鴨肉入りの蕎麦+いなり寿司。
前回のあらすじ(?)。YouTubeに投稿されている動画を見て、無性に鴨肉が食べたくなった僕、九十九悪嵐は、鴨肉が食べられるお店を探していた。すると、安くて美味しいと有名な蕎麦屋で鴨南蛮及び鴨せいろが売られていることに気がつき、食べに行くことを決意する。休日の昼頃、バスに乗り、蕎麦屋に向かうものの、「道路激混み時間」だったため、着いたのは12時近く。出発時間から1時間以上が経過していたため、お腹がかなり空いていた。それが原因か、当初注文予定だった鴨南蛮ではなく、鴨せいろを選んでしまった。鴨南蛮の口だったためショックを受けるものの、出された鴨せいろが猫舌に優しいことに気が付き、さらに食べたいと思っていた鴨肉がめちゃくちゃ美味いと感じ、満足し、次回はトッピング付きで鴨肉入りの蕎麦を注文することにしたのだった……。ちゃんと記事として読みたい人はこちら。
再び休日がやってきた。ちらちらと雪が降っていて、寒いものの、そこまで積もっているわけではないので、蕎麦屋に行くことにした。そう、トッピング付きの鴨肉入りの蕎麦を食いに行くことにしたのである。
トッピングは、タイトルの通り、いなり寿司。ここ最近、無性にいなり寿司が食いたくて仕方なかったので、今回選ばせてもらった。狐は憑いていないと思われる。
前回は12時近くに蕎麦屋の最寄りバス停に着いたため、昼食としてはベストな時間だったが、あまりにも空腹が過ぎたので、もう少し早めに出発することにした。少しだけでもずらして行くと混雑していないんだ、僕の使うバスが通る道路は。
バスに揺られながら、さて今回は鴨南蛮と鴨せいろどちらにしようかと考えた。前回は、鴨南蛮を選ぶつもりが鴨せいろのボタンを押してしまったものの、鴨せいろに魅力に取り憑かれた。ツユも、柚子も、ネギも、鴨肉も、温度も、僕の好みズドンだった。ここで鴨南蛮を注文したら、火傷するんじゃなかろうか。……うん、鴨せいろにしよう。
到着する時間が早ければ、店内も空いている。券売機をじっくりと見ることができる。うん、鴨せいろといなり寿司あるな。鴨せいろといなり寿司の食券を店員さんに渡しつつ「蕎麦でお願いします」と注文する。
しばらくして出来上がった鴨せいろといなり寿司をあらかじめ取っていた席に持っていき、鴨せいろの蕎麦を食べる。あー美味い。寒いからより美味しく感じる。いなり寿司も食おう。2個で100円のいなり寿司。ん、美味い。お揚げジューシー。ぎっしりを超えてぎっちりと詰まってるご飯。合わないわけがない。
はふはふと蕎麦を食べている間、カウンター奥の店員さんの声が聞こえてきた。鴨肉が無いとかなんとか。ちらりとツユに浸されている少し大きめの鴨肉を見る。もしかして僕が注文したから?……聞かなかったことにしよう。
鴨せいろを食べ終え、いなり寿司を食べ終え、満足した僕はそのまま外に出て、次の目的地へと向かうのであった……。