受け入れることで成立、正統と認知される。

対し道徳は、共同体にとって相応しい存在であることにより平等とされる。


教養

ここで個人に価値と現実性をもたらすのが、共同体を成り立たせる本質的な要素である教養。


自律した自己に必要な社会性と教養は、循環し運動し続けることで成り立ち、完成形はない。自律し教養を得ることで自己と自由を得、自由に活動し自己の価値を高める為に社会性を得、社会性を保ち自己価値を高める為、教養を深める。


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