ルカツィテリ
こんにちは。世界12ヶ国のワインを扱うインポーター【アルコトレード】です！
ただ今定期的に【ブドウ品種】をテーマにご紹介しています！
本日の品種は【ルカツィテリ (Rkatsiteli)】
聞き慣れないこのブドウは、8000年以上の長い歴史を持つワイン発祥の国、「ジョージア」の古くから伝わる土着品種の白ブドウ。
ルカツィテリとはジョージアの言葉で「赤い茎」の意味で、果皮が厚く晩熟で厳しい冬にも耐える事ができます。
カヘティ地方やカルトリ地方などの東南部を中心に、現在は全土で広く栽培されています。
実はなんと、525種類もあると言われているジョージアの全品種の中で最も多く栽培されている品種です。
ジョージアはヨーロッパとアジアの境にあるコーカサス地方にあるので、他の国ではアルメニア、ウクライナ、ブルガリア、ルーマニアと言った東欧や西アジア、そしてロシアや中国等でも栽培されています。
ジョージアワインがクレオパトラや楊貴妃までにも愛されていたと言われるのも納得ですね！
ちなみに、エジプトの地で味わいに癒されながら涙して飲んでいたという言い伝えから「クレオパトラの涙」とも呼ばれているんですよ！
主に辛口スティルワインが造られますが、他の品種とブレンドされたり、時に酒精強化ワインにもなります。
醸造方法は近代的なヨーロッパスタイル、もしくは伝統的なクヴェヴリを用いた醸造です。
ヨーロッパ的な醸造スタイルでは、柑橘や林檎、花梨などの木なり果実の香りを主体に、フレッシュでクリーンな印象。
伝統的な醸造スタイルでは、クヴェヴリという卵型の素焼きの壺（甕）で醸造されます。
果汁と果皮だけでなく、茎や種もクヴェヴリの中で一緒に発酵させ醸しすため、できあがるワインはかなり色調が濃くなり「オレンジワイン」や「アンバーワイン」と呼ばれます。
杏やマンダリンオレンジ、オリエンタルスパイスや茶葉を思わせる複雑な香りもあり、ボディーのあるしっかりとした味わいになります。
更に地中に埋め熟成させるため、ほのかなタンニンを感じるものもあり、その複雑な味わいはジョージアの伝統的な料理だけなく、アジア料理やエスニック料理など様々な料理のペアリングで近年人気です！
赤ワインでもない、白ワインでもない、ロゼワインでもないワイン！
グラスや温度でも印象が変わります！
少し枯れた印象があるものも多いので、秋の夜長におススメです！
アルコトレードが輸入しているカヘティ地方のクヴェヴリを用いたルカツィテリのワインを紹介いたします♪
Teliani Valley
テリアニ・ヴァレー
1997年 設立
面積：500ha
生産量：700万本
テリアニ・ヴァレーは14世紀にロシア皇帝の兄弟が設立したワイナリー。数世紀に渡り皇帝一族のワインを造り続けていました。その上質な味わいが一族の中で評判となったことで、当時無名だったカヘティ地方は1890年代に一躍有名となり、現在もジョージア屈指のワイナリーの地位を守っています。北部の大コーカサス山脈から吹き下ろす冷気が恩恵をもたらすカヘティ地方に位置するワイナリーで造られるGLEKHURIシリーズは丁寧に育てた土着品種をクヴェヴリで醸すジョージアの伝統的製法を用いた上位ライン(年間7万本）です。
Rkatsiteli Qvevri
ルカツィテリ クヴェヴリ
アルコール 13%
味わい 辛口
ライトボディ
品種 ルカツィテリ
伝統的な醸造法で、葡萄は種 と果皮とともに4月の中旬まで 7-8ヶ月間クヴェヴリで醗酵。
その後種と果皮を取り除き11 月上旬まで熟成。
オレンジ（アンバー）ワイン。スパイス、ドライフラワー、トーストしたパンの香り。
生き生きとしたタンニンとほのかにダージリンのニュアンスが心地よい。
マリアージュ ボイルドビーフ、魚や鶏のロースト料理、伝統的ジョージア料理やスパイスやハーブの利いたエスニックフード。
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