フランス語についての10の覚え書き
世界の言葉あれこれ、その8です。毎週木曜日更新ですよ。
1. フランス語をちゃんと初めて授業でやったのは中学生の時。もうちょっと真剣にやっても良かったなぁと思ったりもする。家庭教師とかもいたら良かったかなぁとも思う。そういうことができそうな人はそこそこいたはずだし。
2. 時は流れて再びフランス語を授業でやったのは大学4回生の時(いわゆる「第二外国語」はドイツ語でした)。履修したのは「フランス語初級会話」っていう授業で、何よりもびっくりしたのが「会話」の授業なのに「会話をしない/しようとしない」という学生がかなりいたということ。普通の「フランス語入門」とかならわからんでもないけれど(興味なしだけど、単位のために取っている学生とかもいるし)、「会話」なのに喋りたがらないというのは、なかなか理解を超えていた。
3. ちなみに、この授業、卒論とか忙しくなっちゃって最後の方とか全然いけなかったし、かつ、最後の試験もいけなかったんだけど・・・単位はもらえちゃった(笑)。だからってわけじゃないけど、この先生、だいぶ経つんだけど、この前大学のウェブサイト見たら、2020年現在でも、職位が変わってないんだよな・・・それでいいのかしら・・・本人がいいならいいか。
4. ドイツ語を学んでいると、フランス語をやりたくなるというのがあったりしたけれど、逆はなかった気がする。逆の人もいなかった気もする。なぜなんだろう?
5. 仏検(実用フランス語技能検定試験)が、なんと存亡の危機という。そのため、寄付を募っているとのこと。志ある方は、ぜひ。
6. なんだかんだ言っても、フランスは人気あるし、パリも人気ある。今は全然勉強していないけれど(旅行に行ってなんとかなるくらいはできるけど)、またモチベーションを上げるためにも、パリには一年に一回くらいはいきたいものです。スポンサーも募集。
7. 住んでみるなら、パリよりももう少し別の小さい街に住んでみたい。海に近いところに半年、山のエリアに半年、とかそういうのがいいな。ネットがつながればどこでも構わない気もする。
8. フランコフォン/フォランコフォニー(francophone/francophonie)という概念は、いかにもフランス的な発想だなぁと思ったりする。単なる「フランス語圏」ということではなく、なんとなく「フランス語クラブ」的な感じもある(韓国もオブザーバーとして「フランコフォニー国際機関」に加盟しているくらいだし)。
9. フランス語は全世界で1億2,300万人が主要言語として使用し、総話者数は2億人以上。文字以外は必ずしも簡単な言語でもないけれど、結局は「その言語を使って(主に経済的な)メリットがあるかどうか」というのが大きいんだろうな。
10. フランス語やることのメリットの一つは、何よりも「世の中は英語だけが外語ではない」ということを知ることではないかと思っている。あんまり積極的ではないけれどね。
<フランス語といえばこの一冊!>
あまり奇を衒わず、大学の1回生用の教科書ぽいのを出してみました。あー、いかにも大学の教科書だなぁという感じですけれど、日々変わる彼の国を解説する本は新しいのがいいと思います(2020年3月出版)。