今年の栗の渋皮煮、出来上がりました!「利平栗」を、ちょこっと考察
今秋は、茨城県産「利平栗」を使って仕込んでいた「栗の渋皮煮」が、
出来上がりました!
今まで、丹波栗を使っていたので、同じ作業をしていても、その違いを感じ、これもまた、面白く、楽しかったです。
作業中、感じた私の印象を書き留めておきます。
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① 鬼皮(外側の固い皮)が、やや薄い
鬼皮を剥く時、専用の皮剥きバサミ「栗くり坊主」を使うのですが、
今までの感覚・丹波栗の要領で、ハサミ使うと、鬼皮の下の渋皮まで刃を入れてしまい、栗の実が見えてしまうことがありました。
利平栗の鬼皮に慣れるまで、時間が掛かり、かなり渋皮を削ってしまいました。
② 栗の実が、しっかりとしている
渋皮を削ってしまうと、火入れ、調味した時に、煮崩れてしまうかと心配していたのですが、ほとんど、煮崩れた栗がなくて、ビックリ!
これは、かなり予想外でした。
もっと、煮崩れると思っていたので、嬉しい仕上がりとなりました。
でも、固いわけではないのです。
「利平栗の実は、しっかりしている」、この表現がぴったりだと思います。
③ 栗の味が、濃厚
これは、完全に、私の味覚(嗜好)の印象ですが。
今までと同じ糖度で炊き上げても、丹波栗ほどの甘味がつかなくて、
利平栗そのものの味わいが、残るのです。
なので、甘さを、ぐっと前に出したくて、味の対比効果で、塩を少し多めに加えました。
それでも、やっぱり、栗に、甘味がぐっと入らずに、
食べた後に、ほんのりと栗の味が残るのは、利平栗の実がしっかりしているためかも、しれません。
糖度を上げるか迷いましたが、今回は、これで、良し!
出来上がりとしました。
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初めて「利平栗」を使っての渋皮煮作り。
同じ栗でも、産地によって、品質が違うという当たり前のことを、
改めて感じる事ができ、とても有意義でした。
仕上がった渋皮煮は、煮沸消毒したガラス瓶に、煮汁ごと移し、冷蔵庫へ。
しばらく、この秋の味覚を堪能できるのが、楽しみです。
今回の作業を、下記レシピ「栗の渋皮煮をつくりましょう」にも、また反映させて、年々、ブラッシュアップしていきたいと思います。
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