自分ひとりの身体ではないという感覚
「ストレスって見て見ぬフリするものじゃないんだ…」
アルバの講座である「ヘルスケア&ストレスマネジメント(通称:ヘルスト)」を受講した後で、恥ずかしながらそんなことを考えていました。
私は普段、利用者の方々にストレスに気付きましょう!ストレスを解消しましょう!とお伝えする立場にありますが、自分自身の事をすっかり棚に上げてしまっている状態です。私は昔から結構我慢強く、若白髪になって初めてストレスに気付いた経験もあります…。
ストレスは目に見えにくいので、体に何かあってからでは遅いのにも関わらず、不調が表れるまでなかなか気付くことができません。だからこそ、定期的に解消して、体のメンテナンスを行う必要があります。
しかし、そもそもストレスの解消以前に、何が原因でどれほどストレスを感じているのかを把握できていないことが結構あります。いくら解消しようとしたところで、原因が分からなければ対処できませんし、受け取る量が多いと一向に解決しません。
とはいえ自身のストレスについて知る・気付くというのは骨の折れる作業です。そんなことしなくたって体に鞭を打てば、何とか今は頑張れてしまうわけですね。勤勉であることや耐え忍ぶことは日本人の美徳とされてきましたが、それにも限界があります。その日暮らし的な考え方や生き方をするのであればそれで問題は無いかもしれませんが、長い目で人生を見た時に、逆算してこのままのペースで大丈夫なのかと一度考え直してみることが大切なのかもしれません。