画像生成AIと一緒に過ごした約一年を振り返る 1 midjourneyとcraiyon(2022/7~2022/8)
この記事では、2022/7から2023/10にかけて筆者が画像生成AIとどのように関わってきたかを実際の生成画像や一般的なニュースを交えながら振り返っていきます。主に備忘と活動の紹介のために書いています。長くなりそうなので記事を数本に分割し、この記事では初期にmidjourneyを触っていた頃の話を書きます。
2023年頃にこの記事を読む人には、これをきっかけにアラスカ4世の活動に興味を持ってくれると嬉しいです。数年後にこの記事を読む人には、昔はこんな変な事があったんだなと思ってもらえると嬉しいです。それでは、よろしくお願いします。
midjourneyとの出会い
私が最初に画像生成AIというものに自覚的に触れたのは、2022年の7月にmidjourneyがTwitterでバズっていた時だった。それよりも何年か前(HDDに残っていた画像の更新日時によると2017年か?)に、白黒イラストに自動で着色を行うAIを触った記憶があるが、これはカウントしないものとする。
当時は個人的に創作や人生が完全に煮詰まっていたのもあって、midjourneyにのめり込んで、数日間色々な画像を生成したり、TwitterでAIに関して色々な事を言っている人の情報を追っかけたりしていた。たとえば深津さんとか。
AIが(当時の基準で)クオリティーの高い絵を生成できるという事実は衝撃的だったものの、生成それ自体は数日で一旦飽きてしまった。生成できる画像のバリエーションが限られていたのが大きな原因だったと思う。
・画風(midjourney風の癖のある画像しか生成できない)
・構図(情報量が多くて破綻するような絵は生成できない)
・規制(エロい絵は規制されて生成できない)
・その他(トークン数、i2iやinpaintできない、生成速度など)
などのいくつもの要因により、理想とするようなイラストはこの時点では到底描けなかった。ただ、AIイラストはこの時点では物珍しかったので、twitterに(2023年現在の基準で)低劣な絵をアップロードすると色々な人から反応がもらえ、一定のモチベーションになった。
craiyon
Midjourneyだけでなく、craiyonというDALL-Eベースの画像生成AIも触った。これは無料で使え、生成できる画風の幅も広かったが、midjourneyと比べてアートとしての品質はずっと低かった(2022年7月当時の話です)。
飽きたのでmidjourneyを触るのを一旦やめてゲームか何かで遊んでいるうちに数日経った頃、stable diffusionなるものが公開されるというニュースが飛び込んできた。
この記事に続きます。