シチリア陶器「デ・シモーネ」
<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.104>
有名なシチリア陶器のひとつ「デ・シモーネ(DESIMONE)」。
食卓周りの陶器を製造しているメーカーで、日本のイタリア料理店でも、
器や水差しとして、装飾として使われています。
イタリア好きの方でしたら、一度は、目にしたことがあるのではないでしょうか。
シチリアのカターニャ(Catania)が本拠地で、各地にもショップがあり、ここラグーサ(Ragusa)でも、お店を発見。
嬉しくなって、入店しました。
沢山の色鮮やかな食器が並んでいて、見ているだけでも、ウキウキします。
どれもこれも、買って帰りたいのは、やまやまでしたが、
それは難しいので、これぞ!と思う4点を、持ち帰ってきました。
まずは、エスプレッソカップ2点。
背は低いですが、大きめの口で、60~70ml 程の容量でしょうか。
大きな向日葵のような黄色い花と、びよ~んと伸びたカラフルな魚が描かれています。
このフォルムも、デザインも、ひと目惚れでした。
コーヒーはもちろん、ディップやソースを入れて、デザートの器として使って、食卓に出すこともできるので、重宝しています。
プレートは、この2点。
どうしても、大好きな海をイメージする絵を選んでしまうのですよね。
特に、手前・左のプレートは、とても気に入っていて、翌年の2014年から、
何度も、教室のメニュー紹介写真で、登場しました。
ただ、このバーニャカウダの撮影をしている途中で、
「パキッ」と音がして、なんだろうと、プレートを見てみると、
ヒビが入ってしまったのです。
決して、熱々の焼き野菜を盛り付けたわけではないのですが、
シチリアから、我が家に来て、1年ちょっと。
お気に入りだっただけに、かなりショックでした…。
よく見ると、プレートの裏には、穴が開いているので、もしかしたら、
壁掛け用プレートだったのかもしれません。
それでも、貴重な一枚です。
それからは、熱を持っていないものを盛り付けて、大事に使っています。
こういう事も、長く料理教室をしてきた歴史の一部と思うと、懐かしく感じる今日この頃です。
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