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花相の読書紀行№.106『探偵は教室にいない』
青春ミステリー、四つの物語。
【探偵は教室にいない】/川澄 浩平
<あらすじ>
札幌の中学校に通う少女・真史が日々のなかで出会う、ささやかだけど、とても大切な謎。少年少女が新たな扉を開く瞬間を切り取った四つの物語。
第二十八回鮎川哲也賞受賞作。
わたし、海砂真史(うみすなまふみ)には、ちょっと変わった幼馴染みがいる。幼稚園の頃から妙に大人びていて頭の切れる子供だった彼とは、別々の小学校にはいって以来、長いこと会っていなかった。変わった子だと思っていたけど、中学生になってからは、どういう理由からか学校にもあまり行っていないらしい。しかし、ある日わたしの許に届いた差出人不明のラブレターをめぐって、わたしと彼――鳥飼歩(とりかいあゆむ)は、九年ぶりに再会を果たす。
日々のなかで出会うささやかな謎を通して、少年少女が新たな扉を開く瞬間を切り取った四つの物語。
青春ミステリの新たな書き手の登場に、選考委員が満場一致で推した第二十八回鮎川哲也賞受賞作。
目次
・第一話の前に
・第一話 Love lettyer from…
・第二話 ピアニストは蚊帳の外
・第三話 バースディ
・第四話 家出少女
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★感想
北海道に住む中学を舞台にした4編の学園ミステリー。
青春に一歩踏み出した14歳の登場人物たちが、何だかくすぐったい!
ちょっと胸キュンのほのぼのストーリーは、心癒し系かも。
作中に出てくるスイーツも楽しめた要因の一つです。
読み終わって、米澤穂信の「氷菓」「期間限定いちごタルト事件」を思い出しちゃいました。
是非、読んでみて下さい。