花相の読書紀行№.92『金春屋ゴメス』
鎖国状態の近未来の日本に蠢く悪を裁く!
【金春屋ゴメス】/西條 加菜
<あらすじ>
近未来の日本に、鎖国状態の「江戸国」が出現。競争率三百倍の難関を潜り抜け、入国を許可された大学二年生の辰次郎。身請け先は、身の丈六尺六寸、目方四十六貫、極悪非道、無慈悲で鳴らした「金春屋ゴメス」こと長崎奉行馬込播磨守だった!
ゴメスに致死率100%の流行病「鬼赤痢」の正体を突き止めることを命じられた辰次郎は――。「日本ファンタジーノベル大賞」大賞受賞作。
★感想
本の帯も見ずに読み始め、“あら、任侠話?”と思いきや、とんでもないストーリーでした。
気がついたら一気読み!!
もう面白くて、やめられない止まらない‥‥かっぱえびせんの宣伝並みのストーリーは、近未来なのに時代劇?ファンタジー。(ちょっと古過ぎ(^▽^;))
主人公“金春屋ゴメス”こと長崎奉行馬込播磨守の破天荒な設定と、どんな難事件も悪党も超ド級の腕力で片付けてしまいます。
小説苦手な人でも、きっとこれならOKだと思います。
めちゃくちゃ楽しかったです。
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